異世界転移男子高校生の帝国復興録

@rainbow007

1章:帝国までの道のり

1幕:異世界転移

始まり

「おはよう、有川」

「おはよう、夜桜」

2人の男子高校生は朝の挨拶をする

1人は本作の主人公である夜桜明ありかわ あきら。オタクで帰宅部の高校2年生だ。

もう一人は夜桜の親友である同じくオタクで弓道部の有川蓮ありかわ れんである。

「今日の数学のテストヤバいんだけど」

夜桜が席に座ってそう言うと

「お前数学終わってるよな、、、なんで理系コース来たんだよ」

有川が夜桜の机寄りかかりながらあきれた様子でそう呟く

「文系から理系の変えは出来ないけど理系から文系の変えは出来るから、、、それに算数は得意だったんだよ」

「算数って、、、小学生かよ」

「うるせぇな、、、ってことで悪いがテストの答案机の端においてくれ」

「、、、アイスな?」

「ハーゲンダッツをお渡しします」

「よし、、、途中式しっかり書けよ?」

「もちろん」

そんな話をしていると

「堂々と大声でそんなカンニングの話してんじゃないよ」

「あ、十川」

クラスメートで同じくオタクの女子である十川杏里とおかわ あんりが話しかけてきた

「バレなきゃ犯罪じゃないんだよ、、、そう言うお前は大丈夫なのか?今日文系も古文のテストだろ?」

夜桜がそう聞くと

「彩音のお陰で大丈夫」

十川はそう答えた

「おいおい、、、メンヘラクレスの手を借りるのかよ」

「いつかお前の死体が川に浮かんでそうだな」

それを聞いて夜桜と有川は揶揄うようにそう言った

すると

ガシッ

「「ぐふっ!」」

2人の首が何者この手によって絞められた

「あらぁ、、、男の夢が叶っていいじゃない」

それを見て一人の女子が笑いながら近づいてきた

「あ、立花ちゃん。おはよう」

近づいてきた女子の名前は立花華凛たちばな かりんという清楚黒髪美女であった。

「おはよう。どう男子二人?彩音の胸の感触は?」

そう言ってメンヘラクレス改め白馬園彩音はくばえん あやねの豊満な胸に抱き潰されている夜桜と有川にそう聞く

「がはっ!ああ、最高だろうよ!これが彩音じゃなければな?!」

「学園最大の問題児の胸じゃ無ければな?!」

夜桜と有川はそう吐き捨てる

「私が問題児ってどういうことよ!」

「先月だけで何件事件起こした?」

「えっと、、、先月は他校の生徒と3回揉めて、バイト先が大麻工場で事情聴取喰らって、、、、あ!あとタバコがバレかけたね!」

夜桜の質問に彩音はそう返した

「彩音が他校生に襲われるのはいつになったら収まるのかしら?彩音と友達になって1年半、、、すでに50人は倒したわよ?」

立花がそう呟くと

「いつもありがと!華凛」

彩音は笑みを浮かべてそうお礼を言った

「ふふ、気にしないで。私も合法的に人を半殺しにできて楽しいから」

「はー、真の学園最大の問題児ぃー」

それを聞いていた十川が笑ってそう言う

「何よ?私は立花家のご令嬢で学年男女合わせて1番の運動神経と2番目の知能を持つ存在で先生からは模範生として呼ばれている優等生よ?それを真の学園最大の問題児って」

「、、、先月やった犯罪行為は?」

有川がそう聞くと

「売春10件、暴行5件、未成年飲酒17回、未成年喫煙2カートン。ヤクザからの下請けの大麻の売人の捕縛と拷問3件、」

立花はテキサスのギャングもびっくりの犯罪行為を話した

「ははは、、、彩音にバイト先の大麻工場を進めたこととタバコを売りつけたことが抜けてるぞ?」

夜桜が追加だといった感じでそう言う

「これがこの市一番の資産家一家の一人娘だとはね」

「彩音が悪いのよ!1年1学期の期末で私よりも24点も高い総合点数で学年1位になったのに全然私にこと見てくれなかったんだもん!だから、、、」

「はぁー、見にくい嫉妬だなー、、、というかその前から色々とやってたんだろ?」

「、、、彩音は高校卒業したら私の秘書になりなさい」

有川のツッコミに立花は話を逸らした

