異世界で旅をする。
Taku
第1話
僕は道を歩いていると魔法陣が僕を包み込んだ。
目をあけると、白い空間にきており
女の人がいた。
「私は、ここの地球の女神をしています。
あなたを異世界の剣と魔法の世界に連れていくために
魔法でこの白い空間に連れてきました。」
「神様ですか。ついに僕にも異世界転移ができるんだ」
僕は言った。
「はい、あなたは異世界に転移をして
魔王を倒してもらいます」
「うわ、いきなり重大な仕事をまかされるのか」
「しかし、あくまで魔王を倒してほしいというこちら側の要望なので
好きに生きてもらってかまいません」女神が言った。
「そうなんだ。けど、強くなりたいな」
「残念ながらスキルは、異世界言語しか与えることができませんが
異世界には魔法と剣があります。自力で頑張って下さい。
魔法が使えるなんて贅沢ですよ」女神が言った。
「よし、頑張って強くなってやる」僕は言った。
僕は、22歳で会社員をしていたが
最近遊ぶ時間がなくて困っていた。
これで自分は異世界で自由だと思った。
「それでは、剣と魔法の世界に行ってらっしゃい」女神が言った。
女神が僕に魔法陣をかけて
何か呪文を唱える。
次の瞬間森の中であった。
転移した場所は森の中
近くにゴブリンがいた。
異世界といえばゴブリンじゃんと思い
僕はゴブリンに向かってファイアーボールと言って
放ってみるが、何も出てこない。
近くに落ちてある木の棒を使って応戦しようとするが
相手のゴブリンのレベルが高かったら
死んでしまうと思って
急いで逃げた。
ゴブリンが追いかけてくるが、体が小さいので
僕の方が速い。なんとか逃げ切ると
森の出口が見えてきた。
僕は、森の中は危険だと思って光がさしている出口を
目指した。
森を出たら、平原になっていた。
そして1km先に町が見えた。
これで、自分の安全が確保されると思って
僕は、今の恰好はまずいんじゃないかと思ったけど
しょうがないと思って町に向かった。
町につくと、門兵がいて、人が並んでいた。
僕も最後尾に並ぶ。
列がどんどん進んで行って
僕の番になった。
「どこの出身だ」門兵が言う。
「日本出身です」僕は答える。
「その国は知らないな。東の国なのか。とりあえず、銅貨3枚を出せ」門兵が言う。
言葉が通じているのは、転移をさせた神様が異世界言語というスキルを入れてくれたからだ。
僕は門兵に銅貨3枚を渡す。
これは、転移したとき、ポケットの中に金貨5枚 銀貨10枚 銅貨30枚が入っていた。
女神様が気をきかせてくれたのだろう。
僕は町の中に入ってすぐに
服を買うために服屋に行った。
街中でみんながよく着ている服が服屋にあったので
その服を着た。
僕は、これから何をしようかと考えて
冒険者ギルドに行くことにした。
冒険者ギルドに行けば、金を稼げることができるからだ。
ちなみに、僕の名前は萩原 悟
特にこれといった特技もない。
ただの平凡な会社員である。
冒険者ギルドに着くと
冒険者ギルドは
結構でかい建物であった。
僕は、中に入った。
ガヤガヤと人の声が聞こえて
受付はすいていた。
僕は受付のお姉さんのところに行った。
「すいません、冒険者登録したいんですけど」僕は言った。
「はい、冒険者登録ですね。銀貨3枚必要となります。」受付のお姉さんが言った。
「すいません、最近この国に来たんでお金の単位をしらないんですけど」僕が言った。
「おかしいですね、このフーレル大陸の人はお金の単位同じなんですけど
まあ、教えましょう。銅貨100枚で銀貨1枚 銀貨100枚で金貨1枚
金貨100枚で白金貨1枚 白金貨100枚で大金貨1枚となっています。
大金貨はほとんど使いません。金額が大きすぎるので
白金貨は商人の取引で使うことがあります。」お姉さんが言った。
