学生4人が怪奇談を解決していく本格ミステリー。
探偵ものの要素が強く、謎を解決していくために推理をしながら証拠を積み重ねいく過程がなんとも怖い。
極限状態の人間模様を描くことにこだわりがあるようです。
本作の世界観には魔法のようなものはありません。リアルと怪奇が絶妙なバランスで混じり合っている感じでしょうか。
キャラには役割が分担されておりますが、たくみに人を陥れながら問題を解決するようなダーク担当のキャラは覚醒前の状態のようです。物語がまだ序盤ということもあり、キャラ特性が発揮されるのはこれからなのでしょう。
とてものめり込みやすい作品かと思います。
一読してみてください。
街外れの丘の上に立つ古びた屋敷。
地元では「呪われた屋敷」と呼ばれるこの屋敷には、「消えない赤いシミ」があるという。
今、大学のオカルト研究会が、封印された謎に迫ろうとしていた。
集まったのは、リーダーの井村遥香、親友の大森美羽、実は気弱な古川大樹。
そして天才といわれる町田悠一。
オカルト研究会の3名プラス1名は、屋敷の調査へと向かう。
ゆるくがんばるはずの調査は、赤いシミの「ある特徴」に気がついたとき、思わぬ方向へと進み始めることになる――。
ライトなノリと、不気味な謎が絡み合う、新感覚の「青春」×「ホラー」×「ミステリー」。ここに開幕!!