第5話 阻む者
魔物が「おお、何だか良い匂いがするな」と下に顔を向けていた。
文也が「うわ。な、何だよ」と魔物の手に、文也が乗っけられて居た。
魔物が「頂きます」と嬉しそうな顔をして大きな口を開けた。
アレンが「文也ー」と名前を呼び呪文を唱えて魔物に火を浴びせた。
魔物が「痛い。誰だ?俺にこんな熱い思いをさせやがったのは」とアレンを見て居た。
アレンが「文也、大丈夫か?こっちへ来い」と手招きをした。
文也も一生懸命、走って行って魔物が後を追い掛けてきた。
魔物が「待てよ。こっちに戻って来い」と文也を追いかけた先には、白い透明な壁になって居る場所に、アレンが「こっちだ」とクレナもそこに居て文也は飛び込んだ。
クレナが「きついわよ。文也、あなたが居ると、私達まで外に飛び出しそうよ」とクレナがぎゅうぎゅうに詰められて苦しそうにして居た。
文也が「悪いな?俺が入ったから余計だよな?」と話をすると、アレンが「ちょっとは我慢してくれ」とクレナに説得させた。
そして、魔物は「どこへ行ったんだ?何だか匂いがしなくなったな?まぁ、いいか」とその場から遠くへと離れて行った。
文也達は「ふー、助かったぜ(ね)」とため息をつきながら、一息ついて汗を拭いて居た。
白い壁を閉まって、魔法のバッグに入れた。
その場で休憩をしてアレンの家に「行こうか」と誘われて、アレンの家に行くと「お、来た来た」と笑顔でウイステリアが手を振って居た。
アレンが「お前まだ居たのか?」とウイステリアを見て居た。
ウイステリアが「だってよ?此処には魔物が居ないから良いだろう?安全には変わりないし」とアレンの返事に笑顔で答えた。
アレンが「まぁ、良いけどな」とやれやれと言った様子で話をした。
クレナが「うわー?焚き火でさつまいも?美味しそう。食べて良い?」とウイステリアに声を掛けた。
ウイステリアが「良いけど…、あ、それ俺が今食べようとして居たのを取ったな」とクレナに指摘した。
クレナが「良いじゃない?減るもんじゃあるまいし」とウイステリアに話し掛けた。
アレンが「2人とも喧嘩するんじゃねーぞ?さつまいもぐらい、2人で仲良く分けて食べろよ」とウイステリア達に注意をした。
ウイステリアは、「ん?これ、まさかの美味しいものか?」とゴールド色の丸いものを食べようとしたら、硬くて食べられなかった。
アレンが「それは、魔物のフンだ。気をつけろ。近くに居るかも知れない」とウイステリアに注意を促した。
クレナ達は「ドシドシ」と言う音に、耳を澄ませて、アレンの家に入って行った。
魔物は「確かに此処で、美味しそうな匂いがしたんだけどな?」と横目でギロギロと睨んでは、歩き去って行った。
文也が「此処は魔物が多いんだな?流石に冷や冷やするぜ」とクレナ達に話をして居た。
クレナが「もう、明日は我が身だと思うと怖いわ」と何故か恐る恐る、冷や汗を掻いていた。
そんな矢先、ウイステリアが「こうなったら隣町に引っ越すか?その方が魔物が居なくて良いぞ」とクレナ達に提案をした。
アレンが「それが良いかもな?あまりに俺達の魔術じゃやっつけられないし」とあーだこーだ言って居る内に、文也は「俺達が戦わなくてどうするんだ?そんなんじゃいつやられたっておかしくないんだぞ」とクレナ達に話をすると、アレンが「じゃ、どうしたら良い?そんな事を言っても、俺達に魔物が敵うはずがないだろう?」と返事を返した。
文也が「それもそうだな?その方が無事に過ごせるなら越したことは無い」とアレンの話に一喜一憂をしていた。
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