寝ないはずの晩
自宅での通夜。
姉とその旦那、
寝ずの番は三人で雑魚寝をしながら、起きている者が線香を焚くということに決まった。義兄は通常も夜は起きているが、この人達を頼ろうとは思っていなかった。人をあてにしてはならない、そう思っていた私は不甲斐なくも缶ビール1本で眠り込んでしまった。が、度々起きることになる。
私も自分の
また少し時間が経つと、今度は誰かが何か叫んでいる。何事か。その間も轟音が
「
その度に「お母さん、
轟音。
姉と
和室にふなっしーが二体いると考えて欲しい。祭壇の前で寝ているふなっしーと起きているふなっしー。マザーは起きて線香をあげているふなっしーにお礼を言っていたらしかった。
その後も誰かの
ふなっしーが寄りかかった
満足に眠れずに迎えた告別式。眠らない予定だったから在り方としてはそれで正しいのだが。
御住職の入場までは記憶にあるが、お経が始まった瞬間に寝落ちした。隣の席だったフリーザは私が泣いているのだと思っていたそうだ。
雲の間に 永遠を見た 白夜行 駆け出して 今 おしまいの音
* 2024.6.4 *短歌コン/chibana *
火を絶やすでないぞぉ
*紀元前*キングダム/
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます