第56話

『なあに?…どうかしたの??』




「フッ…嫌、お前が楽しそうだから。」




『うん!楽しいよ、慧悟さんと朝から一緒に学校行けて……傍にいられるんだもの。』




「…単純な奴。」




そう言うと綾子は再び俺の肩に乗せ、寄りかかった。




こうして見てると本当、綺麗に成った。




幼かった頃の綾子が大人に……





少女から一人の女性へと成長して行く。





そう思うと、時が経つのは早いな………

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