「横浜駅戦編」
横浜駅での下調べを終えた咲風はまだあの時の恐怖を忘れない…
咲風 「他人に化かす能力…明日勝てるのか?…」
「ピーーンポーン」
っと誰かが来た
咲風 「はーい」
っとドアを開けると、そこに立ったのは日常服の五月雨だった、普段は髪を上げているが、今日は下ろしていて、普段のクールの姿から少し可愛い様子であり、それを初めて見た咲風は思わず目が離せなくなった
その咲風の視線を気づいた五月雨はちょっと嬉しそうに笑って言った
五月雨 「へへぇーそんなに私のこと見て、私可愛いの?♡」
咲風は少し恥ずかしそうに頬を赤て言った
咲風 「そんなことねぇよ!…なんの用だよ…」
五月雨はさらに攻めた
五月雨 「正直じゃないな〜♡」
咲風はなんだか焦り始めた
咲風 「い…いいから、用があるなら入って…」
そして中へ入ると、さっそく五月雨は咲風家のソファに飛び込んだ
五月雨は幸せそうに言った
五月雨 「ブァー!血凪様の家遠いぃよ!!疲れたな〜」
咲風は少し驚いた
咲風 「意外だな…普段大人しくクールなイメージがあったけど…」
しかし五月雨は反論した
五月雨 「血凪様だって絶対クールなくせに裏で私のことばっか考えてるでしょ?♡」
咲風 「全然大人しくなかった…」
っとツッコんだ
咲風はゆっくりと大人しく言った
咲風 「疲れたのかい?マッサージしてあげようか?」
五月雨は嬉しく驚いた
五月雨 「え?!ほんと?!私最近肩凝りがきついんだよね〜肩揉んでくれる?」
「はいよ」
っと咲風はゆっくりと五月雨に近づき、五月雨が背筋を伸ばして座ると、咲風は後ろに立ち、肩を揉み始めた
五月雨は幸せそうに言った
五月雨 「はぁ〜気持ちぃ!!」
しかし先風は冷たかった
咲風 「言わなくていいって…」
五月雨は心配そうに言った
五月雨 「まだこの前のことで怖がってんの?」
咲風はこれについては同感した
咲風 「あぁ、あの能力は見たこともない…何より…俺の"桜眼"でも見抜けない偽装だ…」
しかし五月雨は気にせずに言った
五月雨 「まぁまぁ!所詮はどうせ偽装しかできない敵かもね〜」
咲風は変わらず暗い
咲風 「そうであると願いたい…」
一方で天涑と神歌では昼間人が多い商店街で…
神歌は疑問を持って聞いた
神歌 「どうしたの?流風くん?最近いつも私のこと遊びに誘うって…」
しかし天涑は相変わらず緊張で話にならない
天涑 「いや…ちょっ…寂しいなって…いや…遊ぶ…神歌さん…」
神歌も流石に少しは察してきた
神歌 「わかったよ!ついてきて」
っと神歌は天速の手を掴んで、とある場所へ連れて行った
天涑 「ちょっ!!」
そして場所につくと、少し広い人がいない場所だ
天涑の顔が赤くなって、小さい声でつぶやいた
天涑 「さっき…神歌さん僕の手を掴んだよね…」
神歌はやる気満々で行った
神歌 「任務前日だから、勝負しよう!私に勝ったらなんの願いでも叶いてやりますよ!」
天涑は驚いた
天涑 「え?!なにことでも??」
神歌 「うん!」
すると神歌は意味深く行った
神歌 「私の"能力"を使えばどんな願いでも叶えてあげますよ…まぁ!流石に新人の流風くんに能力は使わないから安心しな!私の背中をタッチすれば勝ちとしよう!」
すると天涑は今までにないほどのやる気が湧いた
天涑 「お願いします…」
すると、天涑の脳内からある願いが浮かんできた
「神歌さんにほっぺにキスをしてもらう…」
っと思い始めた
そしていざ始めたら、すぐに天涑は神歌の方へ走った
天涑 「必ずタッチして見せる!!!!」
しかし神歌は笑顔で言った
神歌 「そんな速さで無理だよ!」
すると神歌は天涑が出したパンチを左に避け、手を掴み、右手で縁力を貯め、側腹に向かって攻撃した
それを受けた天涑は飛んでいった、地面に叩き落とされたように痛かった
