拉致
光の中で目を閉じてそれからどれだけの時間が過ぎたのかわからなかった。目を開くと真っ白な光とは別に様々な形や色があるのを確認できた。しばらくその形や色が何であるか確認しようと眺めていたがどれもこれも見た事のないものばかりで自分がどこにいるのか状況をつかめない。そこで身体を動かそうとした時に自分が束縛されていることに気が付いた。
拘束具の様なモノに縛られている感じはしないが指一本すら動かない。頭を横に向けることもできない。ようやく眼球だけが自在に動くことを確認して呼吸はどうだろうかと自発的に呼吸を試みたが、こちらも思う様にならない。家の布団の中なら金縛りと言うことになるのだろうが、そんな呑気なものではない事は明白だった。
何か助かる術はないのかと思慮をめぐらすと敵である奴らの事を思い出した。
それは今日の夕方の事だった。(現在があれからどれくらいの時間が経った状況なのかわからないので体感で今日といっているが厳密には定かではない)
ちょうどドラッグが無くなる頃なので合成薬物の開発で一攫千金を目指す知り合いの家に向かった。そいつは新しい薬を俺に試して欲しい時は自分の好みのアニメキャラの絵葉書を送ってくる。俺の宛名だけが書かれ差出人の名前もないハガキだ。でも俺にそんなものを送ってくるのはそいつしかいないから俺は察してそいつを訪ねて行くという寸法だ。
携帯電話は持っているものの支払いの都合で頻繁に止められるし、記録が残るのを避けるために普通のバイトくらいにしか使っていないので持ち歩く事もしていない。そいつの名前は関心が無いので忘れてしまったが、かつて闇バイトで知り合った時に自家製の合成薬物を作って一儲けしたいと話していた事で仲良くなった奴だ。だいたいの奴等はその話を聞いた途端に口を利かなくなり距離を置く中で普通に食いついて話しを続けたのは俺だけだったそうだ。俺はそんな知り合いが出来れば安く薬を手に入れられるかもしれないと期待して話に乗ったのだが、それがあいつにはうれしかったみたいだ。
俺のアパートよりずっとおんぼろの奴の家に入るには埃で灰色になって絡み合った自転車二台を避けて日の当たらない細い通路を通らなくてはならない。遠目にアパートの屋根を見れば見事に波打っていて長年の劣化で倒潰寸前ではないかと不安にすらなってくる。こんな家で賃料なんて払う必要があるんだろうかと毎度のように思う。
一番奥の奴の部屋のドアをノックする。新聞受けに入っているチラシの束に新しいものが差し込まれているのを確認した。この前来た時には埃をかぶって白くなったチラシだった。それに湿気を吸っては乾燥してを繰り返してずいぶん汚らしい形状になっていたのを覚えている。こんなところにチラシを突っ込んでいくやつの気が知れないと思いつつも、バイトで一枚ノルマが減るなら俺でも同じことをするかもなと思った。
「おーい、開いてるぞ」奴の声が聞こえた。
合成麻薬なんかを開発している奴にしてはとんでもなく不用心だと思いつつも、まだ一度もそれが銭儲けに繋がっていないのだから誰に狙われるわけでもないかと口元が緩んだ。玄関を開けると四畳半の部屋が二部屋繋がり、二部屋目の窓明かりを背にしてあいつは机にかじりついていた。
玄関と奴への通路だけが開けた部屋を通り抜けて奴の後ろに立って「新しいモノができたんだろ?」と言うと、奴は振り返って満面の笑顔で右横に置いていた小袋を俺に差し出した。「今回のは成功だと思う。一応安全のために一回分の容量を押さえてある。きっと良い感じになるから試してくれ」屈託のない笑顔にため息をつきながら「前回はひどい目にあったからな。毎回お前の人体実験につきあってやってる俺に感謝してくれよな。ま、期待していないのならとうに付き合いも断ってるが、中退とは言え薬学部にいたお前なら何か凄いものを作りそうだと期待しているんだ。上手く行ったら俺はお前のドラッグ開発の相棒って事でよろしく頼むぜ」俺は未来の合成薬物開発者にせめてものおべっかを使って一回分の容量とやらを試してみた。
奴はまるで彼氏が手料理を口に運んで感想を述べるのを待っているかのような目で俺を見ている。自分の身体に神経を集中してその変化を感じようとするが、込み上げてきたのは吐き気だった。呼吸が重くなりテンポが速くなるのを感じながら目を瞑って少しだけ考えた。そしてキラキラと輝く瞳の奴に残りの薬の入った小袋を差し戻して「これはダメだ。吐き気しかしない。」と奴の絶望する表情を予測しつつもそれを言葉にした。
