第5話 心の居場所
里美が来て「最近どう?」と声を掛けた。
明美が「それがさー。母親のももって人が居るんだけど、あまり仲良く出来なくて困って居るんだよ」と里美に寂しそうに返事をした。
里美が「そう。大変だね?」と明美の気持ちを察した。
「明美ちゃん。友達が来て居るなら来て居るって言えば良いのに」とももに声を掛けられた。
明美が「また私の友達が来て居ると思ったら、わざとらしく母親ヅラするんだよ」とももに対して怒りを露わにした。
里美が「でも、良い母親じゃ無い」と嬉しそうに明美に話し掛けた。
明美が「里美が来て居るから特別、優しいだけだよ」と里美に言い残し、里美の側を離れた。
明美は「誰も私の事をよくわかってくれないのね?それもこれも、ももって言う母親が来てから、可笑しくなったんだ」とももに対し腹を立てて居た。
明美はあの女性に電話を掛けると女性が「もしもし?明美ちゃんかな?久しぶりだね。あれからどうですか?」と電話に出た。
明美は「相変わらず、ももさんの態度がデカイですね」と女性に返事を返した。
女性は「何か疲れて居るみたいね?また気楽に話をしに来て貰って良いんだからね」と楽しそうな返事が返って来た。
明美が「ありがとうございます。また、電話をして来て良いですか?」と眼をキラキラさせて居た。
ももが「あら?何だか嬉しそうね?彼氏?」と明美を馬鹿にしに来た。
明美が「また来やがったか?」とももに対して心の中で想って居た。
明美は「そんな訳ないじゃ無いですか?彼氏だなんて」とすっとぼけた返事を返した。
ももが「じゃ、彼氏じゃなかったら誰なの?」と訊ねられて、明美は「知り合いです」とはっきり伝えた。
ももが「そう?怪しいわね?」とにこりとして、その場を立ち去って行った。
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