第3話 惑星侵略だー

俺は今アップデートで追加された新要素を試しながらこの"サイバーズ・オンライン"においての一番の醍醐味である広大なマップの探索を行っている。


このゲームは宇宙に進出して自分が住む惑星とは別の惑星を侵略したり和睦を結んだりと様々なことが出来るのだ、ちなみにキャラクリの際にはそんな数ある惑星の中で生まれる惑星や種族、性別を設定して始めることができる。


このゲームは種族の設定が思っている以上に重要で種族によって能力値や種族固有の特殊効果などが変わってくるのだ、俺の種族はメルダトリエロンという種でこの世界ではかなり珍しい種である。


この種は初期値が恐ろしいほど低くパラメーターという自身の能力値が上がりづらいという難点があり序盤では全くもって役に立たないのだが成長最大値が全てゲーム内パラメーターのマックス値まで上がる。


更に特殊効果が自身のパラメーター依存による各種%での能力強化になっているため育成を完璧に終えると全種族最強になるのだ。


もちろん俺は全パラメータ最大値にして、身体強化パーツアーマーを厳選による厳選をかさねとんでもない数値になっているためPVPでも負けなしである。


いや、まぁ負けた試合もあるのだがその全てが身体強化パーツアーマーを装着する前なのだから実質負けなしと言っていいだろう。


と、そんな事を考えるうちに一つ惑星を発見する。


「お、かなりでかいけど見たことない惑星だな、よし侵略だー」


新しい惑星を見つけ3秒と立たず侵略の準備を開始しすぐさま惑星に宇宙船を寄せて着陸する。


「まずは惑星のランクを測ってっと、、、」



「おぉ!かなりでかい惑星だから期待してたけどこれは掘り出しもんみっかたなぁ」


このゲーム内の惑星には全てランク付けがされている。


ランクは下から【原始】G−から【特】SSS+まである、そしてこの惑星は【特】SSS+だ。


早速自身の率いる軍勢に惑星の侵略と統治を命令する。


「自分でやっても良かったけどめんどいからあとは放置だな」


「ちょい眠いし寝るか」


先程まではしゃいでいた反動か、こんどは急に睡眠欲が湧き出る。


「寝よ」


俺の意識は深い意識の海に沈んでいった。






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超未来!SF世界でやっていく裏世界のドン @DAGo3

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