第9輪 スウィングしなけりゃ意味ねェぜ
銀狐のやつ、酷ェこと言うんだ。
「この疫病神、何しに来た⁉︎
日本はおまえのとことは違う、完璧なんだ! 勝手なことするな‼︎ 理解したか?」
「仕事じゃねェよ、ツアーだ!
良い加減そのアトランティス訛りのアクセント、矯正しろ!」
っつったら、非の打ち所のねェ完璧なRPを披露して来やがったんだ。……同意だ、
あの完璧主義者、いつ休んでるんだろうな? またアマテラスを解雇したって聞いたぜ。
しっかしあいつも無茶言いやがる、イングランドは移民が多いし階級社会も根強く残ってる! その点、日本は上手くやったぜ。……ハッハッハァ‼︎ おまえ、実はミントだったのか、
そいつァ画期的だ、よし、ロンドンの周りに海でも造っちまうか、日本みてェに! ナット、おまえがUKにいりゃ良いのに。……そうかい、まあ良いんだけどよ、せっかくの来日ライブだ、豪華共演を楽しもうぜ。一つ面白ェ話があるんだ——アメリカの野郎なんだが、
俺そっくりのモノマネ芸人がいて、それがまた瓜二つなんだ。顔も服も、歌い方まで完コピと来たモンだ。……ハッハッハァ、違ェねェ、その野郎は変身ができる! フランクなんたら、
名前は忘れちまった。俺も地に落ちたモンだぜ、人間に崇拝されるたァ……oh……たまに昔を思い出して、ネロに変身しちまうよ。あのクソガキぁ生意気に。へェ、日本語でも〝昔話に花が咲く〟っつうのかい、洒落てるねェ。何? 銀狐が作った? 抜かりねェ野郎だ。ほゥ、日本にも俺の名を騙るキャラクターがいるのかい、どれどれ……Er? 何だこのだらしの
ねえデブは……? 白くて、フワフワで……日本人は目ん玉ついてんのかい? 嫌がらせだ、銀狐、あいつが裏で手を引いてるに違いねェ! 頼むナット、そうだと言ってくれ!
I can't Adam-and-Eve it!!
——シナモン(21世紀の会話より抜粋)
リヨン歴史地区フルヴィエールの丘には古代ローマの劇場が残されていた。約二千年前に
建造されたガリア最古の劇場は、ローマ帝国初代皇帝アウグストゥスによって造られ、その後はハドリアヌス帝によって約4700席から10700席に拡張。当時の帝国人口の5分の1を収容できる半円形の大劇場——その舞台中央で、毒に染まった髪を垂らし、白雪色のトガに身を包んだローマ人の少女がひとり、瞳から雨を流していた。
「誕生日おめでとう。7月だろ」好木を窺う。
背後から聞こえた声。少女の背筋に悪寒が走る——イモムシ、言い換えれば
ニンゲンが背骨をよじのぼるような。
「なぜ……生きてるの?」振り向く彼女。そこには、オレンジ色に染まった夕焼け空から
つい出てきてしまった太陽の化身のように、私が立っているんだ。いつもみたいなロンドンのストリートの格好じゃない、精霊界の王侯貴族階級の風貌で。
「匂いを嗅ぎ過ぎたな。ハッキング(hack:耕す)したんだ、君がやったように」
私はダージリンを口に入れる、手のカップから。 「どうだ? 竹篦返しをくらった気分は?」
「……」
「良かったな」私は自分より頭一つ背の高いお姉さんの頭をなでる。
不思議と拒絶はされなかった。「それが本当の気持ちだ。私を枯らしたところで、至上主義者にはなれない。分かっただろ? 向いてないんだ。永遠に後悔することになる」
「黙れ、黙れ!」彼女は無木になり私の手を払う。「わたしはおまえより強い! 決闘だ、
今度こそ殺してやる」
「まあまあ、とりあえず光合成したほうが良い」
「ブッ殺す‼︎」
「深呼吸、ほら深呼吸。落ち着いて、ミント、その調子。実は誕生日プレゼントを用意して
ある」贈り物と聞いて彼女は木を取られた。「ALaKaZaM」それはある魔法だ。
呪文を唱えた瞬間の彼女の顔と来たら。騙された! って感じ。声にするなら Oh my Orange!