天涑 「ぶぁ!!」
すると、神歌は心配そうに言った
神歌 「ごめん!もっと手加減した方がよかったか…」
「新人だから…」
っと神歌は悪意がなく言ったが、天涑はそれを聞いて痛みを我慢し、立ち上がった
天涑 「本当に願いを叶えてくれるのですか?」
神歌 「うん!でももう無理しない方がいいよ」
しかし天涑は笑った
天涑 「神歌さん…もうこれからは一回も攻撃を受けませんよ…」
神歌は驚いた
神歌 「なぁ?!」
すると、天涑はさっきと同じように突っ込んできた
神歌 「またか…」
っとさっきのように左に避け、右手で縁力を貯めて側腹を攻撃し、天涑はまた倒れた
神歌はほっとした
神歌 「なんともなかったか…」
「縁果螺旋階段…発動…」
っと神歌の脳内に天涑の声が出てきた
神歌 「なに?!」
すると、倒れていた天涑はまた立ち上がって言った
天涑 「ここまで来て…もう神歌さんに勝算はありませんよ…降参すれば能力を解除します」
そうだ、天涑は神歌から食らった攻撃から、縁果師特殊術を習得したのだ
しかし神歌は少し焦り始めて来たが、まだまだ余裕そうにいった
神歌 「私は降参したことがありませんよ…次で決着をつける」
すると、また天涑は同じように神歌に攻撃した、しかし今回神歌はあえて攻撃せず、天涑が隙を見つけたときに前よりもさらに縁力を貯め、攻撃したが、また同じように倒れてた
神歌はあまりにも縁力を込めた攻撃をしたので、少し息が荒くなった
神歌 「これで…いけるでしょ…」
しかし天涑はまた立ち上がった…さっきの傷があたかもなかったように言った
天涑 「だから言ったじゃないですか?…もう僕には勝てませんよ…」
神歌は怖がり始めた
神歌 「なに?!!」
天涑は解説し始めた
天涑 「神歌さんが今攻撃したのは、"過去の僕"です…縁果螺旋階段は相手が二回似たような攻撃をしたときに発動し、その人はその時間内に無限に同じようにループする、」
倒した相手はつまり、前回攻撃した"僕"であるんです、時間は消耗しない、しかし音蜜ちゃん自身の体力だけ消耗され、死んで行き、」
「能力がようやく解除される、まぁ僕が直接解除してもいいけど、神歌さんには勝てたいからね…」
解説を聞いた神歌はあまりにもの恐怖で、思わず膝が地面についてしまって、降参した
神歌 「降参します…この能力が発動すれば…私の能力が発動できなくなってしまう…」
そして天涑は能力を解除し、すぐに神歌の方へ行き、しゃがんで神歌の目を見た
天涑 「立ってくださいよ!!」
すると、神歌はまるで自分の意思でないように、ゆっくりと顔を天涑の顔の方に向かって、ほっぺにキスした
天涑 「あっ!!」
そして意識が戻ったような神歌はすぐに顔を引いた
神歌 「まさか…流風くんの願いは….」
っと神歌の顔が赤くなった
すると天涑は焦り始めた
天涑 「いや!本当に叶えるとは思えなかったんだ!!」
神歌も少し恥ずかしそうに言った
神歌 「私の"能力"でもし流風くん勝ったら無理やり願いを叶える設定にしたから…」
天涑 「神歌さんの能力は結局…なんですか?」
すると、神歌はゆっくりと、口を天涑の耳に近づけ、言った…
一方で卯月と速土らも練習をしようとしている
卯月 「私と奈宵ちゃんとの勝負…確か三十一勝四十三敗だったな〜巻き返してやるぞ!」
速土は微笑んで答えた
速土 「そうですね!でも私の能力は時雨ちゃんの能力と相性が悪いから、実質時雨ちゃんの方が強いよ!」
卯月も仲が良さそうに返した
卯月 「そんなにことないよ〜縁力槽も能力も私このチームで最下位だし!」
そして、卯月は走って、速土へ攻撃しようとする
卯月 「(心の中)奈宵ちゃんに勝つには、接近しなければならない…」
卯月が近づくと、速土もすぐに後ろへ移動しながら、「縁の剣」を発動
無数の剣から卯月は避けながら、「縁の盾」を発動し、攻撃を交わしてる
