第四話 EP3 裏ボス、力を示す


「これから実技試験を始める‼」




 教官が高々と声を上げ、生徒達にざわめきが走る。やる気に溢れる声。不安がる声。あるものは自信に溢れ、あるものは相手を観察する。様々なモノが空気を染める。そんな空気が僕は一番嫌いでーす。こんな重大イベントに色めくのはいいが、流石に期待し過ぎだと思う。ほら、なんかさ、学校って成長する場所だと思うじゃん。まあそれはこの世界の常識じゃないかもね。




「まず最初は、剣術だ。わら人形に好きなだけ打ち込んでくれ、我々はその動きを見て採点する!」


「先生。これ壊してもいいんですか?」




 お。テンプレイキリ生徒。あいつになって有言実行すれば目立つが、耐久性は分かんないし失敗すればダサいだけだから俺は止めた。




「別に構わない。むしろ壊すくらいでやってくれ」


「ならまず俺がやりますよ」


「そうか。ならば3番、テレン・フォン・イプリキ」




 ほう。順番を無視してやるのか。まあ結果は・・・。名前の通りだな。




「はぁぁぁぁ! はっ! はっ! でりゃ」




 テンプレイキリが繰り出した攻撃は見事に弾かれる。あれ金属並みの藁じゃん




「固てえ。なんじゃこりゃ!」


「3番!私は壊していいといったが壊せるとは言っていない。そしてお前の動きもまだまだだ。次!」




 厳しいね教官。普通、弾かれるから剣の型が使えんだろう。無茶振りですな。




「7番アレク・フォン・エンヴァ!」




 ガキ大将アレク。メインキャラの一人。さてさてその力はいかに。




「はぁぁぁぁ。はッ」




 おう。やっぱ筋力が高いようだ。弾かれてはいるが最小限に留めている。他のメインキャラもそんな感じだろ。




「ほう。なかなかだ。次!8番、ユリアス・フォン・オルバン」




 何、早いな?ってそうか五十音順か。

……エから始まる苗字はエンヴァしかないんか。

まあ俺はやれるだけをやるか。俺のスキル、剣術。この技術の記憶を呼び覚ます。! ……すごいな。世界が透き通った。これは何だ?光る所……ここを木剣で叩けばいいのか。でも剣を振ったこと一度もないしなあ。やるなら効率的に……光るとこ全部を線でつなぐイメージをしてその線にそって振る!……おろ身体が勝手に動いて。


 カッ。カッ。カッ。カッ。カッ。神速で振るわれた軌道に当たり軽い音が五回鳴る。音だけで何もないと思われたが、一瞬の風を斬る音のあと、騒音を立ててわら人形が崩れ落ちた。




「また、下らんもんを切り捨てたようだ」




 決まったッ。はははは。最高だよ。最高だ。これで俺の力が認められる。




「すげぇ」




 ほらな。人生バラ色ルート。やらせていただきました。




「ほう。素晴らしい。次ッ。っとそういえば苗字なしを忘れていたよ。番号無し。セリル。次だ」




 ほう。教官も悪ですのう。ふふざまぁ。




「はい。頑張ります」


『無理しなくていいからなぁ』




 おう。もうファンいるのか

 ……って王子殿下ぁ? なぜもうファンなんです? 

 てかなんかオーラを感じる……。

 て!イリスぅ! 応援する愚か者貴族にキレてんのか。

 ……めっちゃ怖いです。




「では。行きます。はぁぁぁ。ライトニングブレード!」




 なぬ。魔法剣。ルール的には違反してないな。俺も使えばよかったー。って俺は使えんのか。


 バリバリバリィという豪快な音をたて、わら人形は丸焦げになった。




「すげぇ。すごすぎる」

「平民が・・・。評価を改める必要がある」

「すごい人が続くな。憂鬱」

「いやさっきのはアレク様のダメージが残ってて斬れたんだろう」

「そうか。まあそういうことか」

「てか。あいつ誰だっけ」

「それな」




 おいいいいいいい。何故そうなるのか。おかしいって。

 ってコッチ見んな主人公。

 腹立つ。

 笑いかけんな。

 ていうかさあ。なぜ主人公がライトニングブレードを使えるんだよ。

 あれ、中盤の技だよ?

 まあ、この世界にゲームの常識は参考にならんのか。

 あのレベルで覚える魔法「ライトニング」を剣と組み合わせればいけるか?