やつの瞳から輝きが消え目尻と眉毛が両サイドに下がるのを見て取ったが俺も奴の薬のせいで酷い目にあっているのだから遠慮する必要は無い。「そうか、また上手くいかなかったか。コストも含めて色々考えてるんだけどな」としょんぼりする奴に「コストを考えるのが間違いだろう、大儲けしたいならまずはちゃんと利くモノを作ろうぜ」と答えながらだんだん視点が合わなくなってきていることと奴の背後の窓の明かりがピンクに見えたり青く見えたりするのを感じながら「すまん、このままだとヤバい。今日はこれで」とだけ伝えて左右の壁に肩をぶつけながら奴の家を後にした。どうせこの先も幸せになれる訳のない人生なんだからせめて心地よく短い人生で終わらせたい。それが俺の生きる希望だ。
あいつが最高のドラッグを作れるようになって俺は破格でソレを手に入れる。なんなら俺が売人になって小銭を稼いでもいい。いや、売人はリスクが高いな。多くは求めずにハッピーに過ごせればそれでいいか。そんな俺の夢があるから奴の夢に付き合っている。でも毎度毎度ハズレばかりだ。とは言え簡単にいくなら俺のようなどん底の人間にチャンスが回ってくるわけがない。金塊を探すのも新大陸を発見するのも同じ。一攫千金は常に命がけだ。そこはちゃんとわかっているつもりだ。酩酊しているようにふらふらになって通りを歩いた。
近くの公園に寄って水飲み場の水をしばらく飲み続けては公園のトイレに行って嘔吐して。そんな事を繰り返し、少しマシになった所でベンチに座って少し目を瞑った。瞼越しに光を感じて真っ赤に見えるが身体はいつまでも船に揺られる様で全く落ち着かなかった。
気が付くと周りは真っ暗で夜になっていた事に気が付いた。何時間ここで寝ていたんだろう……眠り始めた時間も把握していないのでとりあえずふらつく身体のまま公園を後にした。馴染みのドラッグの売人は何人かいるが、今いる場所から近い事と信頼度の高いことから街のクラブによくいる男のところに向かった。こんな日は手堅くいきたいものだ。
まだ朦朧とする感覚が時折蘇ってくるが、何とか平静を装いつつクラブまでたどり着いた。奴はいつもの様に壁に背をもたれてひしめく客を眺めていた。ライトの輝きと揺れる人影の向こうでその姿が消えては現れる。響き渡る音楽とひしめく人に揺すられながらそいつの横に辿り着いた。
目を合わさずに隣に行って疲れた身体を壁にあずけてもたれかかり踊る若者を眺めるフリをして「あるか?」口を極力動かさずに話したその問いに「勿論」と答えながら周囲に視線を走らせているのを感じた。「今日は全く新しいのがある。かなり冴える奴。そっちはどう?安くしとくよ」奴の言葉に俺は口元が緩むのを抑えられなかった。「今日は新作ラッシュかよ」つい呟いたが奴は聞こえてない風だった。この気分の悪い状況だから冴えるヤツは魅力だなと思ってそれを買う事にした。先日のバイトで手に入れた札を受け取ると返ってきたモノは俺が思っているよりも多かった。
驚いて奴を横目でにらむように見ると奴は目を合わさないまま口だけの作り笑いを一瞬作って「今だけ」と早口で答えた後、揺れる人影に消えていった。そのあとしばらく揺れる人影を眺めて妙なヤツがいない事を確認してから俺はトイレにしけこんだ。あいつの妙な薬の影響が抜けきれない感覚があるし、少しだけにしておこうと思いつつ新しく買った薬を試してみた。
それは即座に効果を発揮した、今まで味わったことのない最高の感覚だった。脳が冴えわたる感じでは言葉として不十分だ。空気は澄み渡りその流れすら知覚出来る。全身の感覚が数十センチ延長されたように鋭敏で触れていないものまで知覚出来る様だ。身体の全てが意のままに動かかせる気がする。今ならオリンピックに出ても金メダルを狙えるのではないか。そんな万能感が胸をかけめぐる。心から爽快な気分でトイレから出てみると激しい音楽はスローに聞こえ激しく踊り狂う人の波がチークダンスでもしているのかと思えるほどのんびりした世界に見えた。洒落抜きでこれは最高じゃないか。とんでもない当たりを引いたもんだ。俺は喜びを噛みしめながら元居た場所に戻り、壁に背を預けてスローなダンスを楽しむ人だかりを眺めていた。
そしてあいつが現れたのだ。あまりの驚きに俺は目を見開いた。人混みの中で明らかに異質な数人の男達。客観的には完全に人の姿をしているが明らかに人間ではないと感じる。こいつらは何者なんだ。なぜ平然と人の中に紛れている。俺は好奇心とも怒りとも言えない感情で突き動かされるように人混みを掻き分けそいつらのもとに歩いて行った。