しかし速土も下がっているため、なかなか距離は縮めない
速土 「(心の中)時雨ちゃんは戦術が得意…目を離してはいけない…」
すると、卯月がいきなり、止まって、足にバリアを貼り、飛んできた一つの剣を速土の方へ蹴った
速土 「な?!」
っと速土の顔にすれっと傷が残った
しかしバリアを足に集中して貼ったため、その後の剣の攻撃に耐えず、無数の剣を食らった
攻撃を止めた速土はすぐに卯月の方へ向かった
速土 「時雨ちゃん大丈夫??」
攻撃を食らった卯月は微笑んで言った
卯月 「大丈夫…よかったー音蜜ちゃんが作ってくれた危機探知バリアでケガを残さなかったー」
速土はまだ心配そうに言った
速土 「今日はもう休もう…明日任務だし…」
卯月は笑顔で返した
卯月 「うん!ありがと!」
そして1日の練習や休みを終え、その日の夜で最後の作戦会議を行なっている
咲風 「おっ!流風くんも特殊術を習得したのか!」
それを実体験した神歌も微笑んで言った
神歌 「結構強いですよ!私が能力を先に解除する前提で、流風くんの能力を発動すれば、もう私の能力が発動できなくなるんだよねー」
咲風も興奮し始めた
咲風 「そうか!!それはすごいね!」
すると、卯月が突然話し始めた
卯月 「明日の配置ですが…安全を考えて、二人一組にする、私と奈宵ちゃんで横浜東口を監視し、流風くんと音蜜ちゃんで西口を監視、"あれ"と藍ちゃんで駅中央部を監視する」
咲風 「ごめん時雨ちゃん…ボソッと俺のことを"あれ"って呼ばないで…」
っと咲風は落ち込んだ
卯月は何事もないように言った
卯月 「じゃあ!今日は解散で!お疲れ様でした〜」
咲風 「無視しないでよん〜」
っと泣いた
そしていざ次の決戦の日、それぞれのチームは各監視場所へついた
天涑 「神歌さん…よろしくお願いします…」
神歌 「ほい!」
っと神歌はなにかを天涑に向かって投げた
天涑 「いちごオレ?」
神歌は微笑んで目をつぶった
神歌 「好きなんでしょ…奈宵ちゃんから聞いたよ…」
天涑は嬉しく言った
天涑 「ありがとうございます!」
一方、咲風と五月雨では…
咲風 「バカな?!?!」
五月雨 「嘘だろ…」
駅中央部にはたくさんの同一人物が現れ、おそらく敵の仕業だ…
咲風 「いや…この程度の偽装は俺の"桜眼"でなんとか見抜ける…」
すると、咲風と五月雨の後ろに二人が現れた
谷衣 「よう!"縁果師"…」
咲風、五月雨 「なに?!」
っと振り返ると、二人の男女がいて、男は身長180あたりのイケメンで、女は162あたりの美女で、まるでカップルのようだった
五月雨 「貴様ら誰だ?」
っと聞いた瞬間相手の女は拳を五月雨に向かって殴った
五月雨 「ぶぁ!」
咲風は心配そうに言った
咲風 「おい!五月雨!」
五月雨は焦って言った
五月雨 「血凪様!これは…縁力です!!」
咲風は驚いた
咲風 「なに?!縁力?!」
すると、相手の男は一回転して、咲風にキックをし、咲風は数メートルほど飛んでいった
咲風 「な?!強い!!!!」
咲風と五月雨は別れ別れになり、それぞれ男対男、女対女になった
咲風は少し弱まってしまい、頑張って言った
咲風 「貴様らは…誰だ?」
谷衣 「俺の名前は谷衣方華(やいかたはな)だ、俺の相方は愛野汐だ、縁果師のお前らを始末するためにきた…」
っといい、男は咲風に向かって攻撃した
咲風は防御したいところだが、相手のスピードに追いつけなく、また攻撃を食らった
咲風 「ぶぁ!!」
谷衣は煽りながら言った
谷衣 「弱いんじゃないか?咲風血凪、縁果師のリーダーとして失格だな…」
すると、咲風は「縁の通り道」の輪っかを出した
谷衣 「バカか?あいつ、なんもねぇ状態で意味ないこと…」
しかしその言葉を言った直後、後悔した、咲風の縁の通り道から無数の剣が飛び出した
