第3話 ~大体、校長の話は長い~

(なんで、なんで、なんでここにいるんだよ!!!)


今の心境は、西本が教室に入ってきてからこんな状態の俺である。

中学校で席が隣で仲良くなった後に嘘告白されて、そっから疎遠状態になっていたが、マジですか。

頭がいい学校で有名なのに、どうしてこんな普通の高校にいるだよ、今、目を合わせたくないからうつ伏せになっているんですが。


「おーーーい、起きてるか!」


こんな状態の俺に声をかけてきたやつは一体誰だと思い、うつ伏せ状態を解除して後ろを振り向くと、茶髪で明るい奴が座っていた。


「なんだ、起きているのか。寝てると思っていたんだが」

「いや、正直眠っていたほうがよかったんだが、話しかけられたらさすがに起きるわ」

「なんかスマンな。これを機に前の席やから仲良くしようと思ってな、先に自己紹介するわ、俺の名前は鈴川隼太だ、よろしく!」

「俺の名前は篠原優斗だ、1年よろしくな」


後ろの鈴川に話しかけられ、西村のことを忘れることができたのが俺自身は幸いだと思い、家や中学時代の部活などの話をして仲良くなったと俺は思いたい。


そして、教室の席が埋まってから、入学式が始まる体育館への移動になる。

中学の時も思ったんだが、校長の話は長いよなと隣の鈴川が寝ているの見ながら思っていた時だった。


「続いて、在校生代表、五十嵐雪奈」


そこに立っていたのは、西本と違い可愛いと誰もが思える女性が立っていた。


===============================

少し、修正を入れました。

後、補足ですが、教室内の席は6×6になっており、順番は五十音順です。(これは高校時代の私の教室を参考にしました)

ちなみに、校長の話が長いのも実話で代替10分から15分ぐらいは話していましたね。(くそ長い記憶が・・・)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺の灰色の青春はいつになったら彩るのか? ドラッチ @doragonet

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画