「おい」俺が声をかけたのが音楽にかき消されたのか奴らは見向きもせず話をしている。俺が前に立ちはだかっているのに視線を合わさない。無視しているようにも思えるし、人混みの中で話に夢中になっているようにも思える。しかしあの時、俺は瞬間的に頭に血が上った。人でない何かが人のふりをして人混みに交じって偉そうにしているのがたまらなく許せなかったのだ。
その瞬間俺の拳は全力で振り抜かれヤツのこめかみにヒットしていた。今の俺の力でこれをやれば人間なら殺しかねない。死ななくても一生モノの傷を残すはずだ。殴った直後にそう思ったが戸惑いも後悔もなかった。何故ならこいつは人間ではないから。
俺の拳が入った瞬間、ヤツの下顎だけを残して上顎を含めて頭が吹き飛んだ。そいつの取り巻きが目を見開いたのを確認した次の瞬間、俺は身体を逆にひねりつつ全体重を乗せながら二人目の頬に裏拳をたたき下ろす様に入れていた。そしてそいつも上顎を含めた頭部が吹き飛んだ。頭部を吹き飛ばされた二人を見ると頭があったはずの場所には粘液に覆われたオレンジ色のうろこの様なモノが見えた。黒っぽいラインが入っていてシマヘビを連想した。
二人目の男の上顎より上はかろうじて下あごと右頬の辺りで繋がっていてぶら下がっていた。頭部の断面というべき中身は何か機械の配線の様なモノが沢山飛び出していて、それら配線の先端は透明のジェルのようなモノが球状についておりオレンジ色の頭のあちこちとつながって糸を引いていた。僅かな瞬間だったが、こいつらは一体何者なんだと目をこらして観察すると水平にちぎれて飛び出した平たくオレンジ色のうろこの中に猫の目、いや、トカゲの目がある事に気が付いた。人間の頭で言えば頬骨の辺りになる。人の頭部を失って露わになった上顎は完全にトカゲの様で尖った牙が見えている。こいつらは頭の上に機械を乗せて人間に擬態したトカゲ人間だ。そういえばオカルト好きな知り合いからレプティリアンとかいうトカゲ人間の話を聞いたことがある。こいつらはまさしくレプティリアンだ。そう思った時どこかから女性の悲鳴が聞こえた、
まだ人の姿をしている仲間が頭を飛ばされた二人を隠す様に壁を作っている。逃げおおせようという気なのだ。そう思った俺は残りのレプティリアンにも襲い掛かった。3人目のレプティリアンは俺の攻撃を予見していたため俺の拳を腕で受け流した。そして「戦闘モード〇○○……」と何か呟いた直後に俺にとびかかってきた。その動きはさっきまでとは別人の素早さだった。一瞬で近づいたと思う間もなくヤツの足裏が俺の身体に強烈な蹴りを食らわせる。そう感じて俺は後ろに飛んだ。同時にヤツの足裏が俺の鳩尾を捉え吹き飛ばした。しかし俺も同時に飛んでいたため加速はしたもののダメージは大したことない。そして背中から人混みの中に飛び込んだ。
人だかりがクッションになって倒れる事もなかった。気が付けばその時には俺とレプティリアンを囲んで円形に空間ができていた。取り囲む人だかりの最前列の人達は目を見開き口をあけたまま無言だった。その背後から覗いている人もただ沈黙して状況を見守っていた。その奥の状況がわからない人たちから「何があった?」「喧嘩?」とざわめきが聞こえる。「やばくない?頭吹っ飛んでるんだけど。あれで生きてられるの?」と誰かが言った直後に「警察呼べ!警察!」と男の叫び声が聞こえた。その声で我に返ったかの様にレプティリアン達は頭部を吹き飛ばされた二人をかばう様に囲んで人だかりを掻き分け逃げ出した。
「待て!」叫んで俺も追いかけるが、人だかりの中で腕に自信のあるやつらが俺の行く手を阻んだ。俺が悪人に仕立て上げられている。奴らはレプティリアンだと言うのに。俺は邪魔するやつらを蹴散らしながらレプティリアンを追った。しかし追いついたと思った時にはどこにもその姿は見えなくなっていた。
背後から聞こえる「人殺しだぞ早く警察呼べ!」「もう呼んでるし!」そんな声に「奴らは人間じゃない!」と反論したい衝動にかられたがドラッグをやっている事も含めて捕まっては人生の終わりだと暗い階段を駆け上がりクラブを飛び出した。街の明かりを見た瞬間に俺は自分がとんでもない相手を敵に回したのではないかと気が付いた。人間に化けて生活しているレプティリアンがあいつらだけのはずがない。
