はっきり書かれてない部分で解釈が間違ってたら申し訳ないのですが、義姉はきっと自殺だったんだろうなと想像しました。主人公は家族として彼女の寂しさを埋めてあげられなかった、分かってあげられなかった悔しさを抱えていたのかなと。
　でもその喪失感をダリアに求めてしまった。ロボットだと分かっていても姉貴と呼んでしまうけど、ダリアもまた彼の寂しさを埋めてあげることはできなかった。

　ぽっかり空いた穴を無理矢理塞いで、それでも吹き込んでくる隙間風は、とても冷たく感じるものでしょう。……なんだかおかしな例えですがｗ

　最後のロボット視点の描写がなかなかに辛い。主人公が義姉の自殺を止められなかった無力さの投影でもあるのだろうな、と感じました。