「学園旅再起之剣編」
警備員 「皆様!こちらへ避難を!!」
横浜駅での乱騒はまだ続いている
咲風 「くそ…敵はいなくなったが、偽装人間は混乱を引き出してしまうんだよな…」
っと咲風はどうしようもなく、つまづいた
「任してください…」
っと言ったのは神歌音蜜だ
卯月 「え?まさか…」
っと卯月は驚いた
神歌 「この技は、多少縁力が底をついてしまうけど…やるしかないね!」
っと覚悟を決めてはっきり言った
「神縁・呼人 真実/事実」
っと神歌のそばに二人の姿の男性が現れた
神歌 「私の能力は概念を人間化できる…こいつらを始末すれば、今回の事件を知る一般人はいなくなる…」
速土 「でも!!殺してしまうと、音蜜ちゃんの縁力が底をついてしまう!縁力が少なくなるって、相当きついことだとわかってますよね!?」
っと速土は焦って心配して言った
しかし神歌は優しく微笑んで言った
神歌 「いいんです!」
っと神歌は残りの縁力を貯め、事実、真実を強力なキックとパンチをして殺すと、神歌は倒れそうになったが、
「お子ちゃまだけど…とっても頼もしいやつだぜ…」
っと咲風が倒れそうな神歌を抱えた
神歌は弱々しいけど、嬉しく返した
神歌 「へぇー…!私のこと…抱いて…くれるんですか?…」
咲風は静かに優しく言った
咲風 「じっとしろ…大人しく寝ろ…あとは…任せろ…」
神歌は笑顔で返した
神歌 「ありがとう…ございます!」
駅内の人々の乱騒が収まり、天涑、卯月や速土は各自家へ帰った、咲風は神歌を抱っこして、咲風の家まで帰った
家へ帰った咲風は神歌を自分のベットに置き、ソファで沈黙に座った
咲風 「(心の中)藍…五月雨…なぜ?いや…ごめん…俺がお前を守れなかった…」
咲風は亡くなった仲間を思い出す
五月雨藍との思い出…
それは二人で森林深部の任務に行っているときだった
五月雨 「ヒィー怖いな…ここにある遠古時代の王墓周りのトラップを払えって?!」
っと五月雨は怖がっていた、
攻撃や防御手段のない五月雨は人間相手ではないものの任務にどうしようともなかった、他のメンバーは事情でついてこれないため、咲風と五月雨しか来ていなかった
「カチぃっ!」
っと五月雨はなにかを踏んでしまい、周りから手裏剣などの鋭器が飛んできた
五月雨 「あっ!」
すると、咲風はすぐに縁の通り道で前方の鋭器を取り、五月雨の後ろで自分の体を盾として、後方の攻撃を五月雨に当たらないように守った
咲風 「ぶあぁ!!」
っと咲風は血を吐いた
五月雨 「リーダー!なにしてるのですか?!なぜ私を?!遠古時代のトラップはほとんど毒が撒いてます!!」
咲風 「大丈夫さ…みんなを守るのが…リーダーの勤めだろ…」
っと頑張って笑顔を見せつけた
リーダー投票では神歌を投票した五月雨はずっと咲風を舐めていたが、このきっかけで、咲風のことを目に離せなくなったのだ…
その後、毒の効果が何千年にも渡ったため、威力が弱まって、なんとか卯月の治療により、無事になったのだ…
思い出からどんどんなにかを我慢している
咲風 「くっ…ぅ」
っと咲風は歯を食いしばって音を立てないように我慢したが、目の涙は止まらなかった
しかしすると…部屋から…
神歌 「血凪さーまー!!お腹へったー!」
咲風 「は?」
っと咲風は唖然となった、部屋に入ると、寝転んでいる神歌は可愛がってもらいたいように言った
神歌 「縁力使い過ぎてお腹へったよー!今まだ立てないからなんか食べたいなー」
っと目が光り、咲風を見つめた
すると、咲風はなにかを思いついて、顔がニヤッとなった
咲風 「へへぇーー」