人に化ける機械を作れるのだ。映画で見るようなレーザー光線を持っているかもしれないし、もっと凄い武器を持っているかも知れない。ドラッグで鋭敏になっている今の俺なら、自力である程度危険を避けることが出来るだろう。でも薬が切れたら人と奴らの見分けなんかつくわけがない。とにかく逃げ出さなくては。そう感じて夜の街をひたすら走り続け警察の包囲を振り切って家に帰りつきとりあえず必要なものだけ持って外に飛び出したのだった。
そして俺は外に出た途端に白い光に包まれた……
現在に至るまでの経緯を一通り思い出して眼球だけで再度辺りを見渡す。やはり見た事もない明るく白く輝く部屋。全体がアルミ箔の裏面のような壁の部屋だ。窓らしきものがあるが外は真っ暗で何も見えない。そんな機械的な部屋の中で身体の自由が一切利かない。まさかレプティリアンの基地の中なのか。
何も情報の無い中で身動き取れずに藻掻いていると何かの気配を感じた。
それは複数いてゆっくり俺のほうに歩いてくる。そしてそれは俺が殴って機械の頭部を吹き飛ばし鱗の頭をさらけ出したレプティリアンだった。いや、そいつらが俺の殴った同一個体化はわからない。人間の擬態をしておらず全身がオレンジで黒っぽいラインがあちこちに入っている、胴も手足も骸骨の様に細く頭部は驚くほど小さい。なるほど頭の上にヘルメットのように頭蓋骨をかぶせてちょうど人の形に見えるような体つきだ。身体も服を着るように人間の肉体を着れば人間に成りすます事が出来そうだ。
恐怖はなかった。こいつらは人間に擬態できるほどの技術力を持っている。間違いなく人間よりはるかに進んだ技術だ。人間に擬態しているのだから言語によるコミュニケーションも可能だろう。「お前らは一体何者だ」俺の質問に彼らは表情一つ変えずに答えた。そもそも表情を作れる筋肉の構造をしていなさそうに見えるが。
「我々は君たち人類が俗に言うレプティリアンだ」
レプティリアンが答えた。それはわかっている。
「どこから来た、何が目的だ」
特撮ヒーロー何かが言いそうな月並みなセリフだが他に思いつかない。
「我々は古くから君達人類と共にこの地球に住んでいる。ある種の共生者だ」
「そんなはずはない。レプティリアンが人類と共に地球に住んでいるなどと聞いたことがない。」
「当然だ、我々は君達人類と共に生きているがレプティリアンとして人類の歴史に直接干渉することは許されていない。常に人に擬態して人類と接してきた。」
「誰に許されていないんだ。お前たちより上位の者がいるという事か」
「そうだ、君達の言葉で言うなら宇宙先進種族連盟とでも言うべき組織の規約により劣った文明に直接関与する事をゆるされていない」
「つまり……先進国首脳会議のようなものか」
「そんなものよりはるかに厳しい。我々が直接人間を殺すような事があれば我々は監視者により処分される事になる。常に我々も監視されているのだ」
それを聞いて少し安堵した。どうやら俺を殺す気で拉致した訳ではないらしい。
「だとしたら、この縛めを解け。お前らの不利になるだけだろう。」
「命に関わらなければ問題ない」
「死ななければ何をしても良いという事か」
「正確ではないが概ね正しい。人間の拉致は生きたままの解放を条件に許されている。そして人類に影響を与える情報を与えた場合は記憶を消すことも許されている」
「じゃあ記憶を消されてもいいから全部教えろ!何のために地球に住んでいる。人間に化けて何をしている!?」
「人間は我々の食糧だ。しかし直接殺す事がゆるされないため人間の協力者を得て人の肉を得ている。」
「人間の中に協力者がいるだと!そんな馬鹿な!」
「我々は君が考えるよりも古くから地球にいるのだよ。そして多くの人間に擬態した仲間が世界中で社会的に優位な立場にいて君達人類をコントロールしている。勿論直接影響を与えることは出来ないから間に立つ人間の協力者が居るわけだ。そうして世界が動き、君のような弱者が追い込まれて人知れず命を落とす。そんな人間を我々は食料としているのだ。これが君たちの知らない歴史であり世界だ。」
「嘘だ!」
「信じたくなければかまわない。しかし君が我々の擬態を見破った事は我々にとっても重大な問題だ。おそらく薬物により鋭敏になった感覚器官が我々の擬態を嗅ぎつけたと言うことだろうが、どんな作用が働いているのか調べなくてはならない。」
「俺は死んでも口は割らんぞ」
「そう興奮しなくてもいい。我々に許された拘束時間もそろそろ期限だ。だが何度でも調べさせてもらうさ。」
そう言うとレプティリアンは片手を上げて何かの合図をしたように見えた。そして俺は再び意識を失った。
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