 問題なく打ち込み試験は終わった。

 次の試験は俺は魔法を使えないから魔法テストを受けない。

 俺は近距離系のピュアファイターだ。

 その後少し暇だった。

 因みにイリスは魔法テストで闇魔法で的を消し飛ばしてた。

 魔法使いはすげぇなあ。

 ……周囲を見ると恐れと気味悪さが籠った視線が向けられていた。

 不思議だな。

 まあ怖いってことか。最強が。そうかどうかはわかんないが。

 一方光魔法やらなんやら使ってた主人公は更にモテていた。解せぬ。


「最後は模擬戦だ。資格あるものを呼ぶ。番号0、セリル」


 番号無しから0か。随分評価されたことされたこと。腹立たしいな。




「はい。行きます」




 魔法や剣術、多彩な戦法。鮮やかだがそれだけだ。非効率といえる。なぜならこの場合の正解は。




「ふう。流石だ。才能だけで抜擢されたとしても信じよう。次」




 ポーションを飲み、俺を呼ぶ。

 ふふ。見せてやろう。セリルとやら。何百回も教官と戦った経験がうなるぜ。




「では、始めッ」




 先手必勝とばかりに、教官はすごい勢いでこちらに迫る。

 そして横一線。

 それを俺は紙一重で避ける。

 するとなぜか世界がゆっくりになっていく。

 これがジャスト回避というものだろうか?

 その結果、一撃の隙を生み出す。

 しかしここで即攻撃せず力を溜める。

 教官はバックステップでこちらとの距離を取ろうとするが、遅い。

 溜めた力を解放し、ジャンプの途中である教官に攻撃。

 所謂溜め攻撃で、アーツを所持している場合のショートカットにもなる動作、溜め攻撃で発動できるアーツは回転斬りやら会心斬りなどがある。

 まあ持っていないけど。


 教官は攻撃をもろに受け怯んだ。その隙に……ってあれぇ。

 教官はひざまずき気絶した。

 マジかよ。

 まあこれで、俺の名声もうなぎ上り……。




「卑怯ものだなぁ」

「ホント。前の子が体力を削ったお陰で勝てただけなのに評価が上がるなんて。」

「まあ、不当評価なんだからいつかバレて下がるでしょ。」

「そのときゃ信用も失って……どうしようもないねあいつ。まあ俺たちの信用はもう0……いやマイナスだな。」




 ……流石におかしいだろ。

 なぜこんな俺の評価が下がってあいつの評価が上がるんだ?

 何かの宗教としか言い表せない。


 ……その後、新たな教官が試験を続け、無事終了したのはもう日が暮れる頃だった。




 *




「はあ。終わったな。色々な意味で」




 今日はこの世の理不尽が良ーく分かった。

 よし、問題をリストアップしよう。頭の整理は大事だ。




《今後の課題。問題点。


 ・影が薄い→目立つ人間の右腕程度にはなる。しかしそれは以下の問題の解決が必要。


 ・主人公補正による巻き込まれ→おそらく主人公補正の影響により主人公の評価UPにつながるなど、主人公にとって都合がいいことが起こり、巻き込まれる形でこちらの都合の悪いことが起こる可能性がある。

 この場合主人公の味方になる(ただしこれは論外)か関わらない事が大事。

 下手に目立とうとすると主人公補正の介入を受ける可能性があるので注意。


 ・周囲の信用→これは目立つ上で必須である。しかし主人公補正に何らかの対応をとらなければ信用が回復することはないと推測》




 問題がなかなか大きい。まだ発見出来てない問題も多いから一時的な物である。まあ早急に善処する。


 さて今日は寝よ……。ん? 

 あれはアレクと……イリス?何してんだ?




「だから。なんども言ってるんですわ。あなたとお付き合いする気は無いですわ」

「まあ。そんなこというなって。魔王みたいで気味の悪い黒髪、そして闇魔法お前と対等のに付き合おうとする物好きは俺くらいだぜ」

「あなたも気味が悪いといっているでしょう!?それに物好きの人間は大嫌いですわ。さあ。早く、早急にどけてくださる?」

「おいおい帰すつもりはないぜ」




 はあ。めんどくさい状況だ。

 これあれだろ。

「そう。私たち付き合ってんの!」っていうウソをでっち上げてイリスと俺が仲良くなれるっていう蜂蜜で、俺の評価を落とす主人公補正の罠だろ。

 たぶん。

 でもまあ、助けない選択肢はいまんとこないし、まあイリスは主人公補正と戦う側だと思うし、敵の敵は味方というから助けてやるか。

 友達はいないしな! ちくしょう!




