第2話 ~どうしてここにいるんですかね?~
「さてと、学校に到着っと。
確か靴箱前にクラス発表の紙が貼ってると書いているが・・・あれか」
通常より早い時間で登校した俺だが、クラス発表の紙が貼られているところ、何人か人がいるのが意外で驚いていた。
俺のように早めに到着しようとしている人もいるんだと思い、俺も自分のクラスがどこかを確認する。
「篠原、篠原・・・・あったわ、4組ね。」
1学年36人が6組ある中で、俺が所属するクラスは4組に名前があった。
これから1年間は4組で過ごすことになる。
「小中ではつらいことが多く、友達もほぼいなかったからには、
この1年はぜーーーったいに青春掴んでやらーーー!」
とさすがに大声には出さなかったが、小さく覚悟を決め、教室に入る。
・・・この時、クラスの全員の名前を確認しなかったことを後悔してしまうのだが、この時の俺は気づきもしなかった。
ていうか、神様は俺が嫌いなのかな。
教室に入って、自分の席を確認後、座って机に教科書を読みながら前後左右の席にまだ人が座っていないことを確認する。ちなみに俺の席は真ん中の前から4番目だ。
まばらであるが、クラスに人が入ってきたその時だった。
急にざわざわしていて、何事かと前を向いた。
教室に入ってきた女の子に唖然としてしまった。
黒髪ロングで目が少し釣り目をしており、明らかに美人といえる女の子がいた。
他の奴らが綺麗だとか言っているが、俺は絶句してしまった。
なぜなら、その女の子は、中学校時代に俺に嘘告白して、心を踏みにじった
西本友梨佳だったのだ。
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すいません、間違いがあったため、修正しました。
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