第6話 私の【物】

風を引いて休んでいた…。恋人だけど、

会えないとこんなにも心が苦しいなんて、

ずっと見ていたい。世界が真っ白だよ


2日ぶりに会うなと、教室のドアを開けた。


やだやだやだやだやだ。

そんなの、見たくないよ琴葉。


誰を見てるの、ねぇ、やめて。

別の人なんか見ないで、笑って他の人と話すなんてやめて。お願いだから


「琴葉!!」


[あ!美七海ちゃん!いきなり大きな声でどうしたの?]


「この人誰?」


目をパチパチして、にっこりして言った。


[私ね!新しく友達が出来たの!]


「あ、よろしくね?美七海ちゃん」


なるほどね、そいつもコイツもみーんな

私の宝石を奪おうとしているのね。


許せない。


「琴葉、今日も一緒に帰ろうね、」


[うん!]


良かった。

まだ、貴方は、汚れてなかったみたい

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