第13話 次元転移完了

 転移した岩盤と、G98世界の座標北緯20度、東経122度ポイントの岩盤が融合、凄まじい灼熱は瞬時に膨大な電気エネルギーに変換蓄電され発熱は押さえられた。


 調理担当の無学無知な私には、理解出来ない現象で凄まじい高温高圧が瞬時に発生し瞬時に終息させた事で、ダイヤモンドや各種宝石が精製され、未知の金属も製産されたとの事らしい。


 対策を準備されて居なかったなら、岩盤ごと転移した我々と惑星全て爆発飛散し消滅するほどの衝撃だったとか?

 説明されても、光って収まっただけの転移現象、ジジイの私には理解不能な事だった。


 現在ドローンを飛ばしG98世界の調査中(頭脳チート達が)、忘れられては居ないと思うが暇なので自己紹介して置きます。


 私關波羅せきはら 猶多ゆうたは、因子を持った私が適切な経験を経て、65歳の高齢で唯一新人類に変化した特殊な存在らしい。

 完全擬態出来るのはたった二人しか居ない、擬態能力者で人間以外の小動物にも擬態出来るのは私一人だとか。


 一緒に調理担当している、東野京子さん17歳は私を含む珍しい身体的能力者で、剛腕と超直感の能力者だ。

 亡命者に多数混じっていた、破壊工作員を水際阻止した功労者が京子さんだ。


 私を新人類狩CIAエージェントから救出してくれた、コードネームKの娘でもある。

 身体的能力者が珍しいと言ったが、私を調べ高齢変化者の人体実験の成果、変化発生の10代以上は高齢ほど高い身体的能力者に変化する事が判明、3276人の協力者を随時被験者にして調査中だそうだ。


 因に、Kこと東野さんは被験後人相を変える程度だが、擬態能力が現れた。


猶多ゆうたさん、夕食の献立ヒューマノイドに指示してくれませんか?」


 京子さんの言ってる『ヒューマノイド』は、有機体アンドロイドで、殆ど人間と見分けの着かない人口生命体の事、私と京子さんのアシスタント調理人集団で600人居ます。


 京子さんご指名なので、ヒューマノイドは時間の空いた時紹介します。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る