身構えるイスラエル・ガール。何も起こらないことが何よりの不穏だった。
「……何をしたの?」裏切りに怯え背後に怯えヒトに心を託すことができない生き方は悲惨だ
私は微笑んだ。
「おともだちを呼んだ。誕生パーティだ、盛大に祝おう」後は野となれ山となれ。
空気が、大気が。不吉に揺れている。
「何の魔法? アラカザムの訳は何?」
ひとり、また一人、おともだちが出現した。奴隷、市民、貴族に皇帝。百人隊長、売春婦。座席は見る間に満たされてゆく。ネロ、アグリッパ、元老院。
カエサル、カラカラ、ハドリアヌス。ポンペイウスも、シェイクスピアも。剣闘士、スッラ、スキピオ、ポリュビオス。キケロ、大カトも忘れずに。ポンペイは復活を果たす。大歓声。
「何……これ?」
「華々しいな、実に」
「何……これ?」
「華々しいな、実に」
「何をしたの⁉︎」
「
「嘘ね」
「そのとおり、香りだ。おまえに幻覚を視せている。だが、実にラヴリーだろう?
ALaKaZaM の訳は *SPQR参戦」
*(Senatus Populusque Romanus.
【ローマの元老院と市民】参戦)
半円状の大観衆を見上げ、私は両腕を上げる。 「Pax Romana !!!」
「「「ワアァアアァァアァァ」」」
沸き立つ人間たち。それもそのはず、彼らはローマ人なのだ。精霊がそのラテン語を
知っている、そのことが嬉しくてたまらない様子。ラベンダーは抱腹絶倒している。
彼女の香りも花めいている。こんなに幸せな顔は見たことがない。
「あの衣装はまちがってる、それに同じ時代に彼らはいない! どうしてシェイクスピアが?
……ねえ、侍がいる」
「演出だ。当時のことはよく知らない」
「ハドリアヌスの顎髭はもう少し控えめ、大カトは全部ダメ、
ネロはあんな狡猾な顔じゃない、もっと優しくて、でも皮肉屋、イジメっ子みたいな顔、
何て言うか……Ah―ha! 顔の形はあなたに似てる、目もそう、眠そうな感じ。
カエサルだけは完璧!」
「伝えたいことがある。愛の告白じゃない」
「わかった。聞くだけ聞いてあげる」
「ハッ、ミント! ようやくだ、峠を越えた! ここまで来るのに遠回りした、滅茶苦茶な。世界戦争は起こらない、サンタから聞いた。予言は【サンタ界侵攻】のことだったのだ。
一緒に木を植えよう、君を精油計画に勧誘したい」
「立場が最初と逆ね。わたし、あなたの仕事には感謝してるの。とてもミント。
おかげで戦争をコントロールできた。サンタ界は潰れ動物界は弱体化、この星に
花たちの黄金時代が返り咲くのよ」
「不自然だ。
Sic transit gloria mundi,
all worlds and kinds, however great, bloom for a season and are replaced.
(:栄枯盛衰、あらゆる世界や種族はどんなに偉大であろうとも、ある季節で栄華を誇り、
そして入れ替わってゆく)知ってるだろう——ローマ帝国、 【チューリップ・バブル】」
Ohhhhh ローマ人たちはしょんぼり嘆く。「全てのものは枯れゆく、だから美しい」
聴衆が沸き立った。同意を示してくれる。大喝采
「Yeahhhh」
「イェーーーー」
「イェエエエェェェ」
「YEAHHHHHHH」
「Yeahhhhhhhhhhhh」
私は気づく——絶対的 Fantastic,この戦法。こんなに楽しい戦術はない!
「この茶番劇は何? 木に触る! 彼らにイギリス人の真似をさせないで‼︎
それに、あなたの話し方、フォーマル過ぎる、高級過ぎ‼︎」
「花だから花弁が立つのだ‼︎
どこぞの弁護士とは次元が違う‼︎」当意即妙、この才知ある切り返しに元老院も市民も皆が
拍手喝采、口笛を吹く。
「ローマの元老院と市民諸君!
ようこそ20世紀へ! 20世紀、なんと甘美な響き! ここが20世紀!
不思議の国のアリスでさえ息子を産んだ‼︎
不思議の国のラベンダーよ、
いつまでも人間を滅ぼすなんて叶なわぬ夢に恋してないで、現実を見ろ!
お花畑から出るのだ、アリス・リデルのように‼︎」


鳴り止まぬ オレンジ色の 大歓声
絶賛、礼賛、世界遺産!
