皇帝の寵愛はだれのもの?

朱宮あめ

後宮の花


 ――後宮。その場所は、花が集う場所だ。誰もが皇帝の寵愛を求め、足を引っ張り合い、甘い美貌で毒を隠す恐ろしい場所。


 そんな恐ろしい場所に、蓮花リェンファはつい二日前から住んでいる。


 蓮花はついこの間まで死にかけていた。

 蓮花は元々、日本の首都、東京で女医として働いていた現代人だった。フライトドクターをしていた蓮花ーーもとい蓮香レンカは、とある救命活動中、ドクターヘリの墜落により死亡した。そして目が覚めたら、この見知らぬ女の園に放り込まれていたというわけだ。


 

蓮花リェンファ様! お待ちください。どちらへ行かれるのです!?」


 夕餉を終えた蓮花がさっそく脱走を図っていると、すぐに侍女の氷水ビンスイに見つかってしまった。


「どこって、ちょっと書物庫に」

 足を止めずに答えると、氷水ビンスイは元々細い目を三角にしながらついてくる。

「いけません! まだお身体が」

「大丈夫よ。熱なんて、汗をかいて放っておけば、そのうち下がるものよ」

「この前それで生死の境をさまよったお方がなにを言います!」

「いやいや……」


 これでも蓮花は元医師だ。ただの発熱ごときで安静にする医師はまずいない。


「ここは娯楽が少ないし、本くらい読んだっていいでしょう。なにも運動したいって言ってるわけじゃないんだから」

「今! まさに走ってるではないですか!」

「それはだって、氷水が追いかけてくるから」

「私のせいにしないでください! あなたはお妃様なんですよ!」

「いいじゃない。私なんてどうせ、名ばかりの妃なんだし」


 そう。蓮花の身分は妃といえど、入内して一度も皇帝のお渡りのない寂しい下級妃だった。


(ま、いきなり知らないおっさんの相手しろとか言われても吐く気しかしないし、お渡りなんてない方がいいけどね)


 蓮花は今、蓮花なりに妃としての生活を謳歌していた。

 毎日勉強さえしてれば氷水に怒られることもないし……ただ、逃げると追いかけられるけれど。その他の侍女もいい子だ。


「とにかく、宮殿で安静にしつつ舞の稽古を……」

「でもね、氷水。私みたいな病弱下級妃のところに皇帝のお通りがあるわけもないし、そんな来るかも分からない日のために日舞やら華道やら勉強したって意味がないと思うわけよ。それに、陛下だって通り一辺倒の妃じゃつまらないだろうし。なにより私は、そんな暇があるならこの時代の医学の本を……」

「……ほう。そうか。そなたは私よりも文書に興味があると」

 

 突然、声が響いた。

 振り返ると、青ざめた顔をした氷水と、見知らぬ男が二人。

 一人は見るからに上等な黄色のほうを着たイケメンと、中性的な顔立ちをした男。


「わお」


(……これは、もしかしなくてもまずい状況なのでは)


 直感で分かった。


「陛下はまさかのジュノン系のイケメンだったと……」

「じゅの? いけめん?」

 

 皇帝が怪訝そうに眉を寄せる。


(おっと、そうか……ここでイケメンって言葉は通じないのか。つかこの人、やっぱり陛下だよな……?)


「失礼いたしました。陛下」


 一応氷水から習った通りの礼をすると、目の前に人が立つ気配があった。


「良い。顔を上げよ」


 皇帝の許しを得て、蓮花はゆっくりと顔を上げる。

 

「そなたは……」


 皇帝は蓮花を見下ろしたまま、口ごもる。どうやら、蓮花は名前すら忘れられているらしい。


(なんと。陛下は自分の妻の名も覚えていないのか。まぁ、一度もお通りがないなら仕方がないのかもしれないけど)

 

「……ホウ蓮花リェンファと申します」

「凰……北魏ほくぎの名族の娘だったな」

「はい」


 一応頷いたものの、

(そうなんだ)

 蓮花も初耳である。


 皇帝はじーっと蓮花を見下ろしている。


(……なんだろう。顔になにかついてたかな)


「身体が弱いと聞いているが、今日は顔色が良さそうだな。だが、あまり無理はするな」

「はい」

「では、また今夜来る」

「はい」


 ちらりと顔を上げると、背後の側近が汚物でも見るような目で蓮花を見ていた。


(おおっと。お付きの方にはめちゃ嫌われてる……私が下級妃だからか?)


 悠々と歩き去る皇帝の背中を見つめ、蓮花は我に返る。

「……ん?」


(ちょっと待って。今夜って、なんだ?)