「あれ?あなたは挨拶も無しに僕の席に座った人だ。どうも、なにやってんですか?ってあら邪魔したか?」

「ああ? 手前は・・・?」

「あいつですよ。エンヴァ様の手柄を奪ったやつは」

「ああ。そいつか。でお前何用だ。俺は貴様をぶちのめしたいんだが」

「いやいや。やめてください。公爵様とて、流石にそれはちょっと」

「ふん。人の影に隠れている臆病者が。遂には平民の女の栄光にも隠れてやがる。誇りはないのか。貴族の誇りは」

「あなたの一撃や彼女の攻撃の後に倒したとはいえ、実力が無ければ倒せない。いまそれを証明しようか?」




 煽る。流石にリンチだと厳しいかな? まあ関係ない。



「いいだろう。だがここで剣を抜くのも野暮。殴り合おうじゃないか。」



 乗ってきたな。それも一対一、まあ最初からこのつもりだったし、こうなるとは思っていた。まあやるか。


 相手は拳を構えこちらの様子を伺う。こちらはいつ来ても構わない。




「おらよ。」




 テレフォンパンチ。前世を思い出すな(いい思い出ではないけど)。

 その時は避けられなかったが……。

 顔面に命中すると直前。何か見えない力に押されて拳を避けた。

 この感覚、溜め斬り痛恨やジャスト回避と同じだ。見えない力に押されて時がゆっくりになり身体が動く。

 おそらくこれがシステム回避だろう。

 ……少し動くから動作に支障が出るか?

 いや時が遅くなるから反応は出来る。ジャスト回避とは違い、動けないけど。




「てめぇ」




 避けられた事に腹が立ったのか、怒りで放たれたような腰の入ってない一撃。これなら受けられる。手で拳を受け止める……というか弾く。

 また時が遅くなる。ジャストガードが発動したんだろう。手でも盾判定なんだ。

 なら盾術を上げる必要もあるな。




「うわぁ」




 おろ?弾いただけなのに……ってああ。

 力の差があり過ぎるのか。

 パワー型ガキ大将であろうと余裕余裕。俺マジ強し。




「くそったれ。ふうぅぅぅぅ。竜砕拳!」




 ! まずい。少し思い上がってた。

 流石に竜を砕く拳「竜砕拳」は非常にまずい。

 有頂天になっていたようだ。

 課題四つ目。メインキャラのレベル外の特技の発動……。

 ジャスト回避に間に合うか? 横に全力で飛ぶ。すると時が遅くなってきた。利便上「システムアシスト」と名付けよう。

 アシストが入ったということは避けれてはいるようだ。

 まあ、これ以上奥の手を出される前に……出させたほうがいいのか?

 いや負けたらかっこ悪いしやめよう。まあ殴るか。




「セイッ」




 一発本気で殴ると一瞬、嫌な感じがしたがぶっ飛んでいった。

 骨? 折れてないよな?

 大丈夫かな? 折れてたら暴行で人生終了するかもしれないが・・・。




「いってぇ」




 元気に起き上がりこちらに構える時点で折れてないようだ。




「わかったか?俺は強い」

「っく。そのようだ。・・・決着がついたとは思うなよ」

「そうだな。俺もついたとは思わん。あの拳は驚いたぞ」

「ふん。まあ少しは認めてやる。臆病者」




 まったく。神には無駄死にと呼ばれ、この世では臆病者か……。

 何をもって臆病なのかはしらんけど。




「エンヴァ様。あの女は?」

「今日は見逃してやる」

「正々堂々さっさと諦めなさい。ですわ」




 ガキ大将・・・もといアレクは、ふらつきながら帰っていった。




「さて。お前には礼を言うですわ」


「別に大したことは・・・。しているか」


「そこは、していないとはっきり言いなさいですわ」




 今日はどっと疲れた。さっさと寝たい。




「俺は寝たいから帰るよ。おやすみ」

「お前。まだ6時ですわよ。どんな貴族でもまだこの時間では寝ません。ですわ」




 えー6時。もう寝る時間じゃん・・・じゃねえよ。まだ眠くねぇよ。




「そうか。……暇だな」


「あなたまだご飯食べて無いでしょう?なのに寝ようと?はあ。まあ暇なら私とご飯でもいかが。ですわ」




 なぬーーーーーーーーーーーーーー!

 飯の誘いだと‼

 転生からほぼ一日目で異性とM☆E☆S☆I!

 なんてことだこれはモテモテ路線では・・・!