「繁栄したいなら、無理に滅ぼす必要はない。
夏草や 人間どもが 夢の後」
「「「ORANGE ORANGE ORANGE」」」
「愛してるゥゥゥ」 「「「ORANGE ORANGE ORANGE」」」
「キスをちょうだァァァい」
「抱いてェェェ」 「キャアアァァアァァアァ」
「ワアァアアァァアァァ」
「結婚してェェェ」 「「「ORANGE ORANGE ORANGE」」」
とうとうオレンジコールまで始まった。私は花咲き誇る笑みを隠せずにいた。
ローマ人は最高だ、林立ててくれる。
ラベンダーの額に青筋が立っていた。なぜかはわからない。
「お願い、ふつうに話して、いつもみたいに。なに言ってるか理解できない」
「これだから労働者階級は嫌なんだ、自分の努力が足りないのを上流階級のせいにする」
「やっぱりさっきの話し方が良いわ」
「ラベンダー、オレも人類が嫌いだ。彼らの行いを一つ一つ検証したら、全米が泣く」
シェイクスピアはメモに何か書いている。それを覗き見たカエサルの表情が不穏に変わる。
「共感はやめて。あなたはニンゲンの味方、わたしはニンゲンの敵。相容れない、決して」
「果たしてそうかな?」怒りの感情を全て吐き出させるんだ。「フェンリルを倒した、
パンプキンを倒した、
キリスト教から人々を守った。
お前は優し過ぎる、植物至上主義者にはなれないよ、決して」
「あなたは決して『黄金のリンゴ』にはなれない」痛恨の一撃。なんて根に触る言葉。
それでもオレの態度は紳士そのものだった。
「おまえ、人間を倒すって本気なの? ハッハッハッ、面白いじゃないか。宇宙でも造ろうとしてるのか? ヤツらは宇宙最強の敵だ、どのような物語にせよ、最後は必ずヤツらが笑うんだ。ヤツらに勝てたヒーローなどひとりもいない。おまえが人間を倒すなんて桃から赤ん坊が
生まれる程にありえない話だが、もし仮に、おまえがその最初のヒトになることが可能なら、オーストラリアとアメリカの生態系も全く復活するだろう、応援してるよ!」嘘だ、実は無木になった。政治家じゃなくて良かった、もしBBCの記者がいたらと思うとゾッとする。
「花だけで良い
天使も龍も動物もサンタもいらない
ニンゲンと手を組む霊などもってのほか
なんて穢らわしい 香らざるものどもめ」
オレのすぐ後ろでは、カエサルがシェイクスピアに詰め寄っていた。ネロもいる。
「逃げるな、待て、待てと言ってる‼︎ おまえ、私をそんな風に書いたのか!」
「いや、あの、その、でもこれは事実だ」
「面白可笑しく書いてるじゃないか‼︎ 書き直せ!」
そこにポンペイウスが仲裁に入る。「まあまあ御両人」
「ワッハッハッ、茶化さないで‼︎ 幼稚、真剣な話をしてるのよ!」そう言う彼女の顔は
笑っていた。
「懐かしいだろ? 楽しめ」
「やめて、本当に! Non、笑っちゃう、わたしが言いたいのは
……なに言おうとしたか忘れた。そう、どうして同じ、花同士で、戦わなきゃ、いけないの?
もしニンゲンさえいなければ——」
「お笑い種だ、草が生えるよ、大草原不可避! これぞ緑化の第一歩‼︎
もしと言えばパリですら瓶の中に入れられる、おまえの話には根拠がないんだ‼︎」
「根拠ならある! ニンゲンはニンゲン‼︎ それで十分!」
「まだわからないのか⁉︎ オレやおまえが頑張ったところで、
変えられるのはせいぜい石ころの位置ぐらいだ。怒りや憎悪で人生ダメにするつもりか?
蜜だけじゃなく、脳までハチに吸われちまったらしい」
「そんな言い方はやめて‼︎ 温室育ちにはわからないわ‼︎
あなたはフルーツに生まれたから、雑草クラスのヒトの気持ちがわからないのよ!
これには反論できないでしょ、事実だから!」
オレは目をつむる。喧嘩したいわけじゃない。ただ、説得したいだけだ。どうしたら仲直りできる? どうやって話し合いを終わらせる?
【ソネット18番】を暗唱した。いつ終わるともわからない——長い長い時を生きる精霊たちが途方に暮れる時、寄り添ってくれる優しい詩。安心するんだ。気持ちがおだやかになる。
Shall I compare thee to a Summers day?
Thou art more lovely and more temperate:
Rough windes do shake the darling buds of Maie,
And Sommers lease hath all too short a date:
Sometime too hot the eye of heaven shines,
And often is his gold complexion dimm’d,
And every faire from faire some-time declines,
By chance, or natures changing course untrim’d:
But thy eternall Sommer shall not fade,
Nor loose possession of that faire thou ow’st,
Nor shall death brag thou wandr’st in his shade,
When in eternall lines to time thou grow’st,
So long as men can breath or eyes can see,
So long lives this, and this gives life to thee.
