第24話 信念5!

ナイジェリア某所、麻薬組織の拠点制圧作戦 ~ダミルィーの冷酷な実験~


ナイジェリアのジャングル地帯に隠された麻薬組織の拠点。ここは貧困層を搾取し、強力な武装勢力によって守られていた。しかし、その日、拠点は恐怖の実験場と化すことになる。実験者はダミルィー――冷徹な科学者であり、非人道的な手法を厭わない“狂気”そのものだった。




制圧開始 ― 完璧な包囲


作戦開始時、48名の武装した敵はすでにダミルィーの指揮するドローンによって無力化されていた。麻酔弾を用い、一人ひとりを確実に拘束し、彼らを“モルモット”として実験台に乗せる準備が整う。




拠点全体は防音シールドで覆われており、外部に一切の音が漏れることはない。ダミルィーはスカウターを確認しながら、彼女の「モルモット」たちを選別し始める。




実験の開始 ― 頭蓋骨を焼き切る恐怖


実験場と化した拠点の中央部。ダミルィーはまず3人を選び出し、そのうち一人を鋭い視線で見つめた。


「さて、最初のモルモットには、あなたが適任ですわね。」


そう言うと彼女は、携帯型レーザーツールを取り出し、その男の頭蓋骨を正確に焼き切り始めた。男は目を剥き、叫び声を上げるが、麻酔の効きが弱くしてあるために意識は途切れない。




「ヒイィ、や…やめてくれ!頼む、なんでもするから!」


懇願する声にも耳を貸さず、ダミルィーは作業を続ける。慎重に、そして正確に前頭骨、頭頂骨、側頭骨、後頭骨を順に剥がしていき、やがて脳が露わになる。




「ふむ、ここを開いたらどうなるのかしら?」


彼女は特殊な鉗子を手に取り、脳の一部をつねったり、電流を流して反応を観察する。そのたびに男の体は痙攣し、痛みの中で奇妙な声を発する。




冷酷な科学者の執着


続けて2人目の実験が始まる。ダミルィーは最初の男が意識を失い絶命する様子を観察しながら、次のモルモットを手にかける。


「あなたも面白いデータを提供してくれると期待してますわ。」




彼女はさらなる特殊ツールを用い、鼻腔を通して頭蓋骨内部を直接操作するという新たな手法を試みた。鼻腔から後頭部にかけて切開を行い、脳全体の構造を調べ、神経反応を記録する。




ドローンが撮影する映像はリアルタイムで艦船のデータベースに送信され、すべてが彼女の研究データとして保存される。


ダミルィーが次々とモルモットを手にかけていく中、ドローンから無線で目標時間が通知される。


「目標時間まで、残り1分です。」




「まあ、もうそんな時間ですのね…時間というのは本当に邪魔な制約ですわ。」


彼女は最後に実験していた男の脳から鉗子を抜き取り、彼を容赦なく絶命させた。




戦場の終焉


時間内に48人の敵全員を処理したダミルィー。その場には、生きたまま脳を弄り回され、最期には冷酷に殺害された死体が転がっていた。すべての死体は鼻腔から後頭部まで切開され、頭蓋骨が解放された状態になっていた。




瓦礫と血にまみれた実験場を一瞥したダミルィーは、スカウターのデータを確認し、満足げに微笑む。


「今日の成果は素晴らしいわね。これだけのモルモットが一度に手に入るなんて滅多にないもの。」




彼女にとって、この場はただのデータ収集の場であり、そこに人道的な感情が入り込む余地は微塵もなかった。




次の拠点へ


作業を終えたダミルィーは、ドローンに次の拠点への移動準備を指示。冷徹な微笑みを浮かべながら、その場を後にした。




「さあ、次のモルモットたちに会いに行きましょう。今日の成果を無駄にはできないわ。」




こうして、ナイジェリア某所の麻薬組織の拠点は、ダミルィーの非道な実験により完全に消滅した。その場に残されたものは、人体実験の痕跡と、恐怖と狂気の名残だけだった。






ペルー某所、麻薬組織の拠点制圧作戦 ~「アサシン」ヤシャスィーンの冷徹なる刃~


ペルーの山間部に隠された麻薬組織の拠点。そこは攫われてきた女性たちが囚われ、恐怖の中で過ごす地獄のような場所だった。暗闇が支配する夜、そこに静かに忍び寄る影があった。音もなく、殺気すら感じさせないその影は、ステルス機能付き戦闘服を身に纏ったヤシャスィーンだった。




