第13話お嬢様は秘訣を教えるそうです。

~四十五階層~




「ここなら誰も来ないわ。執事、早く教えてあげなさい。」




「お嬢様、実は一つ問題があります。」




「何かしら言ってみなさい。」




「強さの秘訣を教えるにしても作者の執筆の腕が良くないので長くて面白くない説明みたいになってしまうんですよ。」




「…なんで面白く出来ないのにこんな展開に持っていってしまったのかしら。」




「何も考えず行き当たりばったりでネタを考えているからですね。」




「出来る限り私が面白くするから、執事は話を進めなさい。」




「はい。それでリリアさん、僕が【限界突破】以上の力を使っている方法は【分体方】というものを使っているからです。」




てってれってってれ


てってれってってれ




「【分体方】?」




「これは自分の体を更に分ける方法です。」




「分ける?」




てってれってってれ


てってれってってれ




「ちょっと失礼。…あのお嬢様、さっきから説明の時に音楽流すの辞めてもらえませんかね。」




「私は出来る限り説明を面白くするために精一杯頑張っているのに…」




「せめて自分の力で説明を面白くする努力をしてくださいよ。」




「次は任せなさい。」




「頼みますよ本当に。リリアさん、では続けますね。分けるというのは自分の体の好きな部位を独立させて【限界突破】を体の中の二つの場所で行うというものです。」




ピューン(作者召喚)




「作者少し話しましょう。日本の経済状況とか。」




「え、なんで私呼び出されているんですか?てかみんなが見る小説の中でする話題にしては重くありません?」




「…お嬢様、確かに自分の力で面白くしようとはしていますが作者を持ってこないでください。どんどんカオスな方に物語が進んでます。」




「逆に私一人で何をしろというのよ。一人でボケ続けても虚しいだけじゃない。」




「お嬢様のボケのレベルが低いからですね。僕ならもっと上手に説明を面白く出来ます。」




「あら、喋ることもままならない猿もどきが私にボケの上手さで勝てるとでも?」




「頭で考えたことがそのまま口から出てしまう壊れたラジオよりは上手に出来ますね。」




「壊れたラジオ?…良いわよ。今度徹底的に格の差を見せてあげるわ」




「望むところですよ。」




「あの、二人とも…」




「失礼しましたリリアさん。ではリリアさん再開しますね。僕は体を四つに【分体方】で独立させれますけど、最初は難しいと思うので指先だけ【分体方】で独立させれるように練習してみましょう。」




「あら、戦闘かしら?」




メアリは自分の懐の短刀を取り出した。




「メアリさんも戦えるのですか?」




「これは自決用よ。」




「自決!?」


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