第21話
肩を掴まれ、揺すられ。ええそれはもう乱雑に。
揺れる脳で思う。
······なぜだ。なぜ私が会長のサンドバッグ代わりにならなきゃならんのだ。
「Bクラス根絶······赤札根絶······!」
お経を唱えるかのごとくブツブツと呟き始め、とうとう私の中の「ヤバいやつリスト」入りを果たした会長。不名誉な称号おめでとうございます。
······にしても、ホントなんなのこの人······うっ、力強すぎだし吐きそう······
するとパッと手を離され綺麗なカーブを描きよろける私。
し、死ぬ······!
「······っと危ない。大丈夫だった?」
「············」
背中に手を回された手によって地面への落下は無事回避。
「大丈夫だった?」じゃねぇ!原因あなたなのわかってます!?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます