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「結城ちゃんは旦那さんとデートする???」
・・・・・。
デートか・・・。
私は抱えていたバックを触りながら、
「デートなんてしないよ・・・あの人、あまり家に居ないし・・・・。」
いない方が楽だけど・・・・。
「そうなんだ、・・・じゃぁー・・普段は一人が多いの?」
・・・・・。
結婚してから・・・2人で出掛けたりって・・・ないかも。
結婚する前は、外食したり・・・買い物行ったり・・・旅行にも行った。
けど、
今は・・・。
「そ・・・そうだね・・・・でもーー、友達と遊べるし!!・・・気楽だし!!」
そんな生活が・・・最近・・・・。
疑問なの。
別に旦那さんをスッゴイ大好きって訳でもない。
スッゴイ大好きでもない旦那さんと同じ家に住み・・・ご飯を作って家事をして。
そんな毎日が・・・疑問。
「・・・・寂しい???・・・・」
涼君はそう言って私の手を触った。
ドキンって・・・胸が鳴った。
久々の感覚だ。
・・・・・////////
ここで寂しいって言ったら・・・・。
沼にハマりそうな予感。
思わず自分の気持ちを振り切るように小さく首を振った。
「寂しくない・・・・だって・・・・こんな私でも遊んでくれる友達も居るし・・・・・・」
私がそう言うと・・・涼君は少し笑って触っていた手を握るようにした。
暖かい・・・。
手・・・大きくて・・・暖かい。
涼君は優しく指で私の手を摩って、
「・・・手冷たいね・・・」
そう言った・・・・。
・・・・・・。
優しい話し方・・・。
なんで・・・逢って間もない人にドキドキしているんだろう。
格好良いから???
そう!!きっと涼君がスッゴイ格好いいから!!
それだけ・・・//////
ホストにハマる時って、こんな感じなのかな。
「結城ちゃん・・・俺が居る場所・・・どんな場所か言っても・・・・。」
・・・・・//////
「俺のこと嫌いにならない???」
へっ?!
「えっ?!・・・/////ってか・・・そんな、嫌うわけないって言うか・・・私が嫌いになっても痛くもかゆくもないでしょ????」
私がそう言うと涼君は笑って、
「いや、・・・それはーーー、出来れば避けたい!」
んっ?!
どうゆうことだっ?!
「きっ・・・嫌わないから・・・言って!!!///////」
一歩・・・踏み込んでしまった様な気がした。
嫌わないから・・・って・・・。
私がそう言うと、涼君は・・・・。
「マジで??」
そう言って私の顔を覗き込んできた。
・・・・・・//////////
「マジマジ!!//////だから言って????」
ここまできたら気になるし。
涼君は一回外を見て・・・・また私の方を見た。
そして、
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