過去と今と#2

*描写あり



「ココはまたいつかにしましょうね」


抵抗出来なくなった俺は、高崎の手によってベッドに拘束された。

あろう事か高崎は俺のシャツを脱がせ、乳首に触れた。

ただそれだけで、俺の体は反応した。

俺の反応を見て楽しんだのか、高崎は次に俺のちんこを扱き始めた。


「…っ!ふ、は、っ」

「ああ、唇噛んじゃダメですよ、血が出ちゃう。声なんて気にしなくていいですよ」

「ふざけんな!っあ!う、うっ」


どうしたんだよ、俺の体!

普段こんなこと全然しないからか?だからなのか?


「うん、勃ってきたかな。次は…」

「ひぁっ!あ、なにして…!っあ!冷た…!!」


赤ちゃんのオムツを変えるようにマングリ返しにされ、尻に何か冷たいものがかけられる。


「ここ、ここに俺のを入れるんです。その為の下準備です」


そう言って、高崎の指が俺の尻の入口をつつく。


「はぁっ!?っく、う…」


つぷ、と何かが入り込む。


「痛くならないようにお薬入れましたので、これで大丈夫なはずです」

「く、薬!?」

「ここ、俺の、俺だけのものにします。そろそろ効いてくるかな?」


ずくん、と体が反応した。

今までに経験した事のない感覚。

尻が、あつい。


「~~~っ!?お、まえ、まじでっ、なにっ」


高崎の指が俺のちんこをつぅっと撫でる。


「ヒィッ!」


びゅるるるっ!

それだけで、俺は射精した。


「あ、え…っ?な、なんでいま…まさか、おまえ、まじで…!」

「あれね、痛くならないだけじゃなくて、ちょっと媚薬も入ってるんです」

「ふ、ふざけ」


つうっとまた高崎の指が俺のを撫でる。


「ひゃあっ!!また、イって…!」

「ふふ、可愛い。もっと鳴いて?ほら、つーって、指でされて、気持ちいいでしょ?」

「あ、もう、や、やめっ!むり!おかし、おかしくなる…っ!」

「わかりました。本当は先輩のこと俺のものにしようと思ってたんですけど、嫌がる先輩を無理やりする訳にもいきませんし…」


俺の懇願に、高崎がようやく答えてくれたのか、さっきまで触っていた手がぱっ、と離れる。


「は…っ」


せいせいしたはずなのに、なのに。

ちんこが、尻が、ムズムズする。

何なんだこれ。

くそ、くそっ!

なんでこんなに。


「あつい、あついぃっ、なんだよこれ…っ」


自分で触りたいのに、手錠のせいで何も出来ない。

動いたら、余計に肌が擦れて、もどかしい。


「たかさき、たかさきぃ…っ!」

「なんですか?」


こいつに求めなきゃいけないなんて。

くそ、くそくそくそっ!


「さ、さわれよ…っ」

「どこを?」

「ち、ちんこっと、あ゛っ!」

「ここだけですか?」

「尻、尻、も…っ、触れ…っ」

「ふふ、先輩かわいい」


ちゅっとデコにキスをされる。

その笑顔は、正に悪魔。

俺は悪魔に身を売った。

5分後。


「ひ、は、っ、はぁっ…は」

「もう大丈夫かな」


ちゅぽん

尻から指が抜かれる。


「~~~ッ!」

「あ、先輩またナカイキした?」


あれから俺は高崎に尻の中をぐちゃぐちゃにされた。

もう何回イったかもわからない。

出るモンも出ないし、ずっと尻のナカがびくびくしている。


『男の人でもね、前立腺ってので気持ちよくなれるんです』


ナメてた、完全にナメてた。

気持ちよすぎて、堪らなかった。

元カノとのセックスよりも、何よりも気持ちよかった。


「先輩、俺もう限界なんで挿入れますね」

「……あ」

(あつい、こいつの…)


