第4話

ーーー…



鈴木さんが大人しくなって、私も静かにしておこうと思っていたけど、トイレにいきたい…。寒いのに裸にされたままだから冷えたのかな…


このままずっと縛られたまま?

トイレも許可をとらないと行けない?


どうしても脚をモジモジしてしまう。すると、鈴木さんが振り返ったからびっくりした。



「…なぁ、お前処女だったの?マ○コから血がでてるけど」


「!」


私は首を縦に振った。



「またそうやって泣く…おもしろいな」


話しかけてくれた今がチャンスかもしれない。

我慢して、もし漏らしてしまったらまた叩かれるかもしれない。だから、…言うしかない…!



「トイレに…行きたいです」


「あ?ションベン?ちょっと待ってろ」


鈴木さんは部屋を出ていってすぐに戻ってきた。トイレに行ける!ちょっと期待したけど、その手には卵を持っていた。

嫌な予感しかしない。



「これをマ○コに入れて、明日の朝まで潰したり産んだりしなければションベンさせてやるよ」


「…そんなの入らないです」


だけど、鈴木さんが辞めてくれるはずがない。

縛られたままお尻を突きだす姿勢にされ、ゆっくり卵を挿入される。


うっ…痛い。

だけど、耐えるしかない。

割ったり出してしまったらどうしよう…。


「凄い震えてるけど?朝までがんばって」



ああ…みんなが鈴木さんを怖がる理由が分かった気がする。鈴木さんはどんなときもずっと表情を変えないんだ。

笑ってる所も見たことがないな…。


せめて…

せめて笑って欲しいなぁ…。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る