三仕事目 休みなんかねぇよ、うるせぇよ
みなさん、だいぶ前に俺たちの仕事内容を軽ーく説明しました。
そうですね、魂の仕分けやら転生先の確認的なことを言っていましたね。そしてついさっき神さんからこんなメッセージをもらいました。
神:月一に旅行(仕事)に行けるようにしたしぃ特別業務しますよぉ
そしてその特別業務というのが、天国への門の受付、案内である。
「新規の魂の方はこちらへ転生五回目以上の方はあちらにお向かいください」
「初めての転生ですね。まずこちらの紙に天国での詳しいルールがあります、これを必ず端の方まで読んであちらの列へお並びください」
「ちょっと!あなた地獄行きの方ですヨネ!ちゃんとルールを守ッテ!」
これはこれでもの凄く疲れるのである。一応勤務時間はいつもより短めになってはいるがやはり人とコミュニケーションを取るのは大変なのである。普段は聖人である、ペトロとアンデレなどの管轄なのだが、聖人は聖人で加護を与えたり予言したりと大変だという。
『魂の皆さんお待たせいたしました、天国への門が今開門いたします』
門が開く。それは地獄の始まりの合図でもあった。
そう一人一人チェックしつつ一気に入らないように大体五人ずつ天国にいれるのである。そうこの一人一人チェックのところが重要なのである。それは中に危険物や怨念、書類では確認できない項目などを全身にスキャンしないといけないのである。
ここで言うスキャンは空港とかにある金属探知器的なやつなので下まで満遍なく行う。この時にしゃがむ。もうお分かりだろうか、そうしゃがむのである。
つまり、、、
(((腰が死ぬほど痛い!!)))
三人いても相手は何百人ともいる魂の大群捌ききれないのである。
よくこんなの聖人二人で回せてるな、、、
ビー!
この音は、、、!
「待て!勝手に行こうとするんじゃない!」
「うるせぇ!長々と待たされてまだ待たせられるのかよ!?」
言いたいことはものすごくわかる、わかるけど規則だからね。しょうがないね。
ちなみに俺らはこんな人がいた場合すぐに止めないといけない。止めないと神さんから三時間お説教タイムなのだから。
「止まれやあああ!!!」
「待てぇぇぇ!!!」
「休ませろやァアアアア!!」
一人愚痴ってる奴がいたぞ!?
そんなこんなで今日の特別業務は終わり!ちゃんと捕まえて、無事地獄行きになったよ。しょうがないね、ルールに書いていたもんね。
「「「ようやく終わった、、、」」」
「お疲れ様ですぅ」
これで帰れる、、、いや帰ってもどうせ仕事だな。
「お疲れ様でーすw」
「今日の仕事代わりにやってありがとうね」
ん〜???仕事の代わりということは、、、
「「ペトロとアンデレ!?」」
「あっ、知ってたんだ嬉しいわーw」
「どもっす」
いや驚きである有名どころの聖人様がおいでなすったからな、、、なんか既視感が、、、。いや、最近にもあったな有名どころの聖人様、モから始まって真ん中にーがあって最後にセがつく人。
「いやーちょっと最新作のゲームにハマっちゃってさw今日担当だったけど夜更かしのしすぎで体調崩してさぁw代わりありがとねw」
言葉の所々にあるwが気になってしょうがないが、なんだよゲームの最新作って聖人ってなんだよ、てか体調不良は魂の状態ではならんじゃろ、絶対仮病だろ、てかなんで上は気づいてないんだ!?
「はぁ、アンデレさん?の方は?」
「寝てた」
ふーーーーーーーーー(渾身のため息)
「アンデレさんアンデレさん」
「何?」
「あなたはだんだん眠くなーる」
「おぉ」
「あなたはだんだん眠くなーる」
「あぁz z」
「あなたはだんだんねm睡眠術パンチ!!!!」
「だぼふぁ!?」
あ、やっちまった♡
こってり絞られましたとさ。
______________________________________
絆くんは悪くないんです!ただ怒りと疲れのあまり某アニメの技を聖人にやっただけなんです!!、、、、、アウトかぁ。
パクリじゃないです。ただ絆くんが漫画とかアニメ付きだったからこの技を知ってたまでであります。
アンデレは悪くない(嘘)なんならペトロの方がタチ悪い
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます