世界最強の執事は世界最強にポンコツのお嬢様とダンジョンに潜る

第4話お嬢様は人助けをなさるそうです。

【剣舞】リリアは自分の周りに大量の剣を召喚し黒龍と闘っていた。

「ねえ、執事。あの【剣舞】の足下にローションを出したらどうなるかしら？」

「鬼ですね。それよりお嬢様、今日は先客がいるので帰りませんか？」

「【君と目を合わせる一瞬、永遠に時が止まって思える】でしたっけ？」

「なんで僕の書いたポエムの内容を覚えてるんですか！？…分かりましたよ、【剣舞】が居なくなったら頑張ってペットにしますよ。」

その時【剣舞】が黒龍によって吹っ飛ばされた。

「執事、あの子ちょっと不味いんじゃない？」

「そうっすね。このまま闘ったら死にますね。」

「…執事、あの子を助けなさい。」

「え、嫌なんすけど。」

「あなたに拒否権はないわ。」

「僕の人権を無視する発言しないでくださいよ。」

「大丈夫、あなたの人権は私の管理下にあるから実質私のものよ。」

「人権を奪うとはジャイ○んもビックリですね。」

「早く助けなさい。これは命令よ。」

「了解しましたよ。お嬢様は危ないので下がっていてください。…【剣舞】を助けた場合黒龍をペットには出来ませんよ？」

「私のクラスメイトに手を出すトカゲは要らないわ。殺しなさい。」

「じゃあ、これ外してもらっていいすか？」

そういって執事は自分の腕と足をきつく縛っていた鉄の機械を指さした。

「３０%まで解放許可を出すわ。」

お嬢様の声に反応して機械の縛りが緩まった。

「あざっす。【剣舞】さんちょっと後ろ下がった方が良いですよ？」

「！？許可証が出ていない子どもはここに来たら駄目よ！私が道を開けるから逃げなさい！【千本つるぎの舞】！」

その瞬間大量の剣が黒龍に当たった。

「お嬢様ー！不味いです！ギャグ中心の小説のはずなのに格好いい技を撃っています！」

「今すぐ辞めさせなさい！うちの商品イメージに傷がつくわ。」

「貴方達何を話しているの！早く逃げなさい！」

「逃げたいんすけどお嬢様が貴方を助けろと言うので…」

「助ける？私より弱いあなたがどうやって…」

「とりあえず後ろでお嬢様を守っていてください。」

そういって執事は【剣舞】の前に出た。

「ちょ…もうどうなっても知らないわよ。」

「悪いけど一撃で死んでくださいね。」

そういって執事は上に飛んだ。

「【60%怠惰パンチ】！」

ドガーーン…

煙が消えた時には黒龍は消滅していた。

「執事ー！もう少し戦闘シーンを伸ばせないの？」

黒龍を倒し戻ってきた執事にお嬢様は聞いた。

「お嬢様！今話はギャグシーンが少なすぎて作者のやる気が出ていません！」

「え、あの…貴方達は一体何者なんですか？」

一人困惑している【剣舞】が話しかけてきた。

「あら、挨拶が遅れましたね。私の名前はメアリ。以後お見知りおきを。」

「僕はお嬢様の専属執事です。」

「えっと名前は？」

「専属執事です。」

「いや、名前…」

「専属執事です。」

「え、はい…。それより助けていただきありがとうございました。私の名前は…」

「申し訳ないのだけど【剣舞】さん？もう千文字を超えてしまっているので自己紹介は次回でよろしくて？」

「文字？次回？」

混乱だらけの第四話！それでは次の機会に！

「…お嬢様、強引に終わらせすぎです。」