「そうなんですね、ありがとうございます」僕は言った。
「私の名前はセリアっていうのよろしく」セリアさんが言った。
僕は銀貨3枚をセリアさんに渡して
冒険者登録を行った。
紙を渡されたので
そこに、自分の出身と名前を書いていく
出身は二ホンと書いておく
名前は萩原 悟だと違和感をもたれるので
アーロン・マーティンと書いておく
紙を提出すると
「ニホンって聞いたことないね
どっか遠いい国かしら」と聞かれたので
「かなり東の国です」と僕は答えた。
「水晶に手をかざしてください」セリアさんが言った。
「ステータス表記ですか」僕が言う。
「はい、この水晶に触れるとステータスを表示できるようになります」セリアさんが言った。
僕は水晶に手をかざした。
すると、画面がでてきた。
アーロン・マーティン
レベル1
HP 50
MP 40
スキル
異世界言語
となっていた。
「アーロンさんはレベル1なので、最初は雑用などをやってもらい
慣れてきたら、モンスターを倒してもらいます」
「最初にモンスター倒したらだめなんですか」
「冒険者にはランクがあって、Fランクが初心者冒険者となっていて
ランクがAまで高くなります。
さらに、名声や実力が他を超える人がいたらSランクとなります。
アーロンさんは、Fランクなので雑用などの依頼を最低でも5個してもらわないと
モンスターを倒す依頼はできません」
「そうなんですか」僕が言った。
「皆さんも最初はスタートが同じで同じようにやっています。」
「分かりました。」僕は言った。
「では、冒険者登録が終わったので、
Fランクの木版をあげます」
僕はそれをもらって首にかけた。
「それでは、いい冒険者生活を」受付のセリアさんが言った。
僕は依頼が張っている掲示板に行って
簡単な雑用の依頼を受けることにした。
最初の依頼は掃除
掃除の手伝い
銅貨10枚
時間 午後だけ
という依頼があったので
早速依頼を受ける。
受付のセリアさんに依頼書を出して
ハンコを押してもらい承諾される
僕は依頼書に書いてある地図を見ながら
依頼主の家に行った。
家につくと、依頼主がいた。
「あなたは、冒険者ですか」おばあちゃんが聞いてくる
「はい、依頼を承りました」僕は言った。
「私はディアナっていうの」ディアナさんが言った。
「よろしくおねがいします」僕は言った。
ディアナさんが家の中を見せる
どうやら、お店を開いてるようで
薬品などがあった。
「最近掃除してなくて、依頼したの」ディアナさんが言った。
「僕に任せてください」僕は言った。
僕は掃除を前の世界でしたことがある。
綺麗に掃除をするのが好きだった。
僕は、物を移動したりして、掃除をしやすいようにした後
雑巾で掃除をした。
けっこう力を入れないといけないので大変だった
3時間ぐらい掃除をしたら
ほこりがなくなってすっきりとした。
「アーロンさんありがとうございます」ディアナさんが言った
「いえいえ、こちらこそ」僕は言った。
僕はディアナさんに依頼書を渡して
サインをしてもらった。
ディアナさんと別れた後、ギルドに向かった。
それにしても、後5回も雑用しないといけないなんて大変だなと思った。
だって、早くゴブリンとか倒したいじゃんと思った。
けど、僕は自分が最初転移した時にゴブリンがいて
自分が逃げたことを思い出す。
やっぱり修行を積まないと無理かと思った。
ギルドに戻って
セリアさんのいる受付に向かった。
「アーロンさん早かったですね」セリアさんが言う。
「はい、掃除だったんで簡単に終わりました」僕が言った。
僕はセリアさんに依頼書を見せた後、
お金の銅貨10枚をもらって
ギルドを出た。
異世界で旅をする。 Taku @Taku777701
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