第4話 ステータスの確認。
狼の頭を砕いた棒は粉々になる、どうやら俺の一撃の能力に棒は耐えきれなかった様だ。
もし俺の拳で殴ったら俺の拳が粉々になったのか、背筋が寒い。
「良かった、無事に退治出来たねお兄ちゃん」
「あゝだけど、血の匂いで他の動物が来たら不味いから此処からは離れよう」
俺と妹、それに男女は取り敢えずその場から離れる。
歩いて行くけど、目的地は特に無いので、少し開けた所で話し合い。
「さっきはありがとう、助かりました」
「俺も感謝する、ありがとうございます」
男女は俺に感謝して来る、まあ助けたけど俺達兄妹からしたら良い迷惑だ。
「先ずは自己紹介をしよう、俺はサダマサシ18歳です」
「妹のサダイクミ16歳です、よろしくね」
そして反対側の男女が自己紹介、ただ男の方は俺が名前を言った時に驚いていた。
「私はカゼノミドリ23歳です」
「俺も……名前は君と同じでさだまさしといいます16歳です」
なんと俺と彼は同じ名前なんだ、ただどう区別する?
「へぇ〜お兄ちゃんと同じ名前なの、顔も少し似ているのかな?」
似てないぞイクミ。
「偶然の一致で、面白いわね、ならば貴方はお兄さんで彼はどう言おうかしらね?」
女性2人は彼をどう言うかと考える、此処は女性に任して俺は話に不参加。
そこで彼は言って来る。
「俺の出身は埼玉なのでサイタマでも良いですよ」
彼が提案して来たので、俺達はその様にすると伝える。
ちなみに俺達兄妹は、東京の郊外だ。
自己紹介が終わって、俺はステイタス画面を見る、彼等がくる前にステータス画面を見る事が出来たので、MPの減りを確認する。
「MP100が90になったな、なら10回は狼とどうにか戦えるのか」
「お兄ちゃん、さっきの確認なの?」
「あゝMPが10減ったよ、後はどれくらいの時間で元通りになるかだね、それとこれの成長を確認しないと」
俺は先程妹にステータスを見せたけど、他人が見る事は出来ないみたいだ。
「ええと聞きますけど、ステータスてなんですか?」
「お姉さんラノベでよくある奴だよ!俺も確認してみよう!ステータス」
名前、さだまさし。
年齢、16歳。
称号、無し。
HP、100。
MP、50。
力、無し。
器用、無し
知力、+5
運、+1
これってどうなの?他の人の能力ってどのくらいなんだろう? それに無しが多すぎる気がするけど。
「ウワー、私のステータスこれでどの位の位置にいるの?この世界で生きていけるのかしら?」
名前、カゼノミドリ
年齢、23歳。
称号、薬師駆け出し。
HP、100。
MP、50。
力、無し。
器用、器用+2
知力、+10
運、+5
これが彼女のステータス、因みに俺たち兄弟は!
名前、サダマサシ。
年齢、18歳。
称号、剣士or格闘家。
HP、100。
MP、100。
力、+10
器用、+10
知力、+10
運、+10
名前、サダイクミ。
年齢、16歳。
称号、聖女
HP、100。
MP、100。
力、+5。
器用、+5。
知力、+10
運、+10
俺達兄妹は、良いのか悪いのかは今の時点では分からない!
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