第2話 貴女の温もり
朝が弱い私をいつも大好きなココアと一緒に起こしてくれるあなた。寝るときにあった温もりがちょっぴりなくなってしまっていることに気が付く朝は悲しいけれどそれ以上の温かさで朝の世界へ起こしだしてくれるあなたが私は大好きだ。
私はあなたが時折ニュースを見て悲しんでいることを知っている。私達と同じように本当の家族になるために頑張っている方達の戦いをみて。責任感の強いあなただから、きっといざ何かあったとき一番私のそばで私を守ってくれようとしていることも。
でもね、私は今のままでも幸せなんだよ。あなたも一緒の気持ちだって毎朝起こしてくれる愛しそうに私を見つめる瞳で同じ気持ちだってことは十分伝わってるけどね!もちろん本当の家族になればいざ何かあったときそばにいてあげることもできるし女の子というおそろいのほかに名字のお揃いという選択肢も増える。たくさんのうれしいが詰まっているの。
でもね、あなたがニュースをみて悲しい顔をしているのは私は見たくないな。あなたにはずっと笑っていてほしいから。毎朝あなたから始まる日常がどれだけ幸せか。あなたといれる日々がどんなに華やかなものか。だからね、ここじゃなくても二人でどこかに行ってもいいんだよ。あなたの幸せは私の幸せだからね。スタイルの良いあなたはきっとウェディングドレスが似合うんだろうな。私は特等席で見るけどね!
でもあなたはきっと大好きなここで私と本当の家族になりたいと言ってくれるんだろうな。それに一番そばにいてやれないことの後ろめたさも持ちながら。そんなのないのにね。もう十分一番そばなんだけどね。私もあなたの一番そばを誰にも渡すつもりはないから今の幸せを更新し続けながら気長にここで待っていようよ。
ちょっぴりの幸せが叶うまでね。叶ってからは極上の幸せな毎日だね。
きみとお揃いとココア。 @6a_ruqua
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