第23話


全く…遼馬といい、こいつといい

何故、他人に名前を聞く前に自ら名乗らないんだろう?

私は無言で見つめ返す。


遼馬「ふふっ…あかんあかん、自分から名乗らな。なぁ?」



遼馬と会ったときのことを言っているんだろう…

それを聞いて私は、ん。と頷く。


?「ん?あぁ、ごめんね。僕は中垣 稔(ナカガキ ミノル) 君の1個上で、3年生だよ。よろしくね」


と、インテリメガネ(←悪口w)こと稔。

上辺は優しそうだが、探るような変な目でこちらを見てくる。


?「次!俺!宮永 愁斗(ミヤナガ シュウト)よろしく。珠ちゃん?と同じ2年だよ。クラスは隣だからいつでもおいでね!」


と白いパーカーの男こと、愁斗。

チャラいのかな?嫌悪感しかないな…



?「俺は中垣 透でっす!稔の弟でっす!1年でC組!よろしくっす!」


なんかとても人懐っこい笑顔を向けられる。

稔と正反対だな…まだ真っ直ぐそうな目をしている。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る