ああ、俺はついに非処女(?)になるのか…なんて思いながら、これから挿入れられるモノを見てしまった。


「で、っか!そんなモン入るわけねぇだろ!」

「何のためにこんなに解したと思ってたんですか?」


ちゅぷ

先端が、俺の尻に当たる。

そしてそれはそのまま俺の尻の中に挿入っていった。


「はっ、は…っく!いたく、ない…?」

「ね?痛くないでしょ?でも、ちょっとだけナカ緩めて貰えませんか?キツい…」

「し、るかっ、ひっ」

「息吐いて」

「はぁーッ」

「そう、そのままね」


高崎がそう言うと、ズドンと奥まで高崎のモノが挿入ってきた。


「~~~っあ゛!!」

(イ、イった!?挿入れられただけ、なのにぃっ!!)

「はー全部はいった…あ、先輩ちょっとだけイきましたね。かわいい」


苦しいはずなのに、なのに。

キモチイイ。

俺の体は、おかしくなったんだ。

どうして、どうして。

俺は無意識にぽろぽろと涙を零していた。


「せ、先輩!どうしたんですか?痛いですか!?」

「ちが…お前の、ヒック、せいで…俺の、からだ…おかし、…うぅ…」

「はい」

「どぉしてくれんだよぉ…!ひっ、せ、責任とれよォ…!」

「~~~ッ」

「あ゛ッ、なんで、デカく…」

「先輩、それは卑怯ですよ。責任なんてハナから取るつもりでしたので、ご心配なく」


ずんっ!

さっき指でされたところを高崎のちんこで突かれると、俺はまたイった。


「ひゃうっ!」


抜かれて、また挿入れられる。


「お゛あ゛あ゛ッ!それ、もぉ、やめっ!」

「先輩、結構Mっ気ありますよね?奥突かれるとさ」

「また、なんか、くるぅっ!!」

「ほら、ナカイキした」

「あ、やあっ!いやぁっ!」

「あ、また」

「むり、また、イっ…!」

「俺、先輩がこんなエッチだったなんて知りませんでした」

「だれの、せいでぇッ!」

「はい、俺のせいです。責任取りますので、ね?」


何回もイイところを執拗に突かれる。


「ヒィィィッ、そこ、やめろぉっ」

「俺もイキますね」

「~~~ッ!!あ、あっ……」


高崎の、あついのが、ゴム越しに伝わる。


「っ、先輩のナカやば」

「……っ」


父さん、母さん、兄貴に妹、弟達よ…。

俺は今日、処女を失いました。

男なのに、と思うかも知れませんが、本当です。



***



「先輩、大丈…むぎゅ」

「…に見えるか?」

「みえましぇん」


そう、俺はこ後輩にケツの処女を捧げてしまったのだ。

だが、不思議と気持ち悪いとか、そういう感情は何故かどこかへ飛んで行ってしまっていた。


「まあ…悪くねぇかもな」

「ほ、本当ですか!?」

「…俺はセフレとかそーいうのは好きじゃねぇんだ」

「はい、知ってます」


何で知ってるんだというツッコミは置いておいて。


「では改めて。先輩、俺と付き合ってください」

「責任取るんだろ?放棄したらぶっ殺すからな、覚えとけ」

「は、はい!!!!!」



***



俺は今、由宇の部屋にいる。

由宇の部屋に来る度に初めてを思い出す。

コンコン


「せんぱーい!開けてくださーい!」

「はいよ」


ガチャ、と扉を開ける。


「ふふ、なんだかハジメテの時の事思い出しちゃいますね」

「まぁ、そうだな」

「じゃあこれ食べたらしましょー!!」

「…しゃーねーな」

「やたー!!先輩、大好き!!」

「はいはい」


俺は、こいつに出会えて良かったと思っている。

でも絶対に言ってやらない。

そんなこと言ったら、多分俺は恥ずか死ぬ。


「ねぇ先輩、今先輩が何考えてるか当ててあげましょうか、幸せーって思ってる!」

「死ね」

「えーひどいっ!!!」


こいつが喜ぶのが分かりきってるから。

絶対に言ってやらない、絶対に。

でも、俺は今、めちゃくちゃ幸せだ。

死んでもコイツを離さない。

絶対に。

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