第3話 憂国の主人公の美しさ。

私は常々、”イケメン”の描写が難しいと思っていましてね。


女性は様々あるのですが、自分が表現したい男性のイメージに合う言葉が見つからず。


それを目当てに色々読めばよいのでしょうが、まあそこまで重要ではないと思って後回しにしてました。


ですが、出ました。


憂国の主人公、見た目から体から思想から、非常に美しく書かれている!!


なんで細かく書かれているかというと、切腹の前に夫婦の情事があるからです。


裸体について書かねばならぬ。

(私の勢いとしては、「金閣寺を焼かねばならぬ」と同じ感じです)


憂国って書いてるから、思想の話が多いのかと思いきや、それはベースにありつつも、夫婦の人間関係がメインなのですよ。


なんか奥さんもねー。いい人なんですよ。


死ななあかんのかー。そうかー。(ファブルっぽく)ってなりました。


話を戻して。


他の作品のイケメンらしき描写は、そんなにくどくど書かずに、鼻についてだけ書いて、あとは雰囲気と背景で書いてました。


鼻かぁ……


言われてみれば確かに。


鼻がスッとしてれば、整っているように想像できますよね。


最低限しか書いてないのに、想像の方向性を与えるのも凄し。




つづく

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