第25話


陽翔が出ていったドアを見つめていると


愁斗「珠ちゃん、珠ちゃん!陽翔が気になるの?」


「い、いや。別に。どこ行くのかなぁって」


稔「(ニコニコ)タバコを吸いに行ったんだよ」

と、パソコンを弄りながら答えてくれる。


別に私も吸っているし、気にしないのに…。


現に、テーブルの上にはどこかの社長室にあるような灰皿がある。


遼馬「ハルはヘビーヘビースモーカーやからなぁ」

ハッハッハーと笑う、関西人。


透はというと、ソファから移動し、テレビゲームに夢中。


ココの人たちは本当に、皆が皆自由人なんだなぁと改めて思った。



「ちょっと探検してきてい?」


愁斗「うんうん、行っておいで。ココの倉庫の中なら問題ないよ」


私は立ち上がってドアへ向かい、部屋から出て辺りを見渡すと、奥には外へ続いてそうなドアを発見。

(あそこかな……)


思い切ってドアを開けて、そちらを覗いてみる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る