——涼side




正直、・・・結城ちゃんが来てくれるなんて思わなかった。


また逢えるとか思っていなかったから。


少し顔を赤くして俺の方を見てる結城ちゃんは、

凄く可愛かった・・・・。



左手を伸ばし結城ちゃんの顔を触ると、・・・ピクッと反応してまた赤くなった。


「結城ちゃん・・・・俺に逢いたかった?」


俺は卑怯だな。


頬を触って耳を触ると・・・結城ちゃんは少し顔を傾け・・・・。


「・・・・//////逢いたかったよ・・・・///////」


なんでだろう。


俺はこんな場所で・・・こんな仕事をしていて、

君に触れる資格なんてないかもしれないのに・・・。


少し体を結城ちゃんの方に近づけ顔を近づけた・・。


「結城ちゃん」


結城ちゃんは目をパチパチさせて俺を見た・・・。


「していい??」



・・・・・・・。


俺は君に触れたくて仕方なかった・・・・。





——結城side




ヘッ?!///////

して・・・いいってっ?!///////


「なっ・・・何を???///////」


思わず聞き返すと涼君はププッと笑って、


そのまま下から顔を近づけ・・・・この前みたいに唇を重ねた・・・・//////

膝の上でガッチガッチに固まった私の手を優しく握って・・・解してくれながら、


「ん・・・//////」


一回離れるとまたペロッとキス・・・・//////


「涼君???////////」


涼君は私の手を握ってスリスリしてくれた・・・・。


「・・・指綺綺麗なのにささくれ出来てる」


はっ・・・///////


思わず手を離し自分の指を見ると・・・確かにささくれ!!!


やだぁー・・・・//////


恥ずかしくって指を隠した。


「家事をやってる証拠かな?」


涼君はまたそう言って笑って私の手を握った・・・/////


家事・・・・。


「結城ちゃん料理好きでしょ???」


涼君は笑って言った。


あっ・・・・


「料理は好きッ!!!なんでわかったのッ???手、変な匂いしたッ???/////」


慌てて言うと涼君は噴き出して笑いながら・・・・。


「なんとなくねーー・・・・・・いいなー、俺も結城ちゃんの飯食いたいなーー」


・・・・・//////


「涼君は・・・ご飯はいつも外食とか???」


「んーー・・、仕事終わるのいつも遅いからー、・・・他の奴と外食か食べないか・・・かなぁー」


そっか・・・・。


涼君彼女はいないって言っていたけど・・・作ってくれる人とかもいないのかな。


「結城ちゃん・・・、今日も質問していい???」


涼君は優しく笑って言った。


///////・・・・・・・。


「何???///////」




「今幸せ???」


ズキンと胸が鳴った。


なんで・・・何でそんな事聞くの???


思わず髪を耳にかけ・・・・・ギュッとスカートを掴んだ。





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