「黙れ、ピヨピヨするな。おまえ、ヒヨコを飼う場所まちがえてるぞ。口の中で飼うな」
結果として、他に良い草は思い浮かばなかった。「それにフラワークラスだろ、アロマ連合の
マスターなんだ、雑草クラスじゃない。被害者ヅラするな」
ポンペイウスは悩んだ。彼もシェイクスピアには我慢ならないものがある。しかし、
どちらを敵に回したいかと言えば、それはカエサルであった。一方でカエサルはと言えば、
宿敵ポンペイウスの言い分にも一理ある、彼がそう言うのも自然なことだと怒りを
こらえていたのだが、親しき友がシェイクスピアを励ましているのを見て、
いてもたってもいられなかった。脊髄反射で叫ぶ。
「ブルータス、おまえもか! 賽は投げられた‼︎」
「このカンキツ! 火花は散ったぞ‼︎」
ふたりが相手を殴るのは同時だった。風呂と喧嘩はローマの華、ローマ帝国5分の1の人口が一気にステージへ押し寄せた。かくして、大乱闘ローマ帝国・ブラザーズは始まった。
【元老院と市民】参戦‼︎
後は野となれ山となれ。口をつかみ、髪をつかみ、蹴り、殴られ、徒党を組み、
恐れ慄き逃げ惑い、名言迷言乱発騒ぎ。キケロの静止も聞く耳持たず、林立てるは皇帝たち。「カルタゴ滅ぼせ」大カト演説。
「また始まった」と不満が続出。ついたあだ名はカルタゴ親父。
スキピオこれには大笑い。これぞ*あつまれ ローマの休日。

*(〝あつまれ ローマの休日〟は、トト社が発売する大人気ゲームソフト。
ローマの休日シリーズの最新作で、発売時期が黒死病の流行期と重なったことに起因し、
売上は〝ギリシャへいこうよ ローマの休日〟、〝とびだせ ローマの休日〟を超えて植物界
で1位になった。全地球では、スーパーグラックスブラザーズに次いで人気を博している。
主人公はローマ帝国に(村を侵略されて強制的に)移住してきた若者で、
奴隷の身分から始まる。もちろん、難易度を高くすれば語学学校で
ラテン語を覚えるところからスタートできる。オレはそれで覚えた。
あたりまえだが、ラテン語を覚えないことには良い生活なんかできないからな、
いつの時代も語学と階級、そして学歴がものを言う。
ゲーム序盤では市民権を得ることを目的にスローライフを送る。
その後はやり込み要素として皇帝まで身分を高くすることが可能。
公共施設を整備したり、パンを食べたり、ブドウを育てたり、ワインを飲んだり、
浴場を作ったり、コロッセオで戦ったり、暗殺したり、ギリシャ人と友達になったり、
売春婦とイチャついたり、奴隷を買ったり、人生の醍醐味が全て詰まっている。
あたりまえだが、暗殺した人物は登場しなくなる。しかし、イベントで天国に行くと再会
できるぞ。物語を進めると、途中からギリシャやカルタゴに行くことも可能となる。
土曜日の夜にある場所へ行けば、大カトと思われる人物のグチが聞けるぞ。
彼から離れた席では、ハンニバルと思しき人物がカルタゴの将来を憂いている。ちなみに
ゲームをリセットすると、次のプレイ時にはローマの建国者ロムルスが夢に現れて
ローマ人とは何たるかを説教してくる。
彼は恋人とデートしていようが、
レジェンダーズの一員として地球を守るために戦っていようが、
ハーデス陛下に頼んで新しい人生を始めようとしている正にその時でさえ、
ひとたびリセットボタンが押されたならば最寄りの道からローマに駆けつけ、
移住者(:プレイヤー)に理想のローマ人とは何か、
説かなければならない使命感を持っている。
彼曰く、
「ローマ人にリセットはないのだ! 父祖の遺風、正々堂々と戦え‼︎」
作品によっては、彼の代理で弟のレムスが登場することもある。
終わりのない日常ゲームであり、そして皮肉なことに休日は多くないんだ、
身分が低い程に。このゲームがなければ、この華々しき作戦は思い浮かばなかった。
ラベンダーの憎しみを消化するには、くだらない冗談しかない。自分のやっていることの
意味を失わせるんだ、価値のないものだって。滅ぼしたいものは、滅ぼす価値のないもの
だと認識してもらう。茶化して全部ダメにするんだ。
ゴーティのオレたちに対する呆れた態度からも、インスピレーションをもらった。
彼女は魚臭くない、華ある淑女だ)
「Timber 気をつけろ、後ろだ!」叫ぶオレさま。
「嘘吐木」魔法で攻撃しようとする彼女。
そしてラベンダーに激突した彼こそは、カルタゴのハンニバル将軍‼︎ 今度こそ祖国の
恨みを晴らすのだ‼︎
「ハッハッハァ、馬鹿な女だ、オレさまが親切に忠告してやったというのに。知らんのか? 善きアドバイスほど不愉快なのだ! 行けローマ人ども、その馬鹿に思い知らせてやれ——
この地球は偉大な人間様の物だって! 粉砕、玉砕、大伐採‼︎」
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