第6話:彩葉の秘密。
彩葉のエッチいすきんシップについて、僕はスケベ親父に問いただした。
その理由が分からないと彩葉とは過ごせないって、半ば脅迫みたいに迫った。
で、ようやく親父がクチを開いた。
彩葉が生まれたのは「ジェネティクス工学研究所」ってところで、
表向きは野菜や果物のクローン研究をしていることになってるんだけど、
裏ではバイオロイドの開発をしてる研究所なのだ。
バイオロイドって言うのは早い話クローン人間のことで人為的にコントロール
されて生まれた人間がバイオロイドと言うことになる。
長年の研究によって、ついに世界初、人類初のバイオロイドが完成したのだ。
これは画期的な発明だった。
この開発のトップにいたのが僕のスケベおやじ「
そして生まれたのは女性のバイオロイド、彩葉だった。
身長は155センチ、いたって健康体で成長期間のバイタルにも問題はなかった。
長きにわたる親父たちの研究でバイオロイドは167体目で完成するはずだったが
一週間後、細胞の劣化が止められず失敗に終わった。
そして168体目で、ついに完璧なバイオロイドが誕生し168体目ということで、
彼女は彩葉と名付けられた。
彩葉はクローンでありながら医療師としての能力にも特化していた。
つまり彩葉が一家に一人いれば家族の健康診断を彩葉ひとりでやってしまえる
らしい。
彩葉のハグは、人の体温、心拍数、血圧、血中の酸素濃度、心臓の音、肺の音などがハグしただけで分かるようになっていて、彩葉がスカートをめくってパンツを見せるのは相手が男の場合なら普通にスケベ反応が出て男性機能が正常かどうかチェックしてるらしい。
私の可愛いパンツを見て何も感じないようでは男として問題ありだからだ。
まあ、見せるのはおっぱいでもいいらしいが、胸を出すのが意外と大変なので
スカートめくったほうがてっとり早いかららしい。
また彩葉のキス(唾液)には特殊なビタミンCとクエン酸が含まれていて
彩葉のキスは疲労回復の素。
彩葉が僕にディープキスしたのはそのためで、軽いキスでは効果が薄い
かららしい
だけど、今のところ人間のクローン研究は国から認可は降りておらず、そのため
極秘裏に開発せざるを得ず、時にはルールを破ってでも研究しなければ科学は
進歩しないと言うのが親父のポリシー。
だから他の研究所や闇組織に彩葉の存在が知れると彩葉の存続と研究所の危機
を招くことになる。
公にするにはまだ時期相承と思った親父は彩葉のデータをUSBにコピーして研究上のコンピューターからデータを全部削除して彩葉にメイドの格好をさせて俺んちに
連れて帰ってきた。
USBはあとで僕宛にエロパンツと一緒に家に郵送した。
それがずべての真相らしい。
それなら、最初っからそうだって言えよ・・・バカ親父・・・俺は彩葉はただの
エッチいメイドだとばかり思ってたじゃないかよ。
つづく。
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