神歌 「あれ?血凪様?」
っと何か企んでいる咲風を見た
すると、咲風はゆっくりと神歌に近づき、悪者そうな笑顔で、神歌を触ろうとした
咲風 「へへぇー "立てない"?つまり… "逃げられない"?」
神歌 「ええぇ?」
っと神歌はなんだか怖くなった
咲風 「お前って… "神果之子"だよねー?神聖な体だよねー?」
っとどんどん顔が悪く笑い始め、神歌に近づいてくる
神歌 「ええぇ??なにをな?」
っと焦り始め、緊張してきた
咲風 「散々俺のことをいじりやがって…このガキ…いい加減しつけが必要だね…ほらよ…怖がらず俺のそばに来なよ…」
っと言い、咲風は神歌の方へ飛んだ
神歌 「きゃー!!!」
っと目を瞑り、叫んでいたが、結局なんも起こらなかった
神歌が目を開けると…
「パンぅん!」
神歌 「痛!?」
咲風はただデコピンをしただけだった
神歌 「え?」
しかし咲風はなんだかスッキリとした感じで大声で叫んだ
咲風 「きもちぃー神果之子をデコピンしてビビらせるの最高じゃん!!」
神歌は悔し叫んで言った
神歌 「あー!!!血凪様!!治ったら絶対許さないからね!!!!」
すると、咲風はすぐに切り替えて、神歌に聞いた
咲風 「神歌って…明日誕生日だよね?…なんか欲しい?」
っと恥ずかしく言った
それを聞いた神歌は興奮した
神歌 「え?!プレゼントくれるんですか?!」
咲風 「あぁ…今回の事件の礼としてもな…遠慮なく言え…」
っと顔をそらして恥ずかしくなった
すると神歌はじっと考え、笑顔で言った
神歌 「じゃあ!一週間私の彼氏になって!あと、一週間ここに泊まられて!」
咲風 「お前まじ遠慮してねぇじゃん!!」
っとツッコンだ
神歌 「あれあれ?約束破るんですか?それとも…」
「怖がっているんですか〜?」
っと煽って咲風に言った
咲風 「はぁー!???そんなことねぇよ!なってやるよ!一週間な!」
っと気高く言った
しかし咲風はまた恥ずかしく戻り、申し訳なさそうに言った
咲風 「でも…学校のときは… "縁果師"という身分もそうだけど… "付き合っていること"をバラさないで欲しい…」
すると、神歌はまるで縁力が回復したように笑顔で元気な声で言った
神歌 「おけ!決まりだね!」
一方で、速土と天涑は二人で話したいる…
天涑 「五月雨さん…」
速土 「長年一緒にいた友達がいきなり…」
っとテンションは低い
天涑 「そもそも敵の能力もイマイチだし…あんな化け物…勝てるかよ…」
っと心配し始めた
すると、天涑と速土のスマホが鳴った
速土 「血凪様から…全員集合指示か…」
天涑 「行きましょう…」
そして、アパートに着き、全員が椅子に座り、会議が始まった、しかしほとんどの人は沈黙だった
咲風 「俺達にできることは…仇を打つしかない…だから切り替えて行く必要がある…」
っと咲風はそう言ったが、心の中ではやっぱり五月雨のことが離れない…
みんなはまるで会社の社長が前に偉いことを言って、拍手しなきゃいけない場面のように黙々と頷いた
しかしその姿を見た神歌は立ち上がって笑いながら言った
神歌 「笑え!」
咲風、卯月、天涑、速土 「は?…」
っとびっくりした
神歌 「仲間が犠牲したってことは、我々に責任を任したことだ!藍ちゃんは楽になった!笑え!」
っと神歌は笑顔でみんなに言った
しかし卯月は冷たい声で返した
卯月 「今更偉いことを言っても…ただの慰めだよ…ごめん…もう帰る…」
っと言い、卯月は席を離れ、アパートから出た、卯月も心が痛かった…
神歌 「時雨ちゃん…」
っと神歌も落ち込んだ…
「神歌さんの言う通りです!」
