第10話 花粉の飛んでいる量が10倍の世界にしてみた
制服がTシャツになる世界は十分に満足した。
そこで別の数学を求めて世界を改変することにした。
声を我慢する行為はとてもえちえちである。
ということで今回は声我慢をさせる世界にする。
「飛び散る花粉が去年の10倍の世界になれー!!!」
これで多少の花粉対策をしてもくしゃみが止まらなくなる。
「高校生以上はくしゃみをすると罰金1000円の世界になれー!!!」
これでくしゃみを我慢しなくてはいけなくなった。
「自分だけ花粉でアレルギー反応がでない体になれー」
これでゆっくりとくしゃみを我慢する人を観察できる。
まずはギターを練習している軽音部の様子を見に行く。
***
「目が幸せだなー」
顔と目をを真っ赤にしてくしゃみを我慢して練習する女子高生を見ることができた。
インフルエンザ予防のために教室の窓は全開である。
女子の泣き顔はたまらなく良い。
「ちょっと優子、くしゃみしたら1000円を国に払わないといけないんだよ。我慢我慢。」
そうか、この子は優子ちゃんというのか...
ここでさらに追い打ちをかける。
「この子だけアレルギー反応が2倍になれー!!!」
今にもくしゃみをしそうで、体をつねって我慢している。
「はっ...はっ...はっ...」
「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」
もうちょっとでくしゃみが出そうだ。
「はーくしょん!!!」
「かみ...さま...」
その場で声我慢女子高生を崇め奉った。
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