第7話 【友達】…?

[あ、美七海ちゃん…ごめんね!私友達と帰る約束してた!]


「え?」


いつからそんな関係になったの?


[美七海ちゃん学校にまだ来ないと思って、今日帰ろうねってなってて、]


やだ、まって汚れる。私の大切な宝石が!!

他の人に取られる、取らせないんだから


「今日だけ、一緒に帰ろ?」


[うーん、そうだね。恋人優先!メールする!]


電車の揺れが凄く身体に感じる。

持ち手にも振動が、音も繊細に聞こえる。


貴方は、私のものなのに何故が、心に穴が空いたみたい、こんなにも近くにいるし、見ているのに何故こんなにも真っ白な世界なの。


「私の家に来ない?」


[美七海ちゃんの!?是非…!]


私は、真っ白の世界に住みたいとは思わない。それならまだ見えない真っ暗な世界がいい。知ってしまったら元には戻れない。


「これ美味しいよの、おすすめ」


そうよね貴方は、なにも警戒なく飲んでくれると思ってた。


[み、美七海ちゃん…?なんだかぼやけて、ど、どうかし…ちゃ、…]


貴方が私の家で眠っている。


こうすれば良かった。ちょっと汚れちゃたな





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