っと言ったのは天涑流風だ…
速土、咲風、神歌 「な?」
天涑 「僕達は"笑う"べきです!彼女は楽になってあの世に行ったのです!この世で最も恐ろしいものは…」
「自分達の涙と仲間割れです!」
っと天涑は勇気を出して言った
咲風 「そうだな…まぁ今日のところはここまでにしよう…会議は終了だ…」
っと言い、みんなも帰った、最後に出た咲風は静かに泣いていた…
そして次の日、学校で…
友人1 「あれー?五月雨さん転校したばっかなのにもう不登校になったのー?」
友人2 「そうだねー結構可愛かったよねー!」
っとクラス内では五月雨の話題が広がっているが、それ以外にももう一つ…
クラス男 「音蜜ちゃん!好きです!初めて見たときに一目惚れしました!付き合ってください!」
っと神歌は学年一の美女として、人気となり、告白する人が毎日山のように多い…
しかしいつもなら優しく淡々と断るが、今日は…
神歌 「ごめん!実は私…彼氏いるの!」
クラス男 「まじかー?!!!」
っと男は悔しんで去っていった
そばで見ていた咲風は少し焦っていた
咲風 「(心の中)はぁーバラすかと思ったわ…」
友人1 「おい!血凪ぃー!今日放課後家に行っていい?」
っと友人は突如聞いてきた
すると、咲風は笑いながら言った
咲風 「なんでだよー別にくるならいいけど?(心の中)神歌ってやつ…今日家で荷物を整理するからって今日は泊まらないって言ったから…誘っても付き合ってることはバレないか…」
すると、友人は興奮して言った
友人1 「我々男の恒例行事よ!定期的に友達の家で遊ぶの!」
友人2 「そうだよそうだよ!血凪の家も見てみたいし!」
っと二人の友人は楽しみでたまらない…
咲風 「じゃあ!今日放課後俺についてきて!」
友人1,2 「おっけー!!!」
しかし、咲風達が話した内容は前にいた神歌に聞こえてしまった…
神歌は目を閉じ、少し微笑んで思った
神歌 「(心の中)へへぇー予定を変えるか〜」
そして、放課後家に着こうとした咲風は鍵を取り出し、ドアを開こうとしたとき…
神歌 「あっ!血凪くん!」
っと神歌は突如後ろから声を上げた
友達1,2、咲風 「え?!」
っと振りかえたら、同じく家に帰ろうとした神歌の姿がいた
友達1 「神歌さんも血凪のご近所さんなんですか?」
っと尋ねたら…
「ううん!血凪と一緒に住んでるの!」
「はー!!!???!!!!」
っと咲風は心の中で叫んだ
友達1,2 「えーー!!????」
すると神歌は笑顔で言った
神歌 「実はねぇー私血凪と付き合ってるんだよねー血凪がなんか付き合ってることをクラスで言わないでとか言うからだよー」
咲風 「はー?!!!そっそれは!!」
っと咲風は慌てて焦り始めた
友達1 「お前まじかよ、学園の大美女と付き合っているのかよ…」
友達2 「はぁあーつまんねぇ、帰るか」
友達1 「うん、帰るわ」
っと友達二人は帰ってしまった
咲風 「ちょ!」
っと友達を挽回しようとしても遅かったのだ
咲風 「どういうつもりだ…神歌音蜜…」
っと咲風は怒りを我慢して言った
神歌 「ごめんごめんって!なんでもしてあげるから許してぇ!」
っと可愛がって言った
咲風 「いらねぇよ!!」
っとブチギレた
そして、咲風は走ってその場から離れた
神歌 「ったく…別に美少女と付き合ってることをバラしてもいいじゃ〜ん」
っとつぶやいた
一方で…
速土 「あれ?血凪様?」
っと速土のスマホから咲風のメールが届いた
「ごめん!奈宵、今日ちょっとそっちで泊まってくれない?神歌ってやつがうるさいんだよなー」
っと書いてあった
