第4章 謎の場所



俊也ったらなんなんだろう。

エレベーターに一人押し込められて、不安な気持ちいっぱいでバックを抱えた。


10階を押されたそのエレベーターは、

ゆっくりその階に近づいた・・・。


回数を示すところをジッと目で追って・・・凄くドキドキした。

だって、普通・・・こういうビルのエレベーターって必ず各階の名称が書いてあるもの。


でも、


ここは全くそれがないの。

人の気配も感じない。

でも、駐車場には高級車が何台も止まっていた。




ポーーン・・・・。

到着したことを知らせるその音と共に・・・ゆっくり扉が開いた。


何???


開いた扉の向こう・・・・・。


ドアを手で抑え、ドアの直ぐ前にあるソファーに座る一人の男の人。


「えっ?!なになに???今日ッ???今日はもう上がりだからーーー・・」


デカい声で話をするスーツの男の後姿。


その男は椅子に座ってて電話で話をしながらこっちを振り返ってきたッ!!


ひぃっ・・・・。


思わず閉ボタンを押すが・・・・。


閉まらない!


なんでっ?!




「あ、・・・悪い!!一回切るわ!」


電話をしていた人は電話を切ってまた私の方を見てきた!!


なんか怖い感じだな。


・・・・・・//////


でも・・・かなり格好いい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る