谷衣 「なに?!」
咲風 「バカだな…事前に奈宵ちゃんに頼んで縁の通り道に剣を隠しておいたんだ…」
無数の剣の攻撃を食らった谷衣は怒って言った
谷衣 「貴様…宣言しよう…お前の寿命は残り三十秒…遺言を用意しとけ…」
咲風 「なに?!」
っと言った瞬間、谷衣は一瞬で咲風の後ろに行き、思いっきり縁力を込めた肘打ちをした
咲風 「なに!?!!!??」
しかし谷衣は落ち着いて言った
谷衣 「二十五秒…」
咲風が体型を整えた瞬間、谷衣はまた一瞬で咲風の前に移動し、腹に向かって、連打をした
咲風 「ぶぁ!!」
っと咲風は5メートルぐらい飛んでいった
一般人女 「きゃー!!!」
一般人男 「逃げろ!!!!殺人犯だ!!」
っと駅内は混乱し始めた
谷衣 「二十秒…言い残すことを言え…」
っと谷衣は言いながら近づいて来た
咲風は焦り始めた
咲風 「くそ!…うっ…こいつの能力は速いだけの物か?…」
谷衣 「醜いな…縁果師のリーダーはこんなにもの困弱だったのか…チームも守れない…愛する人の心すら意志がない…俺は意志があるからお前より強い…」
しかし咲風は視線が鋭くなり、座っているが、自信たっぷりに言った
咲風 「お前がなんの能力がわからんが…こっちも宣言しよう…お前はそのご自慢の能力で…俺に敗北する…!」
谷衣 「何を言っている!!?残り十秒、限界になるまで叩き込んでやるぜ!!女たらしめ!!」
っと谷衣は今まで以上に怒りを込めて、一発殴ろうとしたが、咲風は異常なスピードで避けた
かっこよく立った咲風は、谷衣を睨んだ
咲風 「お前に見せてやろう…」
「この目に隠されている… "俺の怒り"を!」
っと咲風の左目が光り、金色で蝶の絵柄を持った瞳孔が輝いている
谷衣 「あれは…桜眼?!」
っと咲風は一瞬にして、谷衣の前に突き出し、腹に向かって全力の縁力を出し、谷衣は遠くへ飛んでいった
咲風 「桜眼の能力…それは世間全てを見抜け、世界の"規則"を無視することができる…」
しかし…咲風の後ろには谷衣が…
谷衣 「三十秒が経過した…死ね…」
咲風 「な?!」
っと谷衣は思いっきり拳に縁力を貯め、咲風は飛んでいった
咲風 「ぶぁ!!!!」
しかし谷衣は不機嫌になった
谷衣 「まだ一息が残ってたか…」
っとゆっくり近づきながら言った
谷衣 「愛野ちゃん…この戦いが終わったらデートに行こう…観覧車がいいかな?横浜の風景をじっくり楽しもう…」
っといつのまにか咲風の前に立ち、自分の全ての縁力をかけるぐらい貯めて、咲風に攻撃しようとした…
「縁の通り道…」
谷衣 「な?!」
谷衣が攻撃しようとした頭に咲風の縁の通り道の輪っかができ、拳が輪っか内に入った、そして咲風は自分の手からさらに縁の通り道を形成し、谷衣が攻撃した拳が谷衣に向かって攻撃しようとした
谷衣 「なに??!!縁の通り道を同時に二つを?!」
咲風は大きな声を出して言った
咲風 「リターーンアタック!!!」
っと谷衣は自分の攻撃を真正面に喰らい、谷衣は20メートルほど飛んでいった
咲風は弱々しくゆっくり谷衣の方に向かった
咲風 「お前を倒すために…ずっと縁力を貯めていたんだ…二回"縁の通り道"を発動するためにな!」
谷衣はまるで死に際の人のように言った
谷衣 「クソ…俺の意志が足りなかった…のか?…」
咲風はまるで無傷のようにかっこよく言った
咲風 「この咲風血凪には"座右の銘"がある…」
「時雨ちゃんを愛し…チームを守る…」
谷衣は微笑んで言った
谷衣 「はぁ…意志がなかったのは…俺の方だったのか…」
しかし咲風も笑顔で返した
咲風 「いや…お前は強い…意志もある…」
そして咲風は谷衣の前に立った
咲風 「お前も愛する者がある…しかし俺にもある、リーダーとしてもある…だから、負けちゃいけないんだ…」