「はい!わかりました」
「サンキュー奈宵!やっぱお前頼りになれるわーまじ好き!」
っと即答に返した
速土 「あっ!」
っとびっくりした…
速土 「まじ…好き?…」
っと小さな声で読んだ
そして速土の家に着くと…
咲風 「お邪魔しまーす!」
速土 「はーい!」
っと速土が向いにきた
咲風 「マジ助かるわーほら!今日奈宵が大好きな塩焼きのたこ焼きを買ってきたよー」
っと咲風はたこ焼きが入ってあるビニール袋を出した
速土 「あー?!!塩!タコ!焼き!」
っと速土はよだれが落ちそうで目に星が光り、思わず手に取ってしまった
咲風 「昔から変わんないねぇー」
っと笑顔で答えた
すると、咲風のスマホからメールが届いた
咲風 「やっぱこの女かぁ…」
「血凪様!!!悪かったよー!お願い帰ってきて!!放って置かないでよー!!血凪様のお顔が見たいよ〜 by血凪様が大好きな美少女」
咲風 「意味がわからねぇ…」
「黙れ、今日奈宵の家に泊まる」
咲風 「はぁーったく、めんどいなやつだなー」
っとため息をした
そして、咲風は速土の方へ向かうと…
速土 「(食べている)パク…パク…」
咲風 「はっやー!!!!!!俺五パック買ったのにもう底をついている?!!」
っと思わずツッコんだ
すると、速土は涙ぐんで口の中がまだ食べているにも関わらず申し訳なさそうに言った
速土 「ほっほめんなはい!お、ほいしすぎて、つい…」
しかし咲風は優しく微笑んで返した
咲風 「いいよ!」
すると咲風は悪そうに笑顔で言った
咲風 「奈宵ちゃんさぁ…今日久しぶりに一緒に寝ちゃわない?♡」
速土 「ええぇぇえー!???」
っとびっくりした、
しかし奈宵も知ってる、十何年も一緒に過ごしてきた幼馴染から発したいじわる言葉はほとんど冗談にしかない
咲風は笑いながら言った
咲風 「冗談冗談!流石に俺らもう大人だしね!俺先に風呂入っていいかな?」
速土 「はい!わかりました…」
咲風 「サンキュー!」
っと言い、咲風は離れた
すると速土は静かにつぶやいた
速土 「冗談じゃない日々を送りたいよ…」
そして咲風と速土は交互に風呂に入り終わると、二人は夕飯を食べ始めた
咲風 「奈宵が風呂入ってるときに作っておいたよー」
速土 「いくらとサーモンの刺身?おいしそー」
っと速土は目が星になった
咲風は笑顔で言った
咲風 「寿司専門店を経営している友達から買ったんだよねー、奈宵ちゃん最近軽食しか食べてないでしょ?たまには贅沢しないと…」
すると速土は驚いた
速土 「え?なんで知って…」
咲風は笑って言った
咲風 「いつも見てるよ!流石に十何年も一緒にいた幼馴染だし!」
「なにより最近痩せてるよ!昔の方が可愛かったなー!」
速土 「あっ」
っと速土は照れてしまった
咲風 「ほら!食べな!」
っと咲風は速土をテーブルに誘った
速土 「うん!!」
っと速土は感動した
夜は別々で寝た
後日祝日のため、二人は一緒に出かけた
人がたくさんいる繁華街では…
咲風 「奈宵ちゃんさぁ、最近なんかハマってるものある?」
っと尋ねた
速土 「なんで…いきなり…」
咲風は申し訳なさそうに言った
咲風 「最近あんま奈宵ちゃんと喋ってないじゃん!君と一緒にいるとなんだか安心して、何事でも話せる相手は奈宵ちゃんしかいないじゃん!」
速土 「確かに…」
っと頷いた
〜神歌の場合〜
咲風 「最近ストレス溜まってんだよねー」
神歌は興奮して言う
神歌 「うぉー!!私のことが大好きなのに、それを正直に言えなくて困っているってこと?!!!!」
(決めつけて話が進まない)
〜卯月の場合〜
