エリシア(攻撃力99999、防御力99999)あなたネットで私のこと馬鹿にしてましたわね
掲示板ログ
1: 名無しさん
「おい、これ見てみろ。『エリシア!』とかいうクソ小説。マジで読む価値なし」
2: 名無しさん
「タイトルからして地雷臭半端ないんだがw」
3: 名無しさん
「俺、試しに読んでみたけど、1話目でギブアップしたわ。何このセンスない展開」
4: 名無しさん
「キャラが全然魅力ないし、なんか全体的にチグハグ。設定も意味不明だし、読むのが苦痛だった」
5: 名無しさん
「作者は何考えてこれ書いてんだよwセリフ回しとかマジでやばい。中学生の日記かよ」
6: 名無しさん
「つまんね」
7: 名無しさん
「面白い小説見つけようと思ったらこれだよ……時間返せって言いたいわ」
8: 名無しさん
「なんか文章も読みにくいし、キャラが独りよがりすぎて共感できない。全部が中途半端」
9: 名無しさん
「おまけに誤字脱字も多いし、展開もご都合主義すぎる。読んでてイライラしてくるレベル」
10: 名無しさん
「エリシアってキャラ自体がウザいんだよな。しかも毎回しょうもない冒険してるだけだし」
11: 名無しさん
「クッソつまんねえなこれwカクヨムってこういうのがランキングに入るのか?」
12: 名無しさん
「いや、ランキングには入ってないw見つけた俺が悪いのか?」
13: 名無しさん
「名前からして駄作感が漂ってる。期待した俺が馬鹿だった」
14: 名無しさん
「もう読まない。時間の無駄だったわ」
狭いワンルームの一室。
カーテンは閉じ切られ、部屋中にはゴミが散乱している。空のカップラーメン容器、ペットボトル、洋服の山が床に積み重なり、埃が舞う。
部屋の隅、古いパソコンの前に男性が座っている。
彼の顔は青白く、無精ひげが伸び放題だ。ゴミの山に埋もれながら、彼はキーボードをカタカタと打っている。
「クッソつまんねえなこれ……」
彼の指がキーボードを叩き続ける。
モニターには掲示板のログが表示されており、彼は何度も「エリシア!」に対する悪口を書き込んでいる。
「こんな駄作を晒すなんて、どんな頭してんだよ……」
薄暗い部屋の中、彼の顔にだけモニターの光が反射している。彼は満足げにニヤリと笑うと、再び掲示板に向かって悪口を書き始めた。
「時間の無駄だわ、マジで……」
その手は、ゴミにまみれたキーボードから離れることなく、次々と辛辣な言葉を吐き出し続けた。
男性が掲示板に悪口を書き込み続けていると、突然インターホンが鳴り響いた。
最初は一度だけだったが、すぐに執拗に鳴らされる。
「ピンポーン! ピンポーン! ピンポーン!」
彼は一瞬手を止め、インターホンの方をじっと見た。眉間にしわを寄せ、ため息をつく。
「またNHKかよ……」
彼は不機嫌そうに呟き、無視を決め込んで再びキーボードに手を伸ばした。
だが、インターホンの鳴らされ方は次第に激しさを増していく。
「ピンポンピンポンピンポーン!!」
まるで誰かが狂ったように乱打しているような音に、男性は思わず身を乗り出す。顔をしかめ、苛立ちを隠せない。
「なんだよ、うるせえな……」
ついには、その音が耐えられなくなり、彼は渋々立ち上がり、玄関の方に向かった。ドアに近づくにつれ、インターホンの音はますます激しく響き渡る。
インターホンの音が激しさを増す中、男はドアの前で足を止めた。
手を伸ばしてインターホンの受話器を取ろうとしたが、ふと冷や汗が背筋を伝うのを感じた。
誰がこんな時間に?しかも、こんなにしつこく。
「いや、やっぱり居留守だな……」
男は心の中でそう決め、受話器に触れるのをやめた。
そして、そっと後ずさりしながら部屋の奥へ戻る。息を殺し、物音を立てないように注意を払いながら、再びゴミに埋もれたパソコンの前に座り込んだ。
だが、インターホンの鳴り止む気配はない。
むしろ、その音はますます乱暴になり、まるでドアが打ち破られそうな勢いだ。男は耳を塞ぎたくなるのをこらえ、ひたすら震えながら画面を見つめていた。
