第15話

―――…君が俺に、ちゃんと言葉で好きって言ってくれたら、こっちからキスしてもいいよ?

なんて、心の中で言ってみた。



「!」


瞼を閉じたまま顔をあげた君は勝手に俺にキスをしてきた。



「はぁ………あっ」



舌まで絡めてきて甘い声を出すから身体が熱くなってきて俺の中心が疼き始める。


顔を放した君の瞳からは涙が零れていた。




「…泣き虫菜月」


「ふぇ――‐ッ気づいてよ、馬鹿っ」



「…気付いてるよ」



俺は起き上がり、キスを返した。



「ん―…っ」



君のナカに挿れたい。



下着をズラして中指を挿入するとソコは蜜が溢れている。



「あっあん…や」


「凄い濡れてる、俺まだ何もしてないのに」


「は……恥ずかし……」



クチュ‐…グチュッ

強引に中をかき混ぜるとやらしい音が響く。



「も…こんナカに俺のぶちこんでもいい?」


「……ん」


君が小さく頷いたのを確認するとベルトを外して一気に熱いナカへ自身を挿入した。



「ゃあ…ああんぁぁんっ」



「凄い…締めてくんな。」



俺は無我夢中で奥を突きあげた。


その度に君の肉壁はキュッ、キュッと俺を包み込んでエロい液体を溢れさせる。

こんなに激しくしてるのに君はいつもの様に気持ち良さそうに目を閉じている。




君は可愛いね。

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