「腹が減ってきたような気がしてきたぞ。いーや腹減った。昼、何も食べてない」

「それは、馬鹿じゃないか、ですわ。入学式後のに時間あったでしょう?」

「あーそれは・・・。道に迷ってて(ボソッ)」

「聞こえないですわ。・・・まあ決まりは決まりですわね。さあ食堂にいきましょうですわ。もちろんあなたが誘ったということで」

「なぬ。そっちが誘ったんじゃ・・・」

「ふふふ。それじゃあ私が迷惑しますわ。初日で異性を食事に誘ったって。それじゃあ、あの憎たらしい平民の・・・いや愚貧民女と同じですわ。あなたは黒髪不気味女を食事に誘った男として白い目で見られるといいですわ」




 自分でその魔王って言い方を「嫌」ってアレクに言ったじゃないか。まああのセリルと一緒は確かに嫌だけどな。まあそれでも美少女と一緒に飯食えるんだからいいか。


 俺は気づかなかった。その時のイリスがお前呼びじゃなかった事を・・・。


 *


「お前。その見た目でよくその量を食えますね」


「昼食ってないしな。お前は・・・イリスはその量で足りるのか?」




 俺は前世でも見た目の割によく食った。だから朝の量を踏まえて二人前を注文した。その反面イリスは軽い茶菓子と紅茶のみ。それで足りることが驚きだ。・・・。うまい。朝では味わえなかったから今身体に染みわたるようにわかる。こいつはうめぇ。この世界で有数な味なのはわかるぜ。調味料は前世より無いはずなのに味が濃い。前世の給食よりうまい。これは三人前もいけるな。




「お前ほんとにめっちゃ食べる。ですわ。・・・はあ」

「ぼうがじだが」

「嚙んでから言いなさい。ですわ」

「どうかしたか。溜息なんかついて」

「いえ。いや、まあ。その、想像以上に怖がられてると思いまして」

「昼のことか?俺はお前の魔法。すごいと思うがな」

「お前はアレク殿や教官を退ける力、その実力があるから言えることですわ。下々はこの力が怖いようで」

「そういや。怖がられてたな。・・・みんな最強がこわいのさ」

「それだけだったらよかったですが、あんな物好きと豪語する人間がよってくるのはストレスですわ」




 そうだな。そういうもんだ。俺もそんな輩がいたらストレスだ。まあ俺は目立たないから来ないと思うけど。(ていうか見つけられないと思う。とても悲しい。)




「はあ、お前みたいな人が婚約者だったらよかったのに」


「HA?」


「もちろん。冗談ですわ。ああ私に婚約者がいると驚いたのですわ。御安心なさい、8年前に破棄されてますわ」




 ふう。おもわず冷静さを欠くところだった。

 ていうかこんな美少女と婚約した人いんのかよ。

 親の都合といえどうらやましいぜ。

 ……黒髪ってだけで破棄されるとは。いやなこった。そしてやはり黒髪剣士じゃなくてよかった。




「黒髪、黒目。おまけに闇魔法。はあ、とことん恵まれない容姿と力ですわね。私」




 嘆くような目。どうやら今、だいぶネガティブモードのようだ。そんな時には・・・。




「ほれ。食え」




 俺はチキンをフォークに刺しイリスの口に近づける。




「なんですの。やめろ。ですわ」

「ほら口あけろ。あー。あ~ん」

「子供のようにするなですわ。うー。あ〜ん」




 遠慮なく口に肉を突っ込む。イリスは「ほふ。ほふ。」と音を立てて食べる。




「・・・・おいしいというのは癪ですけど。うまいですわ」

「だろ。困ったら飯を食え。考える力も湧いてくる。そして深く考えすぎたことが分かる」




 そうだ。こんなことが昔あった。その時俺はそう気づいた。それが速かったらと考えたこともたくさんある。でもまあ。それも所詮過去のこと、今は今。それだけでそれ以上なのだ。




「はあ。昼飯を食ってなかった奴に言われたくありませんけど。それも正論、ですわ」

「そうだ。そんな細い食じゃ頭がおかしくなってどうにかなるぞ。というわけでおかわりもってくる」


「お前、まだ食うんですの?」




 イリスはあきれ半分でも、俺の食事に付き合ってくれた。くだらない会話をして、気づいたら門限近くまで話し込んでいた。




「今日は楽しかったですわ」


「ああそうだな」




 転生初日だが、ここに来て良かったと思えるな。空を見ると月が綺麗だ。ロマンチックな夜だな。


 これは誰かを告白するときにはじめて言いたかった言葉だ。・・・イリスと、そんな仲になるには長い時間が必要であると感じる。勘だけど。


「・・・あら、そういえばちゃんと自己紹介してなかったですわ」


「それは、そうだな」




 気づかなかったよ。自己紹介の一つもしてないなんてな。




わたくしは、イリス・フォン・ノワール。イリスと呼んでください。ですわ」



 月に照らされた黒髪をがそよ風で揺れる。そんな魅力を持つ女性はとても綺麗で綺麗で、絵画的で幻想的だった。飲まれそうになったが俺も答える。




「俺は、ユリアス・フォン・オルバン。そうだな名前呼びだと四文字だからユリアとでも好きなように呼んでくれ」


「そう。ではユリア。また明日」




 異世界にきて良かった事が一つある。それは彼女に出会えた事だろう。その幸運に感謝し、寮に戻り、眠りについた。

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