影の侵入者


ヤシャスィーンは無言のまま拠点の入り口に立った。彼女のスカウターが敵の配置を正確に把握し、侵入経路と敵の動きを瞬時に計算する。


「目標:5名の救出と完全殲滅。」


機械のように冷たい声でつぶやくと、彼女は高周波ナイフを手に静かに動き出した。足音一つ立てることなく、まるで影が動くかのように敵の背後に忍び寄る。




無慈悲な制圧


拠点の見張り台に立つ敵。彼は何も気づかない。次の瞬間、ヤシャスィーンのナイフが喉元を掠める。鋭利な刃は音もなく首を切断し、敵は声を上げる暇もなく地面に崩れ落ちた。


「一人目、排除。」


冷徹に数をカウントしながら、ヤシャスィーンは次の標的に向かう。




建物内にいる敵の一団。彼らは拠点内で銃器を整備しながら雑談をしていた。ヤシャスィーンは壁際に身を寄せ、背後から一人ひとりを静かに仕留めていく。喉元を切り裂く、背中から心臓を突き刺す――その動きには一切の無駄がなく、相手が倒れる音さえ最小限に抑えられていた。




「彼女はアサシンそのものだった。いや、それ以上の存在だ。」


目撃者がいればそう語っただろう。しかし、この場には誰一人として目撃者が残ることはなかったが。




女性たちの救出


囚われた5人の女性たちは建物の奥深く、狭い部屋に閉じ込められていた。恐怖に怯える彼女たちの前に、突然、ステルス服に身を包んだヤシャスィーンが現れた。


「安心してください。助けに来ました。」


彼女の冷静な声に、女性たちは一瞬驚くが、すぐにその言葉に救いを感じる。




ヤシャスィーンはドローンに指示を出し、女性たちを安全な場所に搬送させる。


「あなたたちはもう大丈夫。ここを出たら、すぐに医療チームがケアをしてくれるわ。」


短く言い残すと、彼女は再び戦場に戻った。




最後の殲滅


女性たちの救出を終えたヤシャスィーンは、拠点内の残る敵を一掃するために動き出す。彼女のスカウターが敵の位置をリアルタイムで表示し、どの経路が最短で殲滅できるかを計算する。


敵が複数で固まっている部屋に近づくと、彼女はドローンに指示を出し、フラッシュグレネードを投下させた。眩い閃光が部屋全体を覆い、敵が怯んだ瞬間、彼女は迷いなく飛び込んでいく。




高周波ナイフは、敵の肉を裂き、骨を砕く。敵が銃を構えるよりも早く、ヤシャスィーンの刃は彼らの命を断っていく。部屋の中はわずか数秒で静寂に包まれた。




最後の確認と報告


拠点を制圧した後、ヤシャスィーンはスカウターを通じて艦船に報告を入れる。


「目標の5名を救出。拠点内の敵、全員を殲滅しました。」


簡潔な報告だったが、その背後に隠された冷徹な行動は凄まじいものだった。




彼女は周囲を確認し、残存する脅威がないことを確認すると、救出された女性たちが無事に安全圏に到着したとの報告を受けた。ヤシャスィーンは短く息を吐き、次の作戦に備えるため静かにその場を去った。




無慈悲な「救済者」


ペルー某所の麻薬組織の拠点は、わずか数十分で完全に崩壊した。その場に残されたのは、敵の血に染まった床と、無残に切り裂かれた遺体だけ。ヤシャスィーンの冷徹さは一切の妥協を許さず、作戦は完遂された。




囚われていた女性たちは救出され、新たな人生を歩む機会を得たが、そこに至るまでの道は冷酷そのものだった。ヤシャスィーンにとって、それは正義であり、敵にとっては容赦なき裁きだった。彼女は何事もなかったかのように次の作戦へ向けて歩き出す――無音の「死神」として。






