第2話

俺は性欲が我慢できなくて、ついつい出会い系に手を出してしまった。友人の赤沼から耳にした話じゃ、どっかの女引っ掛けて食っちまったとか?


それは多分イケメンだからこそ性行、いや…成功したんだろうが羨ましすぎるぜこの野郎。



残念な顔の俺は金を出さない限り誰も相手にしてくれない。人間なんて…生まれた頃から不公平だ。





度々見かける援交の書き込み。

しかし、写メを添付すると必ずといっていい程返信がこない。



せっかく暫くやり取りしたのに、写メ見せた瞬間ぶっちは辛いぜ。



だから、こんな顔でもいいって思ってくれた子のみメールくれればいいと思ってサイトに写メを載せて援交の募集をかけてみた。



毎日投稿して探すが2万、3万。4万って高校生じゃ高過ぎる額と無理すぎる条件に援交は諦めるしかないって悟った。



携帯を閉じようとした、その時だった。


携帯のランプが点滅して、必然的に携帯の画面に目を向け、俺は一件のメールに目を見張った。



(ホテル代込みで5000で援交しませんか?(*^∀^*) )




――…業者だと思った。援交で5000円だと?そんなうまい話がある訳ない。



明らかに業者だと思ったけど…どうせ暇だし相手も捕まらない。

…少し遊んでやろうと思った。サブアドレスで(いいよ。写メ頂戴)っとメールを送ってみた。

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