「ねぇ、氷水。今あの人……今夜って言った?」

「……い、言い、言いました」

「夜ってことはつまり、そういうこと?」

「……そういうことかと」


(これは困った)


 どうやら蓮花は、今夜、二度目の人生で最初の夜を迎えるらしい。


 その日の夜、ちょっと聞き間違いを期待した蓮花だったが、皇帝はしっかりやってきた。

 寝所で二人きりになると、皇帝はうっとりするほど美しい笑みを浮かべて、蓮花を膝の上に乗せる。


(これはこれは……イケメンの膝の上に抱かれるとか、なんのご褒美? って、それどころじゃないか)

 

「……あの、陛下はなぜ、私の元へ?」


 蓮花は下級妃だ。これまで一度も皇帝のお通りもなかった。それなのになぜ、今になってやってきたのだろう。

 

「なぜとは? 妃の元に通うのは私の仕事の一環でもある。蓮花の元へはまだ来たことがなかったからな」


(妃の元に通うのも仕事か……。いいんだか悪いんだか……)


「それより、身体の具合はどうだ?」

「あ、だだ、大丈夫です」


 蓮花は慌てて笑顔を張りつけた。


 蓮花は、転生前の身体は強い方だったし、目が覚めてからは熱を出すこともあまりない。

 昨日は少し熱っぽかったが、氷水が心配するから寝ていただけで、そこまでだるさは感じなかった。

 前の身体の持ち主は病弱だったのかもしれないが、蓮花に遺伝はしていないようだ。


「元気なのは良いことだ。蓮花が入内したときは、とても私と話せるような状態ではなかった。会いに行くと気を遣わせてしまうかもしれないと、行く機会をうかがっていたのだ」と、皇帝は憂い気に目を伏せた。


(そういうことだったのか……勝手に愚帝だと思ってたけど、案外ちゃんとしてるのかも?)


「お気遣い、痛み入ります」

「あぁ。だが、私が来たからといって無理はしなくていい」

「それはつまり……夜伽はいらないと?」

「いや……そういうわけでは……いや、もちろん蓮花の体調がいちばんなんだが」


 直球に訊ねると、皇帝は途端にしどろもどろになる。


(まさか、陛下って案外草食系……?)

 

 蓮花は若干引いた視線を皇帝に送る。

(イケメンなんだから、もっと強引でいいのになぁ……)


 ちょっと期待外れである。


(とはいえ……)


 ちらりと皇帝を見る。


 よくよく見ると、やはり整った顔立ちをしている。

 さらりと流れるような輪郭に、形のいい唇。切れ長の瞳は若干冷たそうな印象を与えるが、表情と口調が柔らかいせいか、ほんの少しでも笑えばそれだけでそこいらの妃はころりと落ちるだろう。

 いい意味でギャップ萌えの男だ。


 蓮花の視線に気付いた皇帝が、さっと目元を桃色に染めた。


「あまりじろしろ見るな」

「あっ、すみません」


(……もしかしてこの人、冷たいというより、不器用? というかシャイ?)


 なんとなく、いじめたくなってくる。


「つまり陛下は、今日は私とお話をするために来訪してくださったのですか?」

「……いや、それは」


 皇帝の目が泳ぐ。


(……ふふん。イケメンに欲情されるのは、悪い気がしないな。そして困った顔、可愛い)


 そっと皇帝の頬を撫でてみる。すると皇帝がハッと息を呑む。


「……蓮花、そなたもしや、分かっていて私をからかっているな?」

「ふふ。陛下は思っていたより可愛らしい方ですね」


 そして、皇帝の肩にするりと手を伸ばす。


「なんだか、無性に陛下のぬくもりが欲しくてたまらないのです」


 わざとらしく甘い声を耳元に吹き込むと、皇帝の肩が揺れる。

 

(今の妃たちに飽きたのか知らないけど、とりあえず現代では仕事が忙し過ぎて、恋愛なんて二の次だったし、今夜は楽しませてもらうとしますか)


「……陛下。今日は私に身体をお預け下さいませ」

「は……?」


 語尾に音符マークが付きそうなほど、蓮花はワクワクしている。


「リ、蓮花……」

「陛下、あーん」


 皇帝の唇をなぞり、開かせる。そして、ゆっくりと覆い被さった。


「え……ちょっ……蓮花!? あっ!」


 その日、蓮花は迷うことなく据え膳を食った。



 ***



 ――翌日。


「蓮花さま。お着替えをいたしましょう」

「うーい」


 蓮花は言われるまま、ばっと両手を上げた。この時代の着物は着方が難しくて分からない。

 