咲風 「最近すと…」
卯月 「黙れクソストーカーど変態リーダーウザイマンめ」
(そもそも話に乗らない)
〜天涑の場合〜
咲風 「最近ストレス溜まってんだよねー」
天涑 「もっと休んだらどうですか?」
(役に立たない)
隣にいた咲風はなにかを見つかり、速土に誘おうとする
咲風 「奈宵ちゃーん!ここ塩焼きのたこ焼きが売ってるよー!食べたい?」
すると、速土の目が光り、よだれが出てきた
速土 「塩…タコ!!」
咲風は優しく笑顔で店員さんに言った
咲風 「たこ焼きを10パックください!」
買い終えた咲風達は帰ろうとした
速土 「ありがとうございます!血凪様!」
咲風はなんなが嫌そうに言った
咲風 「いちいち"血凪様"って呼ばなくていいよ!昔みたいに"血凪くん"とかでいいよ!」
しかし速土は苦笑いで言った
速土 「でもやっぱ縁果師としては…」
「俺は別に奈宵ちゃんより上の立場に立ちたいわけじゃないからな」
速土 「あっ…はい…」
しかし…突然誰かの姿が現れて、手にナイフを持ち、咲風の腹部に刺さった
咲風 「なに?!」
「risposta lenta(反応が遅い)」
その人は日本人ではない、しかも縁力を持っている…
咲風 「イタリア人?!」
アンドレア 「ニホンジンハホントヨワイカラダシテルネ」
っと日本に来て三ヶ月ぐらいの外国人だ
速土 「貴様は?!」
すると、咲風は焦りながら言った
咲風 「奈宵!こいつはこの前駅にあった奴らと同じやつだ!」
速土 「"縁の剣"!!」
っと詠唱すると、たくさんの剣が形成され、あの外国人に飛んで行った
アンドレア 「キミモヨワイネー!」
っとやつはすぐに剣を避け、ものすごいスピードで速土の後方に移動し、攻撃しようとする
アンドレア 「サヨウナラ!」
「左蝶眼・霆(さいちょうがん・いかづち)」
アンドレア 「な?!」
すると、アンドレアの体がなんらかの沢山の薄い斬撃でたくさんの傷が出た
咲風 「桜眼の能力、霆!無限の斬撃を味わえ!!」
しかし咲風の斬撃が少し薄いため、アンドレアは咲風に向かい、攻撃しようとする
アンドレア 「俺の名前はアンドレアだ、君の名前も知りたいが、死んでもらう!」
咲風 「くそ!霆を使うと、縁の通り道が使えねぇ、でも解除して縁の通り道を使うと、縁力が底をついてしまう!」
すると、速土は迷いなく咲風の前に立て、咲風を守り、腹部が貫通した
速土 「ぶぁ!!」
っと速土は血を吐いた
咲風 「奈宵!!」
っと咲風は心配そうに叫んだ
しかし速土は笑顔で振りかえ、優しく言った
速土 「今度は…私が血凪様を…守るよ…」
アンドレア 「ごめんが、君たちにそんな恋愛アニメのような楽しい時間はない、どっちも死んでもらう!!」
っとアンドレアはさらに速土を攻撃しようとした
「時間というものは…自分で作りに行くものだ…」
アンドレア 「なに?!」
咲風は無理やり左蝶眼の能力を解除し、速土の身に二つ縁の通り道を作り、アンドレアの攻撃が攻撃したところが縁の通り道により、もう片方の縁の通り道でアンドレアへ戻る、つまり、「リターンアタック」の形成だ
アンドレア 「ぶぁ!!!!!」
っとアンドレアは自分自身の頭を攻撃し、貫通して、永眠した
速土 「あれ?さっき腹部の傷は?…」
咲風 「ありがとう、奈宵、もしお前が俺を守らなかったら俺は死んで行った…」
っと咲風は真剣に言った
速土 「あっいや!昔いつも血凪様に助けられてたからー!」
っと速土は恥ずかしそうに照れて言った
「そんな頼りになる奈宵ちゃんのことが、本当に惚れてしまうんだよなぁ!」
っと咲風は笑いながら言った
