第5話 熟考

どんな能力があったら便利だろうかと、帰宅後、飯を作りながら、飯を食べながら、テレビを見ながら、風呂に入りながら考えてみた。

実際、おっさんの能力はずりぃなと思わざるを得ない。しかし、世捨て人にならなければ確かにあのくらいの能力があってもおかしくはない。対価は十分な程払っている。それまでの人生全てを棄てているのだから。

はてさて、私はどのような能力が欲しいのか、今一度考えてみる。

ゴムの能力...あの世界観だからな...

火を自在に操る能力...火力発電にはもってこいだが...

水、風、土、森、光、マグマ、近接パワー型、遠距離操作、空を飛べる、秘功を突き内部破壊をする技、外部を切り裂く技、紐になる能力、潜航する能力、治す能力、爆破する能力、空間を削る能力、本にする能力、何でも紙にする能力、毒を巻き散らかす能力、兵隊を自由に操る能力、電気、氷、霧、天候を操る能力、時空間移動能力、砂、バラバラになる能力、生命を産み出す能力、重力を自在に操る能力、煙、糸、バリヤを張れる...


どれもピンと来ない

なんたってフラミンゴおじさんの能力が羨ましすぎる。それも、あのおじさんの言ってることが本当なら、全てを失っても何の能力が発動するかは運次第だ。あまりにも覚悟に対しての対価の恩賞が未知数だ。こんな事ではいつまでも何も破壊できない。対価の未知数に賭ける程絶望してないからか、覚悟が出来ない。

何かを得るためには何かを失わなければならない。

そんなことは百も承知だ。しかし、未知数過ぎる。せめてこういう能力が約束されますと言うことなら考える余地があるが、何が出るか分かりませんけどとりあえず失ってみなされとは、1000円ガチャで特賞が出るか、はたまた鼻眼鏡が出るかでは、ベットする気にすらならない。

考えても無駄だな。とりあえず今日は寝て明日また考えよう

と、床についた。

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