第106話

只、ふざけてからかいついででやった事だ。










『う………ん…………』





寝返りを打った所為で真在子に掛けられている浴衣がはだける。




それに拠って男物のシャツを着ている彼女に気付いた俺は、傍に寄り確かめた。






(慧悟の…だよな……)





浴衣を掛け直そうとした瞬間、横に寝返り浴衣から脚がはみ出る。




そして再び真在子に目を向けると、シャツのボタンが二、三外れて在り其処から白い胸元が覗き出していた。

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