第11話 家電量販店でのかくれんぼが流行してる世界にしてみた
くしゃみを我慢しないといけない世界は十分に満足した。
そこで別の数学を求めて世界を改変することにした。
洗濯機や酸素カプセルや日焼けマシンなどの機械に入っている女性はとても良い。
ということで今回は洗濯機の中に入るのが普通の世界にする。
まずは準備として洗濯機を改変する。
「内側からも開けられる構造の洗濯機しか販売されていない世界になれー!!!」
これで洗濯機に入ることが可能となる。
「洗濯機の中に隠れるのが手軽に隠れられる場所だと思われている世界になれー!!!」
これで洗濯機は絶好の隠れ場所となった。
「家電量販店でかくれんぼをするのが子どもたちの間でブームになれー!!!」
ふはははは、これで完璧である。
透明になって家電量販店に向かった。
***
「いーち、にー、さーん...」
ブームなだけあって、家電量販店でかくれんぼをしている子供たちを見つけるのは簡単だった。
冷蔵庫の裏に隠れている小学生はたまらない。
バスタブの中に隠れている小学生もたまらない。
そしてうろうろしているとお目当ての子を見つけた。
靴を脱いで洗濯機の中に入っていくのが見えた。
「最高...」
小さな体を折りたたんでぎゅーっとなっている姿を見れて満足した。
コンセントなどが繋がっていないのを確認してから、こっそりと洗濯スタートボタンを押した。
洗濯機の中で動くことでドラムが動くこの動き...
ぎゅーっとなるこの感じ...
小学生が大きな洗濯機に入るのは実質数学行為に等しい。
洗濯機に入る子をじっくり観察した。
そして何人か観察しているとその時が訪れた。
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
黒髪ショートの5,6年生の高身長スレンダーな体型の子が洗濯機に入っていったのだ。
皆より大きいので入るのに苦労していた。
外から見ると、小さくぎゅーっと丸まっていて、とてもきつそうである。
そのうち中が少し曇ってきた。
そしてゆっくりと洗濯機のスタートボタンに手を伸ばした。
『ポチッ』
洗濯機のスタートボタンを連打した。
動かない洗濯機のスタートボタンを押してると店員が近づいてきた。
「こらっ!!洗濯機に入るんじゃない!!」
女子小学生のお腹の部分に手を回されて無理やり洗濯機から担ぎ出されてしまった。
「かみ...さま...」
洗濯機から無理やり出される女子小学生は最高である。
そしてその場で黒髪高学年ロングスカート女子小学生を崇め奉った。
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