「まったくお妃様なんですから、もう少し気品を……」

「うーん。気品っていってもなぁ。私、元々はただの市民だし」

「よく分からないこと言ってないで、ほら、お着替えですよ。今日はこの淡い桃色の襦裙にいたしましょう。帯は何色がいいですかねぇ……」

「氷水はお着物を選ぶのが好きだよねー」


 帯を選びながら、蓮花は浮き足立つ氷水を見つめる。

 

「蓮花様はなにを着てもお似合いになりますから。蓮花様はお美しいのにそのお身体のせいでずっと機会を逃してきていましたし……素質だけで言えば、正一品にも成りうるお方なのですよ。あなたは」


(まぁ、確かにこの容姿は、我ながら美しいと思うわ)


「……私、頑張るわ。陛下イケメンだったし! 案外妃というのも悪くないものね」

「は……はぁ……」


(とは言ってもなぁ……一度お渡りがあったからって、早々二度目はないか……)

 

 しかしその日の夜、イケメン皇帝は、またも下級妃である蓮花の元へやってきた。


「蓮花。会いに来た」


(なんと)


 懐いた仔犬のような態度で蓮花を見つめるイケメン皇帝は相変わらず可愛い。けれど、蓮花はなんとなく嫌な予感がした。


 案の定皇帝は頬を染め、恥ずかしそうに目を逸らし……。

「今日も、そなたに抱かれたい」

「……おっと?」


 皇帝ははっきりと、抱かれたいと言った。抱きたいではなく。


(……これは、まずい)


 どうやら蓮花は、皇帝の性癖を歪めてしまったらしい。


「……いや、抱いた覚えはないんだけど……」


(ここまで落ちるものですか、皇帝サマ)


「あ、あんなに積極的な妃は初めてだったのだ! その、あ、あんな……」


 どうやら、昨夜の蓮花のアレがお気に召したらしい。


「ちょ、ちょちょ! 陛下、とりあえず中へ」


(朝っぱらから、外で話すようなことではない!)


 興奮気味の皇帝の後ろで、側近の宦官・来儀ライギがげんなりとため息をついていた。

 

「……あの、私よりも四夫人の元へ行った方がよいのでは」

「……そなたは私のことを拒むのか?」


 威圧するような口調ではないが、背後には目を光らせている来儀がいる。


(まずい。首が飛ぶ)


「い、いえ、嬉しいです……けど、私は下級妃ですので、陛下のお立場もございましょうから」

「そうか……そなたは私の心配までしてくれるのか……優しいな」


 時の皇帝は馬鹿なのだろうか。まあいい。その方が助かる。


(まあ、いいや。後宮にいる限り、関係を持てるのは陛下だけ。それなら陛下を懐柔しておけば、私の欲求不満は解消される)


「いえ。申し訳ありません。これは嫉妬です。本当は、陛下が私以外の妃の元へ行くのが少し面白くなかったのです。ですが、私のような下級妃には過ぎた嫉妬でございました」


 蓮花はよよよと嘘泣きをして、上目遣いで訴えてみる。

 

「嫉妬か……蓮花。そなたはなんて奥ゆかしいのだ。なぁ、聞いたか。来儀ライギ


(まったくちょろい男だ……)


「……陛下、しかし、彼女の言う通りでございます。陛下の寵愛が下級妃にあると思われては、かえって蓮花妃の肩身が狭くなってしまうのでは」


(なに!? マジで!? それは困る!)


「ふむ……それもそうだな。そのことについては、これからしっかり考えよう」


 言いながら、皇帝は蓮花の腰に手を回す。


(あぁ、陛下良い匂いー。この際もうどうでもいいかも……)


「ねぇ陛下、今夜は蓮花だけを見てほしいです」

「あぁ、もちろんそのつもりだ」


 皇帝はうっそりと微笑むと、蓮花を褥に押し倒した。



 ***


 

 そんな甘い日々が続いたある日、皇帝の側近宦官・来儀が家臣を引き連れてやってきた。

 

「おや? 今日、陛下はいらっしゃらないのですか」


(ひとりでここに来るとは珍しい)

 

「今後、陛下があなたに会いに来ることはありません」

「どうして?」


 来儀の背後から、ぞろぞろと難いのいい武官やら宦官やらがやってくる。その異様な迫力に気圧されつつも、蓮花は来儀を見上げた。


「あのぅ……これは一体」


(嫌な予感しかしないのですが?)

 

「あなたには貴妃暗殺計画の嫌疑がかかっております。故に、拘束します」


(……は? 貴妃暗殺……?)


 貴妃とは、後宮でもっとも皇帝から寵愛を受けている妃だ。今の貴妃は、美玉メイユー妃。

 ふわふわしたお妃様だが、妃たちの中でもとりわけ聡い方だと聞く。


(もしかして私、美玉妃に陥れられた? 最近美玉妃のところにお通りがないから?)