谷衣 「ふん…もしかしたら…俺たち、"一緒"かもしれねぇ…」
っといい、最後にスッキリと谷衣の最期を迎えた
咲風 「こいつの能力は…相手の能力をコピーし、ダメージを減少させるか?…直接言われてないから…よくわからんが、こいつは良い敵だったぜ!」
一方、速土の方ではなかなか勝負がつかないが、谷衣が死ぬと愛野にもなにかの共鳴ったように泣き始めた
愛野 「うそでしょ…」
愛野の情緒が不安定になってきた
愛野 「方華くん…負けたの…バカな…私より先にいっちゃダメだって…」
っと愛野の手に持っていた刀が落ち、最後に縁力を貯め、自分の頭に攻撃した
愛野 「方華…私もいくよ!あの世に入ったら…また熱いピザを食べよう!」
っと言い残し、愛野も倒れた
速土 「なんていうことを?…!」
谷衣と愛野は幼馴染だった、幼少期からずっと仲良く付き合ってたが、決して楽な生き方ではなかった…
二人とも10歳ぐらいの時だった
谷衣 「今年の冬…寒い…ね!」
っと谷衣は震えながら言った
愛野 「この服…方華くん着てよ!」
っと心配し、愛野は唯一の上着を谷衣に渡そうとした…
谷衣 「いいよ!汐ちゃんが着て!俺なんか気にすんな!」
っと笑顔で断った
しかし二人はそれを言えるほどの立場ではなかった、今夜を過ぎば、二人は冷死する…
谷衣 「ほら汐ちゃん、僕に抱かせて!そうすれば君はどうにか生き残れる!」
愛野 「いや!きっとなんか方法があるはず!一緒に生き残ろ!」
しかし二人もわかっている、"それ"は不可能だということ…
すると、二人の前にある人が立った
?? 「力が欲しいかい?生き残りたいかい?」
っと謎の人が二人を誘い、二人はその人についていき、縁力の習得をした
?? 「生き残せたから、多少は仕事させてもらう…」
っと言い、その場から離れると
谷衣 「ほら!汐ちゃん!僕今日なんとか仕事して、あの人からお金をもらって、ピザを買ったんだ!一緒に食べよう!」
愛野 「うん!ありがとう!!!!」
しかし一緒に食べると言いながら、二人は譲り合って、結局は谷衣の"気持ち"でほとんどが愛野が食べた、
その思い出が彼女…いや、こいつらの一生の"心"となったのだ…
一方、天涑と神歌では…
天涑 「あの…今回任務終わったら…一緒に食べにいきません?…」
っと恥ずかしく言った
神歌は笑顔で返した
神歌 「いいよ!流風くん奢ってねー」
天涑 「はい!…」
っと返した
すると、外からどんどん同じ偽装人間が駅内に入ろうとする…
天涑 「なに?!」
神歌 「いや!彼らは一般人です…この程度の偽装は私でも見抜けます…」
すると、神歌の右目が光り、金色で蝶の絵柄の瞳孔が輝いてきた
神歌 「"桜眼"…」
天涑は驚いた
天涑 「あの目は?…」
二人の後ろにある人が現れた
古衆 「よう!縁果師殿…」
そして二人が振り返ると、一人の男が腕に縁力を貯め、攻撃しようとする…
天涑は慌てて神歌を庇った
天涑 「神歌さん!僕の後ろへ!!」
しかし…
神歌 「その必要はないね…」
っと神歌は天涑の前についた
古衆、天涑 「な?!」
「神縁・呼人」
っと、神歌の側に一人の姿が現れた、その人は古衆へ向かって突っ込んだ
古衆 「なんだ…ただのごく普通の人じゃねぇか?!」
っと古衆はそいつを攻撃し、殺した
古衆 「雑魚だな…次はお前達だ、俺の名は古衆戦(こすいくさ)、死ぬ覚悟はいいか?!」
しかし神歌は冷静な声で言った
神歌 「哀れな男だね…あんたが今攻撃し、そして始末したのは…」
「あんた自身の"勝算"なのさ…」
古衆 「は?」
神歌 「私の能力は"概念"を人間化することができ、人間化されたものは全て私の仲間となる…」
天涑、古衆 「まさか?!」
っと二人が驚いた
神歌 「つまり、お前は自らの手で自分の勝算を遮ったのだ、」
そして神歌は余裕そうに言った
