第3話 年相応

2019年2月。マッチングしないまま、1ヶ月が経過した。もうこの頃には、マッチングの事なんて忘れていた。服もブランド物から、カジュアル系とか色々なジャンルがある。年相応の服が良いとWebには書いてあるが、そもそも年相応が何か分からない。分からないことだらけの毎日で、完全に諦めきっていた。

 僕には性格がある。一途と真面目。これを売りに頑張れば良い。一途に思っている男子に需要が無いわけがない。ただそれだけを誇らしく思っていた。

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