第2話 マスターのマスターキーは錬金素材

「あ、下等生物にてチュートリアルだけ送っておかないと、主様に怒られちゃう、てへぺろ、送信と」


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「はぁはぁ、メイシア可愛いよ」

「しね」

「ドSメイシアたん♡はぁはぁ」


とりあえずパンツとメイド服は流石に着たけど、僕これからどうしたらいいんだろう?と思っていたら。


【ちょりーす、女神だけど、適性通りに転生させといたわ笑錬金術と女の適性あったから笑えるんですけど笑、童貞失って良かったね笑笑まあ適当に生きてくれたらいいよ笑、おまけ〜女神の身体に反応しない時点でやっぱり女適正あったんじゃない?童貞くん笑笑】


次会ったら絶対〇ろす、三枚おろしにして金網で焼いて大根おろしとポン酢かけて食べてやる。

しかし胸が重いし足元見えない、メイド服渡してきておきながら靴は渡さないこのじいさんも不快すぎる。


「ワシの肩を揉むのじゃ」

「嫌だね!」

「命令を聞かないじゃと?ワシの命令は絶対聞くはずじゃ無かったのか?初めてのホムンクルス成功じゃったからイレギュラーも起きるかのぅ」


さっきまでの流れは命令判定じゃなかったのか?よく周りを見渡してみるとおかしな事をに気が付いた。


「おじさん、あれ人間?」

「よくぞ聞いてくれたぞメイシア、あれは人間の女だったものだ、そしてお前を作った材料の一部でもあるぞ!そんな事よりこっちに来てくれメイシアよ」


思ったより僕、初手からピンチじゃないか?童貞だったからホムンクルスを作った何となく察せる。


「僕を作った理由って理想の彼女が欲しかったからですか?」

「おお!流石察しが良いな、ワシが作ったメイシアじゃ、さあそのたわわに実った豊満な果実を触らせてくれ、はぁはぁ」

「はい、マスター、その前に能力とやらはマスターも持って居るのですか?」

「おお!良くぞ聞いてくれた!ワシの天才的な能力は解析じゃ!解析と言ったり、思うだけで機械や設計図まで操作も制作理解出来るのじゃよ、便利じゃろ?さあはよ、はぁはぁ♡」

「錬金術」

「なんじゃ?」


錬金術といいつつ金は錬成出来ないが多少使い方は分かった、唱えたら脳内にぼんやり使い方が浮かんだのだ、要するにこの能力は。


「ワシの長年の感が言っておる、メイシアを拘束すべきじゃと」

「まじかー僕やばいかも」


おじさんが手を振るとそれに連動してアームが六本出てきた、あれは間違いない僕を拘束してあんな事やこんな事をする機械だ、解析割とチートじゃない?もしかして。

でも僕は相性がいいみたいだ、錬金術。


「な、なんじゃ!」


手を地面につけると金属が飛び出してきアームに接触結合していく。


「なるほどね、こうなるんだこれ」

「何故じゃ!能力を持っている!創り出された生物は能力を持たないはずじゃ!」

「無機物じゃないと錬金術対象にならないみたいだね、これ」

「錬金術じゃと?ホムンクルスを産み出す機械にも使われていた能力じゃと?」

「しかし男の僕の事散々な目にあわせようとしたよね、錬金術」


対象が無機物にしかとれないだけで無機物を使って色々な事は出来るんだよねー、この能力。


「いったいどういう事じゃ!やめろ!くっ動けん、おい、そこはワシの大事な!」


よし、おじさんのミニマムおじさんを金属を使って封印して潰してやった、手も封印したからこれで機械も動かせまい。


「錬金素材になって良かったね♡」

「これはこれで良いな、はぁはぁ」


痛み感じて無いのか?本当にまともじゃない⋯他に実験材料にされた人達は居ないのだろうか、されてない人が居るなら連れて逃げなきゃ行けない。


「というかまともじゃないおじさん、もう生きてる人は居ないの?そっちにも結構キレてるんだけど」

「実験材料に感情移入するとは馬鹿じゃの笑しかしこれじゃワシは逃げれんな、仕方ない、自爆コマンド起動じゃ!他の奴に研究成果渡してなるものか!」

「は?嘘だろ!?」

「最終産まれたばかりのホムンクルスならこれは知るまいて、『解析』」


アームやノコギリ、ミニガンぽいのまで出てきた、どうなってるんだ?ヘルメットぽいの最初から着けていたけど気にしていなかった!クソ!あれか!。


「『錬金術』僕を覆いながら下に穴を作るんだ!」

「そうはさせん!」


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「そうはさせんとは言ってたけど、壁に阻まれて何も出来なかったみたいだね、何とか逃げられたけど、下何にも無くない?え?」


下を向けば白い雲!ここ空島だったのかよ!というか僕しんだ?おお、神よ、あのゴミでは無くちゃんとした神よ、どうしてこんな人生なのですか⋯。

直後爆風と爆発による衝撃波で僕は気絶したのだった。


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