神歌 「たとえ私がここでゆっくりとミルクティーを飲んでももうあんたは私に勝てない…」
古衆 「黙れこのガキ!!!」
っと古衆が突っ込んでくると、突然神歌の隣に人が出てきて、古衆を首絞めた
古衆 「バカな?!こいつは誰だ…」
神歌は切なさそうに言った
神歌 「ごめん、このまま勝ってもお前が苦しむだけだから、"運命"で直接始末させてもらうよ!」
古衆 「は?」
っと古衆は首絞めた相手を攻撃しても、貫通し、古衆がどんどん意識不明になる
"運命" 「音蜜ちゃんをいじめるな!!」
隣で見てた天涑は驚いて倒れた
天涑 「嘘だろ…あまりにも強すぎるでしょ…本当に…僕が倒した… "神歌さん"なのか?」
そして古衆は倒れ、死亡
神歌は倒れた天涑に手を差し掛かった
神歌 「なに倒れてんだい?♡」
っと笑顔で言った
天涑 「いや…神歌さん…強すぎる…なんでこの前…」
っと怖がって言った
しかし神歌は微笑んで返した
神歌 「私の能力のおかげで常に"運命"くんを出しているけど、この前は手加減で能力を解除したから、負けたんだ!だから能力を解除した上で、流風くんは私より強いの!」
すると、東口の方面から音源弾が発射された
神歌 「集合の合図か?」
天涑 「いきましょ…」
そして、縁果師達は再び集合した
卯月 「血凪、奈宵、音蜜、流風…あれ?藍ちゃんは?」
咲風 「いや、戦闘後ケガですぐに音源弾の方へ向うことができなかったから、先についたと思ってた…」
すると、後ろから声が届いた
五月雨 「ごめん!ごめん!遅れた!敵が厄介だったんだよね…」
しかし咲風はなにかの違和感を感じたが、気にすることなく、作戦会議を始めた
卯月 「外部から偽装人間が出てくることはもう遮ることができない、もうすでに駅内では混乱になっている…」
速土 「しかし…偽装人間に攻撃力はないか…」
卯月も納得そうに言った
卯月 「そうだね…しかし主犯はきっとまた駅内で殺人する、全員中央部へ戦場移転だ…」
咲風、天涑、神歌、速土、五月雨 「はい!」
そして中央部に到着すると、柱の隣に思わぬ人物が倒れていた…
咲風 「な?!!!これは??」
神歌 「嘘だろ??」
速土 「バカな??!!」
卯月 「こいつは??!」
天涑 「五月雨藍??!!」
そうだ…柱の側に倒れてたのは、胸あたりに無数の切り傷が残され、死体になった五月雨だ…
咲風 「ならば!俺達の側にいるのは??」
すると、側にいた偽の五月雨は思いっきり縁力を貯め、咲風の胸を突き刺さった
咲風 「バカな?!時雨!」
卯月も慌てて返した
卯月 「わかってる!バリアはもう敷いてある!」
神歌は怒りを込めて偽の五月雨に突っ込んだ
神歌 「貴様は誰だ!!??」
すると、偽の五月雨がすぐに下がって、姿がどんどん塵になり、こう返した
偽五月雨 「困弱な縁果師達よ…咲風…お前はいずれ、誰一人も守れなくなる…」
「また会おう…」
っと消えていった
咲風は怒りを込めて怒鳴った
咲風 「おい!!!散々逃げんな!!!五月雨を返せぇぇぇ!!!!!!!!」
っと咲風の目にはどんどん涙が流れてきた…
チームみんなも落ち込んだ
神歌 「藍ちゃん…私の桜眼でも見抜けない…」
「仇を打ちましょう…」
っと天涑は落ち着いてみんなに言った
天涑 「僕たちにできることは…五月雨さんの仇を打つことです…僕は絶対あいつのことを許しません…」
卯月 「流風くんの言う通りだ…」
しかし天涑も卯月も、目には涙がこもっていた…
咲風 「待ってろ…貴様…」
そして縁果師チームのメンバーが一人減ってしまって、彼達は次にどういうことをするとか?またしては本当に仇を打てるのか?
次編に続く
ご覧いただきありがとうございました!
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