男がパソコンの画面にしがみつくようにして怯えていると、背後から聞き覚えのない冷たい声が響いた。
「あなた、私のことネットで馬鹿にしてましたわね」
男は一瞬、自分の耳を疑った。
だが、次の瞬間、背筋にゾッとする感覚が走り、ゆっくりと振り返った。
そこには信じられない光景が広がっていた。
網戸がガラガラと開き、外からエリシアがぬるりと部屋の中に侵入してきている。
「だ、だれ!?お前、どうやってここに……!」
男の声は震え、言葉が上手く出てこない。エリシアはそんな彼を冷たく見下ろしながら、一歩、また一歩と近づいてきた。
「あなたが書いた悪口、全部読ませていただきましたのよ。私の小説を『クッソつまんね』とか『読む価値なし』なんて言ってくれましたわね」
エリシアは微笑んだが、その笑顔には温かみの欠片もなく、まるで氷のように冷たい。男はパソコンの前から動けず、ただその場で震えていた。
男は震える手でスマホを手に取り、急いで警察に電話しようとした。
しかし、エリシアは一瞬の隙も与えなかった。彼女の指先から謎の光線が放たれ、スマホは瞬く間に粉々に砕け散った。
「引きこもりニートのあなたが、何も生み出していないくせに、批判は一人前ですわね」
エリシアの声は冷酷で、男を鋭く刺すようだった。
彼は恐怖で足がすくみ、逃げることすらできずにその場に立ち尽くす。エリシアの目は冷たく、まるで何も感じていないかのように彼を見つめていた。
エリシアは手を腰に当て、少し苛立った様子で男を睨んだ。
「わたくしがどれだけ苦労してるか、あなたには分かりませんわ!」
エリシアは、少し言葉を切ってから続けた。
「毎日、ChatGPTに文章を書かせてはコピペして、試行錯誤の繰り返しですわ。簡単なことじゃないのです!」
彼女は胸を張り、さらに一歩男に近づいた。
「ほんなら、てめえがやってみろですわ。私より面白い小説作ってくださいまし!」
男は言葉を失い、ただエリシアの迫力に押されるばかりだった。
エリシアが怒鳴り終わると、隣の部屋から壁ドンが響き渡った。
「うるせえぞ!」
壁の向こうから住人の声が聞こえてきた。
エリシアは一瞬黙り、そしてにやりと笑った。
「お前こそうっさいんじゃ!」
隣の住人に向かって声を張り上げた。
彼女は住人の意思などお構いなしに、さらに言葉を続けた。
「喧嘩しようや、喧嘩!表出ますわよ!」
エリシアは男に鋭い視線を向け、部屋の外に誘導しようとした。男は怯えた表情で、何も言えずにただ立ち尽くしていた。
エリシアは男の腕を掴み、無理やり外に引き摺り出そうとした。
「表出ますわよ!」
勢いよく叫ぶエリシアに、男は抵抗する間もなく引きずられていく。
その騒ぎを聞いた隣の住人がドアを少しだけ開け、何か言いたそうに覗き込んだ。しかし、エリシアのあまりにも強烈な殺気を感じ取ると、すぐにドアを閉め、見なかったことにして去っていく。
外に引き摺り出された男の夜は長く、静寂が戻った廊下に、ただ冷たい風だけが吹き抜けていた。
ログ1:
スレ主:いや、最近エリシアの小説読み返してみたけど、意外と深いな。
回答1:わかる!最初は微妙だと思ってたけど、読み進めるとハマるわ。
回答2:あの独特な世界観、他の小説にはない魅力があるな。
回答3:エリシアのキャラが立ってるよな。あの無茶苦茶さがクセになる。
ログ2:
スレ主:エリシアの小説、再評価の波が来てるのか?
回答1:正直、最初はバカにしてたけど、あれはあれで面白い。
回答2:あれほど痛快なツッコミ入れる主人公、他にいないだろ?
回答3:エリシア!続編希望!
ログ3:
スレ主:エリシア、やっぱ天才だわ。
回答1:わかる。あのカオスさがたまらん。
回答2:批判してたやつ、見る目なかったな。
回答3:エリシア最高!次作楽しみにしてる。
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まじでお前の家に行きますわよ
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