第12話お嬢様はお願いされるそうです。
~日曜日~
ピンポーン
「私とダンジョンに潜ってください!」
「早朝から何のようですの?…【剣舞
】。」
「メアリさん私とダンジョンに潜ってくれませんか?」
「とりあえず詳しく聞きたいので中に入りなさい。」
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「うおおおおお!お嬢様!もうこれ以上は……死にたくない!死にたくない!死にたくない!痛いいいいぃぃぃ!」
「……」
「ほら、執事。人が来たからそろそろしっかりしなさい。」
「メアリさん?これは一体何をしてるのですか?」
「今は四十八階層の悪夢草の更に上位の地獄草ってのを食べさせてみたの。」
「地獄草!?悪夢草ですら使用禁止なのに何を使ってるんですか!?」
「それでリリア。…かれこれ1時間はこの調子なんだけどどうしたら治るか知っている?」
「とりあえず早く牛乳を飲ませて見ましょう。」
「そんなマイ○ラみたいな方法で治るの?」
「…解毒剤の方が良いかもしれませんね。」
その後エリクサー(一本二億円の幻の宝薬)を使い執事は無事になったとさ。
「はあ…はあ…。お嬢様!なんてものお茶に混ぜているのですか!?」
「あなたが私のことを胸ペタとか言ったのが悪いのでしょう?」
「僕は冷え○ピタみたいと言ったんです。」
「どっちにしろ平べったいじゃないの?」
「はて、気づきませんでした。」
「…まあいいわ。話を進めましょう。それでどうして急に私たちとダンジョンに潜りたいのかしら?」
「えっと、実は私、【死に逝く者】という呪いを持っていまして。」
「【死に逝く者】?」
「自分より弱い相手を倒しても全く【限界突破】が成長しないという呪いです。」
「ならどうやって【限界突破】を上げるのよ?」
「自分より強い相手をソロで倒すことで【限界突破】を上げられます。」
「ソロで倒さないといけないのに三人で行ったら意味がないのではないかしら?」
「その…執事さんが黒龍を倒したときに【限界突破】以上の威力の攻撃だったりスピードを出していましたよね。あれを習いたいんです。」
「…少し執事と話してくるわ。」
「はい」
~別室にて~
「ねえ執事…彼女どうするの?」
「そうっすね。主要キャラが三人に増えると役回りが難しくなるので無闇に増やすのは良くないっすね。」
「でも彼女は話した感じ多分ツッコミよ?取り返しの付かないボケを回収してくれるのではないかしら?」
「そうですね。新主要キャラ追加を作者に伝えてきます。」
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「リリア、良いわよ。執事の強さの秘訣を教えてあげるわ。これからダンジョンに行くわよ。」
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