速土 「あっ…」
速土は無邪気な咲風を見て思わず"昔"のことを思い出す
縁果師になったばかりの二人は、チーム内での予算や支出などの細かい計算作業が任された
咲風 「意味がわからねぇー、別にこんな小さいチームだし、いちいちこういう計算はいらなくね?」
っと咲風はわからなさすぎて、文句を払っている
速土 「そうだよねー、でも私計算得意から、任して!血凪くんはそこでゲームしな!バレたら私のせいにしていいから!」
っと速土は他の人とは違い、サボりを許してくれたのだ、その笑顔は心に響くほど優しかったのだ
咲風は興奮して笑った
咲風 「うぇー!いいの?ありがとう!そんな頼りになる奈宵ちゃんのことが惚れちゃうんだよなー!」
そんな姿の咲風を見て、速土も思わず笑った
このときの咲風の笑顔がたまらなかったのだ
咲風 「てかなんで奈宵ちゃんの傷が治ってるんだろう…」
「見ていたよ!」
咲風、速土 「な?!」
声の先には"縁の盾"を使って速土を守った卯月時雨だった
卯月 「たまたま君たちを見かけてねー」
っと卯月はほっとした
速土 「ありがとう!時雨ちゃん!」
すると、咲風は真剣そうに切り替え、二人に言った
咲風 「ダメだ、ここままだといつか始末されてしまう、今夜全員集合だ、明日敵を探しに行こう…」
速土、卯月 「はい!」
そして咲風は家に帰った
咲風 「ただいまー」
っと黙々と帰ったが
「ひっっどいな!!!!!」
っと神歌は可愛がってもらいたいように怒鳴った
咲風 「は?」
神歌 「せっかく一週間泊まるのに、血凪様は私だけを放っておいて、奈宵ちゃんとラブラブな夜を過ごしたな!」
っと神歌は顔をそらして、怒ったように目を閉じた
咲風 「そんなことしてないよ…ほら!お前が大好きな砂糖盛り盛りミルクティーだよ…」
っと言った瞬間に、手に持っていたミルクティーはすぐに神歌に取られた
神歌 「ふん!許そう…」
っと神歌はミルクティーに目が星になった
神歌 「でもね!」
咲風 「うん?」
「いつか私が血凪様を放って置いて困らせてやるよ!」
っと無邪気に笑いながら言った
咲風 「ふん!この咲風血凪にはピンチを知らない男だからな!」
っと咲風も気高く言った
そしていざ夜になり、全員が集合された
咲風 「最近横浜市内にある、駅にたくさんの縁果師のようなやつらが出現されている、我々を誘っているのだ」
卯月 「その通り、なので駅にいる一般人を守るため、今回は二人、三人の二つのチームを作り、二人は京急日の出町、三人はJR、地下鉄関内を守ること」
速土 「日の出町に縁果師の出現率が極めて高い…だから血凪様と音蜜ちゃんが行ったほうが…」
っと小さい声で尋ねた
すると、神歌は嬉しそうに言った
神歌 「私もそう思ってるぅ!!」
卯月、速土 「絶対血凪様と組みたいだけじゃん…」
っとツッコんだ
天涑 「僕もそう思っています…」
卯月、速土、神歌、咲風 「え?」
天涑 「関内駅の地下ではとても広くて…守備範囲が広いこの三人がいくのがベストだと思います…」
っと勇気を持って言った
咲風 「流風の言う通りだ…」
っと咲風も納得した
卯月 「おし!じゃあ今日はゆっくり休もう!明日の戦いに備えとかないとね!」
っと卯月は体を伸ばして、呑気で言った
咲風 「おっけー」
速土、神歌、天涑 「はい!」
そして彼たちは立ち向かった、この物語の結末まで…
次編に続く
縁果陵邸 雪方ハヤ(fengA) @fengAsensei
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