ベネズエラ某所、麻薬組織の拠点制圧作戦 ~電子頭脳特化型「シグ」の静かなる破壊~


ベネズエラの奥深いジャングル地帯。麻薬組織の拠点として知られるこの場所は、一見すると何の変哲もない建物が点在するだけだった。しかし、その内部では非道な取引が行われ、多くの命が犠牲となっていた。だが、この日、その拠点に終焉の時が訪れた――無音の破壊を携えた「シグ」によって。




静寂の準備


「君たち、準備は完了しているかい?」


建物からやや離れた場所にいるシグが、周囲に浮かぶ50機のドローンに問いかけた。これらのドローンは、彼が自ら設計・改良を重ねた電子兵器の結晶であり、今回は特別な「装置」を運搬し、防御体制を構築する役割を担っていた。




「ウチの方はいつでもいけるよ!」


電子頭脳特化型ホムンクルスである彼女にとって、このような作戦は「計算通り」でなければならない。そして、それを実現する準備は着々と進んでいた。




ドローンたちは拠点を完全に包囲し、電磁波干渉防止シールドを展開する。これはシグが開発した特殊なバリアであり、外部との通信や信号を完全に遮断しつつ、内部にいる敵には何も異常がないように見せかける機能を持つ。




見えざる破壊


シグが取り出したのは、彼の傑作ともいえる超高圧電磁波発生装置だった。これはレベル2文明の技術を駆使して設計されたもので、指向性を持たせることで、建物内部だけをピンポイントで破壊する性能を持つ。




「さて、楽しい時間の始まりだ。」


シグはスイッチを押した。




外見上、拠点の建物には何の変化も起きなかった。ただ、静寂が広がるだけだ。周囲の自然も、まるで異変を察知したかのように静まり返っていた。しかし、建物内部では異様な光景が繰り広げられていた。




指向性高圧電磁波が建物全体に満たされると、内部にいた組織の構成員たちの体内で異常が発生した。神経系が過剰に刺激され、血管は破裂。目玉が飛び出し、鼻や耳、口などあらゆる穴という穴から血が溢れ出した。彼らは叫ぶ間もなく次々に命を落としていく。その過程は一瞬であり、音すらない死が支配する光景だった。




完了の報告


ドローンからスカウターに送られてくる情報は、「生命反応なし」を示していた。シグは一瞥し、「計算通り」とつぶやいた。




超高圧電磁波発生装置は、外部に影響を与えないよう細心の注意を払って設計されている。建物の外観には一切の損傷がなく、まるで何事もなかったかのように見える。だが、その内部では死が静かに、確実にすべてを奪っていった。




「楽勝だね。やっぱりウチの設計は完璧だ。」


シグは自らの腕前に満足した様子で次の作戦に思いを巡らせる。




静寂の戦争


この作戦の恐ろしさは、外部からは何も異変がわからない点にある。建物は無傷であり、ただ中にいる人間たちが音もなく命を落とすだけ。敵対者がどれだけ強力な武装を備えていようと、それらは一切無意味だった。




シグの技術は、既存の戦争や戦闘の概念を完全に超越していた。彼の使用する兵器は、破壊の痕跡すら残さず、ただ「 結果」だけを刻み込む。敵対する麻薬組織にとって、これ以上に恐ろしい「裁き」はないだろう。




次なる標的へ


シグは超高圧電磁波発生装置をドローンに収納させると、次の拠点に向けて移動を開始した。今回の任務はまだ終わっていない。彼には、麻薬組織の拠点を完全に壊滅させる使命がある。




「さて、次も楽しい時間になるといいね。」


そうつぶやく彼女の表情は、冷静でありながらどこか楽しげだった。




ベネズエラ某所の拠点に残されたのは、変わり果てた組織の構成員たちの無残な死体と、彼らが築き上げた邪悪な帝国の終焉の一片だけだった。シグの静かなる破壊は、正義と技術がもたらす新たな戦争の形を象徴していた。

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