「わ、私なんかが華凛ちゃんの秘書だなんて!」

彩音はそう固辞するが

「この学園の猿共は彩音の勝ちを全然わかってない。こんなに可愛くて賢いのに」

立花はそう言って彩音を抱き締める

「わぁ!」

彩音は顔を赤くする

「「尊い!」」

夜桜・有川・十川は笑みを浮かべた

「というか、、、私達5人の関係性も不思議な物よね」

ふと立花がそう呟く

「確か、有川と杏里が幼馴染で、中学で夜桜と有川が意気投合して、、、その後に俺と有川が帰宅してる時に有川が道で矢をぶっ放したら孤児院の中に入ってそれを取りに行ったら彩音に出会ってそこから仲良くなったんだよな。でいつのまにか彩音が悪いことに手を染めてそれで出会った立花が俺達と仲良くなったと、、、凄まじいな」

それに夜桜がそう呟いた

「本来、立花とかあそこら辺の運動部と仲がいいだろうからな」

有川の目線の先には

「安藤に桜井に赤座の野球部トリオに鳥居と寒川のサッカー部コンビか」

野球部の安藤琢磨あんどう たくま桜井俊さくらい しゅん赤座勝さかざ まさるとサッカー部の鳥居海斗とりい かいと寒川相馬かんかわ そうまの男5人がしゃべっていた

「野球部とサッカー部って喧嘩するとか思ってたけど違うんだな」

「アニメだけってことでしょ」

「だね、、、喧嘩と言えばあそこは毎日喧嘩してるね」

十川が見つめる先には

「海原と焔日か」

海原水うなばら すい焔日煉ふむらび れんの男女コンビが居た

「海日カップルは今日も熱いねぇ」

「ケンカップルは実際に居るんだな、、、コーヒー飲みたくなってきたな」

彩音と立花はそう呟く

「カップルと言えば黒羽と白脚はイチャイチャしてて目に毒だな」

「あいつらはもう末期だろ」

黒羽麒麟くろばね きりん白脚小鳥しらあし ことりは学年で有名なカップルである

「彼女ねぇ、、、欲しいか?」

夜桜がそう聞くと

「青春の墓場だろ」

有川はそう返した

「だよあぁ、、、、はは」

夜桜は顔が引くつった

「ん?どうした?化け物でも見たような顔をして」

有川が心配そうにそう聞くと

「いや、今日のテストのこと思い出しただけだ」

夜桜はそう返した

だが実際には

(十川と彩音と立花、、、めっちゃ怖い目してたんだけど、、、有川モテすぎだろ。十川と彩音は心当たりがあるけど立花はなんでだよ?有川の主人公体質だ、どこかで襲われてた立花を助けててもおかしくはないな)

そんなことを考えていたのであった

(こいつ、中学最後の大会の日に会場向かってる時に暴漢に襲われてた女の子助けて大会出れなかったからな。女の子を救うために元々の予定の時間に間に合わなかった、、、主人公あるあるだ。しかもその後助けた女の子の家族からお礼されてめっちゃ変え貰えそうだったのを親子そろってきっぱり突き返してたから。あれはかっこよかったな、そういやなんだったけな有川が助けた女の子の家の名前)

そんなことを考えていると

「そろそろホームルームだな。というか今日遅刻と休み誰も居ないんだな」

有川がそう呟いた

「確かに、理系クラスとか一夜漬けして遅刻する人いると思ってたけど」

十川もそう呟く

「まぁ、一限すぐにテストだから理系はすぐ来たんでしょ」

立花もそう呟く

「不登校も居ないし、風邪とかも流行ってないからね」

彩音もそう呟いた

その瞬間だった

ピカッ!!

「「え?」」

突如足下、、、教室の床全体に魔法陣が現れた

(え?魔法陣?なんで?え?)

夜桜はあまりにいきなりのことに困惑した

「っ!」

だが歴戦のオタクはすぐに気が付いた

そしてそれは

「全員跳べ!!」

有川もだった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

次の更新予定

2024年12月25日 09:00

異世界転移男子高校生の帝国復興録 @rainbow007

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ

参加中のコンテスト・自主企画