第2話:謎のUSBと赤いエロパンツ。

ある日のこと僕の親父から僕宛に小包が届いた。


「おぼっちゃま・・・スケベなお父様から小包が届いてます」


彩葉いろはが僕の部屋に小包を持って来てくれた。


「ありがとう彩葉・・・スケベは余計だよ・・・はい小包ちょうだい?」


なんでわざわざ小包なんだよ・・・持って帰ってくりゃいいだろ?


「そろそろハグする時間です」


「え?ハグ?・・・・小包が・・・」


「ハグが優先です」


「だけどさ・・・小包のほうが大事だろ?ハグなんかその後でも・・・・」


「すぐに済みますハグなんて・・・」


で、僕は彩葉とハグした。

イロハは僕の体をしっかり抱きしめる・・・5分くらい。

そのたびプニプニの体と「おっぱいが大きいからね」いい匂いを嗅がせてくれて

めちゃ萌え萌えになる。


「あ、聞いてもいい?」


「なんでしょう?」


「ハグはしてくれるのに・・・そのチューとかはないのかな?」


「チューは関係ないですから・・・なんですか?・・・して欲しいんですか?」


「いや〜ハグとキスはワンセットかなって思って・・・」


「して欲しいならそう言ってください・・・言わなきゃ伝わりませんよ」


「うん、して欲しいかも・・・」


ってことで彩葉は、ちょっと背伸びして僕のクチビルにキスしてくれた

のはいいんだけど・・・チュッとかじゃなくてめちゃディープなやつ。


「んぐっ・・・あああ・・・あの・・・キスってさ、チュってするんじゃ

ないの普通」


「キスってこう言うものでしょ?」

「え?もしかして足らなかったですか?」


そう言うと彩葉は今度は僕の頭を抱え込んでまたディープなキスをした。

下半身に電撃が走る。


なんで最初っからディープキスなんだよって思ったけど可愛い子とキスなんて

チャンスないから絶対拒否なんかしないけど彩葉とキスした僕は塩をかけられた

ナメクジみたいに腑抜け状態になってしまった。

彩葉のクチビルは柔らかいし、めちゃ甘い極上カスタードクリームみたいだ。


腑抜け状態からなんとか立ち直った僕は彩葉から受け取っていた小包の紙包みを

解いて箱を開けてみた。

そしたら女性モノのレースだらけの赤いエロパンツが一枚入っていた。


楽◯ショッピングモールで見たことある・・・セクシーランジェリーとか

ナイトランジェリーとかって呼ばれてるスキャンティーってので、夜エッチ

する時、相手の女性に履かせるパンツだよな。


「なんだこれ、なんでこんなもの・・・これ僕宛じゃなくて彩葉にだろ?」


「おぼっちゃま宛になってますけど」

「それに私、そんなエロッちいパンツ履きません、いつもノーマルパンツです」


「ほれ」


そう言って彩葉はスカートをめくった。

おう〜たしかに・・・今日はレースの花柄か。


もしスカートめくられてノーパンだとしてもこれが意外と興奮したりしない

もんだ・・・僕は今の彩葉みたく、むしろパンツ履いててくれたほうがいい。

彩葉はそれ分かってやってるのかな?


彩葉のパンツ見せにもちゃんと理由がある、ただの露出魔じゃないんだ。


さて僕は親父から送られてきたその派手なパンツを持って広げてみた。

そしたらパンツから何かがカーペットの上に落ちた。


「あ、なにか落ちました」


そう言って彩葉は落ちたモノを拾って僕に手渡してくれた。

わはは〜なんて可愛いお手々・・・あ、そっちじゃなかったか・・・。


なにかと思ってよく見たらそれは一個のUSBだった。


女性モノのレースだらけの赤いエロパンツはUSBを隠すためのカムフラージュ

だったみたいだ・・・うむむスケベな親父らしい演出。

さてその役目を終えたエロパンツ・・・。


「このパンツ捨てるのももったいなからとりあえず取っておこうかな・・・」


「おえ〜おぼっちゃま、そのエロっちいパンツ履くつもりですか?」


「なわけないだろ?・・・僕はそう言う趣味ないの・・・よかったら彩葉に

あげるよ」


「せっかくですけど私、綿の肌触りのいいパンツしか履きませんから」


「そうかもしれないけど、たまには新しいものにもチャレンジしないと」


「そうですね?・・・じゅ〜もらっておきます」


「彩葉は素直でいい子だね」


次の日、派手な赤いパンツは僕の知らない間にヤフオクに出品されたようだ。


つづく。



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