第4話
ただ、そんな義妹にも欠点がある。
「あれ?今何しようとしたっけ?」
「あれ?ここどこ〜?」
「ああっ、保湿忘れた!」
などなど少し、かなりおっちょこちょいなんだ。
正解を指摘すると、
「……うるさいですよ。言われなくたって……!」とそっぽを向いてしまう。
困った義妹だ。
思春期に急にこんな人が義兄になるなんて、義妹からしたらやっぱり嫌だよな。
高校は寮がある高校にしようと密かに決意しているのだ。ごめん。後数年は耐えてくれと心の中で義妹に訴えて生きていた。
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