第5話:極太浣腸器で浣腸しますよ。
「え?またチューするの?」
「おイヤですか?」
「あ、好きです」
な訳で俺はまたナメクジになった。
「ではそう言うことで、これからも、おぼっちゃまとお呼びします」
「え〜・・・まあ・・・いいけど
「おぼっちゃま・・・やっぱりこれがしっくりきます私には・・・」
「じゃ〜それでいいよ・・・無理に強制はしないいから」
「でさ、さっきの続きだけどぉ、彩葉はこのUSBの中に入ってるデータの内容
って知ってる?」
「ち〜っとも知りません」
「私が知ってるのは命をかけておぼっちゃまを守れとスケベなお父様から仰せ
つかってることと・・・あと、先ほども申しましたけど、おぼっちゃまから
エッチがしたいって求められたら抵抗することなく、お相手して差し上げるように
と仰せつかってます」
「まあ、それは時と場合によりますけど・・・」
「ああ、?エッチね?」
「お互い、まだ未成年なのになに言ってんの?」
「って言うか命をかけて僕を守るって・・・今の僕ってそんなに危険な状況なの?」
「USB持ってますからね・・・ですから私、片時もおぼっちゃまから離れませんからね・・・外にお出かけになる時も私と一緒ですから・・・逃げようとしても逃がしませんよ・・・私かけっこ得意なんです・・・50メートル1秒で走りますから・・・
逃げても無駄ですから」
「うそ〜もう世界記録更新じゃん・・・ってなんで僕が彩葉から逃げなきゃ
いけないんだよ、つうかそうなんだ?僕はいつも彩葉と一緒なんだ・・・」
「なにをニヤニヤしてるんです?」
「なんでもない・・・君といるとしょっちゅう腑抜けになりそうかなって思って」
「もうすぐお食事のお時間ですから、間食なさらないでくださいね」
「食ったら許しませんよ」
彩葉は子供にでも言い聞かせるように僕の頭を人差し指でコズきながらそう言った。
「食わないよ・・・ポテチなんか」
一平はまだ知らなかったが彩葉が一平に口うるさく言ったりパンツを見せたり
ハグしたりキスしたりするのか、その好意にはちゃんと意味があることを。
彩葉はスカートをめくるだけのただのエッチいメイドではない!!。
メイドである前に専門的医学知識も持ったナースでもあるのだ。
一平はご飯を食べながら親父から受け取ったUSBをネックレスにして首から下げた。
「食事中にお行儀悪いですよ」
「いいじゃんこのくらい・・・うるさいな〜」
「うるさいですって?・・・極太浣腸器で浣腸しますよ、三本くらい」
「え〜彩葉、そんな趣味まで持ってるの?・・・なんとなく性格がどSな気が
してたんだよな〜やっぱり・・・」
「なに言ってるんですか・・・私は、おぼっちゃまみたく変態じゃありません
まるっきりノーマルです」
「僕だってノーマルだよ・・・彩葉が浣腸なんて言うからだろ」
「趣味的意味で言ったんじゃありません」
「すべて、おぼっちゃまのことを考えてのことです」
「それが、いまいち分かんないんだよな」
つづく。
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