act.3

第6話

気が付けば私たちはバーから上階の部屋になだれ込んでいた。



「や……そんな……そんなに舐めないで」

「ん……止められる訳ない。ずっと、ずっと夢見て来たんだから」


時折音を立てて蜜を吸われる刺激に悶えていた。


熱くねっとりした舌が私の中の溢れる愛液をすくい取っている。


一瞬の内に生温い舌触りからヌッと固い熱が押し付けられた。


「ごめんね、柚希さん。……もう、限界」


グッと挿入り込んで来た圧倒的な質量に背筋が粟立った。


いやらしい音を立ててグイグイ私の中を泳いで行く膨大な熱は私の最奥で止まった。


「……ヤバい……凄く、気持ち……いい」

「はぁはぁはぁ……」

「ずっと……ずっと叶えたいと思っていた野望が──叶った」

「野望…?」

「うん。本当は俺、ずっと前から柚希さんをこうして犯したいと思っていた」

「!」

「それこそ中学生の時から……ずっと、ずっと」

「な……なっ」

「だって好きだったんだ。ずっと、幼稚園の時から柚希さんだけが」

「た、貴央、くん」


クイックイッと私の中で彼のモノが動き私のいい処を擦り付ける。

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