「連れて行け」

「え? ちょちょ、来儀! 待って待って」


(嘘でしょ!?)


 そして、蓮花は拘束された。


「どーしてこうなるのぉ!?」


 幽閉された簡素な部屋で嘆いていると、来儀が来た。来儀は蓮花を見下ろしてほくそ笑んでいる。


「ちょっと来儀! 私暗殺なんて考えてないよ!」

「あぁ、知ってる。お前はそんな小狡い策を考えられるほど、頭が良くない」


 来儀は能面のように表情のない顔のまま言った。


「なんだとコラ!? 自慢じゃないけど私、前世は医……」

「うるさい黙れ」

「んなっ!」

「あなたは馬鹿ではないが、嘘が下手だ」

「オイコラ。心の声が漏れてますよー。私も一応妃なんですけど。そんな態度をとっていいのかしら?」

「私はあなたを妃とは認めない。あなたは妃に相応しくない。故に適当な罪状を付けて幽閉した」

「はぁん!?」


(美玉妃じゃなくて、コイツが私を陥れたの!?)


「つーか、なんであんたに妃として認められなきゃならないのよ! 皇帝でもないあんたに!」

「私は、皇帝を守るのが仕事だからな」

「私を陥れることが仕事だと!?」

「そうだ。あなたは陛下を誑かす危険な女。陛下は既にあなたに心酔している。このままでは、国が傾く。これ以上、陛下の寵愛を与えるわけにはいかない」


(……なんてことだ)


「……まさかの転生早々首チョンパですか……せっかくイケメン陛下とキャッキャウフフの優雅な生活が待ってると思っていたのに」


 まさかの展開に己の悲運を嘆いたそのとき、

「おいっ! 来儀はいるか!? おいっ!!」

「お、お待ちください、皇帝陛下!」

「どけ!」


 外で皇帝の声がした。相当苛立っている声だ。直後、部屋の扉が全開に開け放たれる。扉の前にいたのは、皇帝だった。


「はっ! 陛下!」


 来儀が慌てて跪く。

 

「来儀! どういうことだ? あらぬ罪で蓮花を監禁するなど、相応の説明をせよ」

「いえ、私はただ陛下のために……。近頃、陛下は蓮花妃に気を傾け過ぎのように思えました。ですので少々頭を冷やしていただきたく……」

「来儀。私から蓮花を奪おうなどとはいい度胸だ。私が妃をどう扱おうと私の勝手。そなたになんの権限があって私から蓮花を奪うというのだ」


 皇帝は分かりやすく怒り狂っていた。


(なんかもう……わけが分からないんだけど。てか、陛下ってば鞭持ってない? え、なに、その拷問器具?)


 皇帝の手に握られた物騒なものを見て、蓮花はゾッとする。

 

「お前にはお仕置きが必要のようだな」

「え……」


 そう言って、皇帝は鞭を振り上げ……。


「あぅっ!!」


 容赦なく来儀を打ち始めた。パチンパチンと肉が叩かれる壮絶な音に、蓮花は思わず目を瞑る。


(なんと哀れな……ドンマイ、来儀。でもこれは、君が悪いよ)


「あっ……はぁ」


 皇帝を思い、行動した家臣の末路を哀れみ、指の隙間から控えめに見ていると、ふと、来儀の異変に気が付いた。


(……ん?)

 

 来儀はなんとも恍惚的な表情で、声を上げていた。


「あっ! も、申し訳ありません! 陛下ぁんっ!」


(うわ……マジか。そっちか)


 来儀は痛がってはいるものの、嫌がってはいない。いやむしろ、喜んでいる。


 つまり、来儀は蓮花が皇帝からの寵愛を受けていることが不満だったらしい。

 

 氷水の話によると、皇帝はこれまで妃たちに溺れるようなことはなかったという。自分より歳下である妃たちが、皇帝の嗜好には合わなかったのだ。

 かくいう蓮花の身体も皇帝よりは歳下であるが、転生前の人生経験を合わせると二倍だ。というか、転生前の年齢は皇帝より上だ。


 本当のところはもちろん生娘でもないし、それなりの知識もある。だからこそ、皇帝の寵愛を得られたのだろう。

 

 そして、

「……陛下のマゾを上回るマゾ側近か……」


(なるほど。私は来儀の欲求を満たすために、いいように利用されたのか)


 来儀は皇帝に尻を突き出しながら、蓮花をちらりと見た。

 

 蓮花は一歩後退る。

 このとき、なんとなく察した。蓮花の敵は後宮の妃たちなどではなく、この変態宦官なのだと。


(この政権、絶対悪政だわ……)


 鞭の音が響く部屋の中で、蓮花は心底嬉しそうに頬を上気させる来儀を見つめながら、この世の先を哀れんだ。

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